鎌倉朝日新聞 (9月1日号 2016年 第450号)

鎌倉朝日新聞社

映画のチラシ


「鎌倉朝日」450号記念

「鎌倉を舞台にした映画上映会」
是枝監督のトークも

「鎌倉朝日」は1979年(昭和54)4月に創刊されました。鎌倉市内と近隣地域の朝日新聞専売店が読者サービスの一環で、住民の身近なニュースを取り上げて報道し、読者の方々の交流の場としての紙面づくりを目指して発行してきました。 創刊当初はタブロイド 4 ページだった紙面、同年12月には6ページに、さらに1年後の4月には8ページに増頁されました。 当時どんなことが記事 になっていたかという と、「鎌倉ロジュマンに子供会、老人会 発足」「鎌倉を野鳥の楽園にと巣箱百個寄贈」「鎌倉のゴミ問題を考えるシンポジウム開催」「鎌倉開府8百年記念祭に多彩な行事」「関東大震災そのとき鎌倉は」……と40年近くたった今と鎌倉の環境や歳時記、市民活動が盛んなことにさほど変わりがないようです。 紙面に見られる変化はというと、情報伝達手段が紙よりネット中心となったことによる紙面構成でしょうか。最盛期は半分近くが広告で占められていたのですが…。紙離れが深刻な問題となっています。周辺地域のミニコミ紙が次々と休刊に追い込まれる中で、今後も発行を継続していけますよう、今後ともご支援ご協力お願いします。 日頃の皆様への感謝をこめて、450号発行を記念した上映会「鎌倉を舞台に撮影した映画Ⅰ、Ⅱ」を催します。
Ⅰ9月6日(火)鎌倉芸術館小ホールで、「そして父になる」などで知られる是枝裕和監督が鎌倉を舞台に四姉妹の生活を通して家族の絆を描く「海街 d i a r y」。
午後の部の上映後、是監督のゲストトークがあります。▼午前の部11時▼午後の部13時45分。
前売・シニア千円、当日1300円。
Ⅱ9月10日(土)鎌倉生涯学習センターホールで、11時~北鎌倉を舞台(小津安二郎監督)、14時20分~華頂宮を舞台に 松田優作と藤谷美和子らの配役で情感豊かに描く「それから」(夏目漱石原作、森田芳光監督)の二本立て。
中間に、映画に因んだサプライズプレゼントがあるのでお楽しみに。鎌倉育ちで芥川賞受賞作家・保坂和志氏のゲストトークもお聞き逃しなく。前売1500円、当日 1700円。チケットは 鎌倉芸術館、 市内の書店、小田急藤沢店、逗子レコードショップで発売中。問い合わせは鎌倉朝日へ。


鎌倉朝日新聞社

鎌倉みほとけ紀行(63)

補陀洛寺 不動明王坐像

8月、お寺は宗派を問わず盂蘭盆施餓鬼会が各寺院で行われ、小衲(私)もこの暑さでバテ気味ですが、部内寺院の施餓鬼会を終えその足で補陀洛寺さまを訪問。この時期ですからお約束もせずお参りだけと思い訪ねましたが、やはりご住職は他のお寺さまのお施餓鬼に出ておられるとのこと。それでも奥様のご配慮で、夕景静かなご本堂に独り般若心経を気持ちよくあげさせていただきました。 さて、本堂右脇には立派な不動明王がこちらに睨みをきかせておられます。像は江戸時代のものとされますが、ここ補陀落寺は源頼朝公の祈願所として知られ、この不動明王は頼朝公の平家調伏の祈?本尊として法を修しておられたと伝えられます。補陀落とは「観音の浄土」を意味するが、人々が浄土のように安心して暮らしていけるように観音さまの不動使者として、不動明王は人々の悪をこらしめ善に導く役目を果たしておられますその顔は険しく怒りの形相は私たちのまちがった心に大声で怒鳴り、剣を突き立て、迷った心の目をさましてくれます。 しかしよくみると口をぎゅっと閉じた感じがなにかを無言で偲んでいるかのように思え、耐えるべき時には耐え、人々の苦しみを一身に受け止めてくださっている力強さと優しさを感じました。不動明王のすさまじい怒りの姿の裏にあるとても深い慈悲を感じとらねばならないのだと痛感。海風薫る青空、境内には大きな百日紅が咲き、湘南鎌倉らしい明るい寺の風情でありますが、歴史的に幾度の災害に遭い「竜巻寺」といわれるが難を逃れた「みほとけ」が逞しく思えます。 「夏草や兵どもが夢の跡」。人間の醜い争い事などどこへやら、補陀落寺の数多の「みほとけ」を参っているとそんな気にさせられた。 寄木造、玉眼、彩色。像高86・8㎝。江戸時代。


鎌倉朝日新聞社

将軍下乗はこのあたりか

鎌倉朝日新聞社

アシヅト(葦苞)=蜷貝が包まれている

鎌倉つれづれ(52)

放 生 会 池田正弘

鎌倉の夏の祭りは素戔嗚尊や大己貴神を御祭神とする祇園社・出雲系統の神社で行われるものが多い。かつて夏のこの時期は人の体力も弱り様々の疫病がはびこった。町内を清め災いをもたらす疫神を地域から追い出すため神輿に神を迎え地域を練り歩く夏のお祭りだ。 秋の9月は鶴岡八幡宮の御例祭が行われる。鎌倉時代には旧暦8月15日に行われ放生会と呼ばれていた。新暦になり9月15日が例祭日とされた。放生会には今と同じく流鏑馬が行われ生類を憐れむ放鳥も行われていたようである。 鶴岡八幡宮の勧請元である京都の石清水八幡宮でも放生会は行われていた。石清水に倣ったのであろう。現在、石清水八幡宮では同じ9月15日に行われている勅祭・石清水祭の中で放生行事として放生川の橋上で胡蝶の舞の奉納と共に祭りの参列者により魚鳥が放たれている。 『とはずがたり』の作者は『鎌倉の新八幡の放生会といふことあれば、事の有様もゆかしくて、立ち出でてみれば、将軍(維康親王)御出仕の有様、所につけてはこれもゆゆしげなり…赤橋といふ所より将軍車よりおりさせおわします折、公卿・殿上人少々御伴したる有様ぞ…流鏑馬、いしいしのまつりごとの作法・有様は、見てもなにかはせんとおぼえしかば、帰り侍りにき。』と維康将軍の行列を見ただけで放生会には参列せずに帰ってしまった。 将軍は赤橋、現在の太鼓橋あたりで下乗していたことがわかる。また作者は村上源氏の血筋で石清水八幡宮を氏神として常々参詣していた。新八幡・鶴岡八幡宮の放生会は、ほぼ石清水八幡宮と同じで見るほどでも無いと帰ってしまったのであろうか。同じように行われていたことが推測される。 放生会の起源は八幡宮の総本宮である九州の宇佐神宮にある。 養老3年(719年)大隅・日向の隼人の乱が勃発し、なかなかに鎮圧が困難であった。翌養老4年に元正天皇は宇佐神宮に勅使を遣わして戦勝祈願を行わせた。託宣により薦池の薦で枕を作りご神体として神輿に納め八幡宮の禰宜辛島勝波豆米が御杖人となって共に遠征した。養老7年(723年)に隼人の乱を征して凱旋した。このとき日向から持ち帰った隼人の首を宇佐神宮から一キロメートル離れた松隈という所に隼人塚を作り祀った。翌年、隼人を殺したので、これに報いるために放生会を行おうとの託宣があった。これが今では仲秋祭と呼ばれている放生会の始まりである。仲秋祭は10月初旬に3日間に亘って行われる。祭典2日目に放生の儀式がある。蜷や蛤を包んだアシヅトを神饌と共にお供えし寄藻川の河口で満潮時に宇佐神宮の御座船をはじめ祭礼参加の各船が斎場に向かう。斎場に着くと御座船上からアシヅトの中から取り出した蜷と蛤を海中に放って儀式は終了する。 鎌倉時代に幕府の御家人は守護・地頭としての赴任地へ八幡宮を勧請し放生会を行った。8月15日・終戦記念日にこの稿を起している。武士が行った放生会が敵として殺傷した御魂を慰めることに起源を持つことは感慨深い。


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車いすの障害者が海を満喫

バリアフリービーチ今年も 鎌倉

「眺めるだけだった海を全身で楽しむ海へ」を合言葉に、障害があり、海水浴をあきらめていた人にも海水浴を楽しんでもらおうと、昨年から市民の有志が始めた「バリアフリービーチ」が今年も7月24日、鎌倉の材木座海水浴場で開かれ、県内外から46人が家族とともに参加し、約150人のボランティアが運営に協力した=写真。 海の家にスロープを設置してトイレやシャワーを車いす対応にしたり、砂浜にベニヤ板を並べて車いす用の通路をつくったりして、砂浜用の車いす、車輪のついたいかだなども用意した。 実行委員会の酒井太郎さんは「20組の募集に46組の応募があったことからも、求められているので、こういった取り組みが他の海水浴場に拡がっていくことを願っている」と話している。


鎌倉朝日新聞社

宵を彩る4百の灯り

八幡宮のぼんぼり祭

鶴岡八幡宮のぼんぼり祭が8月6日から9日の4日間行われた=写真は松原省吾さん撮影。 1938年(昭和13)からはじめられ、今年78回目。鎌倉近在の著名人から寄せられた約4百点の書画がぼんぼりに仕立てられて境内に掲揚され、夕刻になると灯りがともされた。初揮毫は、改修工事が完成した段葛の通り初めをした歌舞伎役者・中村吉右衛門さん、尾上菊之丞さんら。イチロー3千本安打達成、九重親方を偲ぶ絵などもあり、ぼんぼりを眺めながらそぞろ歩きを楽しむ人で連日にぎわった。


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夏休み勉強会

地域住民ら協力

鎌倉・材木座公会堂で7月21日から3日間、「夏休み小学生勉強会」が行われた=写真。 材木座地区社会福祉協議会(渡辺英昭会長)が、同自治連合会、市立第一小学校校外委員の保護者、第一中学校の理科部・美術部の協力を得て2007年から行われ10回目。延べ230人の小学生が参加し、大人や中学生ら約百人が加勢した。 大人たちが電気ウノコギリで切った木材に、子どもたちがトンカントンカンと釘を打ちる音が一日中響いた。竹で作る水鉄砲も好評だった。渡辺会長は「元気な子どもたちの声が聞けてうれしい。夏休み思い出に残るといい」と話していた。


鎌倉朝日新聞社

旧華頂宮邸保全に5万円寄附

宅間ボランティアの会

市民活動団体「宅間ボランティアの会」(前川慎一郎会長・会員約70人)が、8月16日鎌倉市長を訪ね、寄附金5万円を贈呈した=写真。 「鎌倉市景観重要建造物等保全基金」の中の華頂宮邸の保全に役立ててもらう意向。 同会は、鎌倉市浄明寺にある宅間ケ谷住民が課題を話し合う親睦団体として1965年に発足。地域の景観や自然環境を守る活動の一環で、旧華頂宮邸の庭園の清掃や公開日の施設案内、景観ウォークなどを行い、文化の啓蒙にも務めている。



約2百首を奉納

実朝祭短歌大会

神奈川県歌人会の主催の第65回実朝祭短歌大会が8月9日、鶴岡八幡宮直会殿で開かれた。 180首のうち18首が入賞。主な入賞者次のとおり。鶴岡八幡宮賞=松澤昭子(愛川町)▼県知事賞=伊藤浜子(川崎)▼県歌人会賞=金井千露(鎌倉)▼市長賞=内藤美也子(鎌倉)▼市議会賞=青戸紫枝(町田)▼市教委賞=大西久美子(鎌倉)▼観光協会賞=鈴木光子(藤沢)▼商工会議所賞=山本澄子(藤沢)▼現代歌人協会実朝祭短歌賞=大和嘉章(川崎)▼日本歌人クラ) ▼鎌倉朝日賞=浅田慧子(鎌倉)(敬称略)


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木版画 藤本宿

谷戸の風(39)

天皇のビデオメッセージ  山 内 静 夫

去る八月八日午後三時、天皇陛下のお言葉がビデオメッセージという形で放送された。天皇が直接全国民に向けて、心に抱いておられるお気持を語られるということは初めてのことのように思う。 勿論これまでも、阪神淡路大震災や東日本大震災などの大きな災害に際してもその都度お見舞のお言葉を頂いているが、今回のお言葉は、全く別の、陛下がご自身の率直なお心持ちを述べられたという点で誠に画期的なご発言だった。御自ら皇室のあるべき姿についてお考えを述べられるということなど、私ども世代にとっては思い及ぶべくもないことだった。 戦争、しかも敗戦という日本の国家としての大変革を経て、皇室がいかにあるべきか、国の政治が第一に考えねばならぬことを、恐れ多くも、天皇御自身が真先に問題提起されたことは、何という勇気あるお言葉か、私はその時、身動き出来ぬ程の感銘を受けた。 生前退位とかの問題は別にして、人がどう生きるべきか、人間の出所進退というものがどうあるべきなのか、国民ひとり一人が考えねばならぬ問題を、恐れ多くも〝かみごいちにん〟が自ら示されたのだ。公務御多端は、申し上げるまでもないこと、陛下のお言葉にある、「国民に寄り添う」というお気持にそのすべてが現れている。 私の父など、生涯天皇を〝天子様〟とお呼びしていた。時代は変って行く。広い公民館の板の間に、じかに膝をおつきになって、被災者の老人と言葉を交わされる天皇、皇后がおられる国を、私たちは大切にしなければならない。


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『舞姫』出版当時の鴎外=「新潮日本文学アルバム」より

文学つれづれ(143)

『舞姫』と『ファウスト』(13)

鴎外はなぜことさら『舞姫』の主人公の豊太郎をファウストとは正反対の、自らの意志で行動できない「弱い人間」、責任を親友相沢に転嫁してしまう卑怯な人間として描いたのであろうか。 ドイツ留学中の鴎外はもちろん、卑怯でも「弱き心」の持ち主でもなかった。むしろ自らの力を確信するファウスト的自我の持ち主で、エリーゼとのベルリンでの恋愛も『舞姫』とはまったく違った青春を謳歌するようなものだったろう。もちろん近代的自我の持ち虫として二人は愛を育んだのであった。 だからこそエリーゼは日本での愛の続行を信じて日本まで鴎外を追って来たし、鴎外にもまた、近代日本は二人の愛を受け入れてくれるだろうという信頼があった。 しかし帰国途上のパリへの列車の中で、エリーゼを連れて帰ることを上官石黒に告げ、石黒の強い反対にあった時、鴎外はそれが石黒一人ではなく、これから帰ろうとする日本全体の答えなのだということに気づいたのである。その時鴎外はドイツで築いてきた近代人としてのアイデンティティが音を立てて崩れ、自分をどうすればいいか分からないまま日本に帰ってきた。 私には相沢が豊太郎を諫めて言った「この一段のことはもと生まれながらなる弱き心より出でしなれば」という物語中の言葉は、鴎外がエリーゼ問題について苦慮し、周りの者が彼女を何とかドイツに返そうと躍起になっていた時、周囲の誰か、もしかして親友の賀古鶴所から言われた言葉だったと思われてならない。エリーゼのことはお前の「弱い心」が引き起こしたと言われて、鴎外は苦虫をかみつぶしたような気持で自分の「弱い心」と対峙したのである。 まわりの者は俺の心を「弱い心」と言う。しかしその弱さとはいったい何だ。エリーゼとの愛を貫いて近代日本建設の要因としての資格を奪われることも、近代的自我の自覚によって愛したエリーゼを平気で裏切ることも、自由な近代人として真に決断したことにはならない。封建的色彩の色濃く残っている「普請中」(鴎外の短編)の日本で、不決断以外の決断がありうるのか。「弱い心」こそ近代日本の自覚的な心ではないか。開き直ったような気持ちで自らの「弱い心」を見つめる「戦闘的」心の中に、もちろんエリーゼとの愛を貫く決断はもとより、自身できっぱりとエリーゼと別れる決断もできなかった「弱い心」への後悔の念も強くあったのである。 『舞姫』が出版された 当時、恋愛を捨てて功名に走るような「意志弱行にして、精気なく誠心なき」人物をなぜ主人公にしたのかという評論家・石橋忍月の批判に対して、鴎外はシェイクスピアとゲーテの名を挙げて反論している。 「あるべきかあらあるべきか」と悩んだハムレットだって、戀愛のために自殺したウエルテルだって大田豊太郎のように弱い心の持ち主だという時、確かに鴎外は的(まと)を外していない。近代になって人間の歴史の中ではじめて、文学が神や英雄や権力者に対してでなく、自分自身の心に関心を向けた時、ハムレットやウウェルテルのように人間の心の弱さに目が向けられるようになったのである。したがって近代文学は、古代や中世の文學のように英雄ではなく、普通の人間が主人公となった。その意味で後に鴎外が『舞姫』にふれて、『舞姫』は「小なる人物の小なる生涯の小さな旅路の一里塚なるべし」と書いた時、鴎外は『舞姫』こそ近代文学であるとの自負があったに違いない。
(神奈川歯科大名誉教授)


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貝殻や陶器のかけらなど

由比ガ浜で親子が宝探し

今年ブルーフラッグ(国際環境認証)を取得した由比ガ浜海岸に隣接する坂ノ下海岸で、8月3日、親子で楽しむビーチコーミングが行われ、6組18人の家族が参加した=写真。湘南ビジョン研究所〈白石学理事長・会員約60人〉がブルーフラッグの取得条件の一つに挙げられている環境教育の一環で主催。 講師の山田海人さんが「こんな〝お宝″が拾えるので拾ったら尋ねてほしい」と挨拶すると、参加者たちは引き潮の波打ち際を歩き、宝探しに出発した。 1時間ほどかけて集められた、貝やカニの甲羅や足、岩笛と見られる穴のあいた石、骨、陶器のかけらなどが砂浜に並べられ、元葉山しおさい博物館館長の池田等さんらが解説した。 横浜から小学生3人の子を連れて参加した柿澤麗さんは「今まで何気なく見ながら通り過ぎていたものを手に取って何かと考えるのは面白い」と話していた。 鎌倉の海岸は、湾が深いので海底に堆積していた縄文時代の遺跡なども拾えるという。


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「ひと」 大地震への備えを呼びかける

松谷直(まつやただし)さん

東日本大震災から5年が過ぎた。震災当時、各地のガソリンスタンドには長蛇の列ができた。経営するスタンドにも車の列ができたが、ガソリンの仕入れが絶えることはなかった。地元の得意先には配達をした。防災の日を迎え、大地震への備えを改めて呼びかける。 父親が現在の鎌倉市由比ガ浜でガソリンスタンドを始めたのは1960年1月。地元の小・中学校から鎌倉学園に進んだ。「長男として親の仕事を継ぐのが自分の定め」。高校1年生でそう決意した。大学を卒業すると「修業」のため石油販売会社に入った。3年後に父親のもとで家業に励んだ。 スタンドは由比ガ浜と手広の2カ所、葉山に車検、レッカー事業の拠点がある。ガソリンの販売を中心に自動車整備、車や部品販売、損害保険代理店業と幅広い業務を展開する。 東日本大震災では横浜・根岸の精油所が影響を受け、全体に供給不足となった。取引していたモービル系の供給量には問題がなかった。当店は独自にタンクローリー会社と契約していたため、平常より多い仕入れにも対応できた。若宮大路に面した給油所には車の列ができ、鶴岡八幡宮まで続いた。ドライバーは1~2時間待たされた。地元の得意先からは、配達の要望が寄せられた。 こうした声を受け、地元で長年取引がある得意先にはガソリンを配達することを決意。電話をかけ、注文を受け付けた。交通整理をしてくれた近くのバス会社の営業所にも配達をした。「地域の役に立とうとして始めた。多くの人に感謝された」。ガソリンを巡る混乱は1週間ほどで収まった。 震災があった年の5月、鎌倉市倫理法人会に入った。同会は3年前から毎年、東日本支援チャリティーコンサートを行っている。今年6月、第3回を実施。益金50万円を福島第一原発事故で避難生活を送っている子供たちの支援活動をしているNPO「鎌倉てらこや」に贈った。この催しは10年間続ける予定。 今年3月、鎌倉署との間で「災害時における緊急交通路妨害車両の排除に関する協定」を締結。地域貢献の一環である。ドライバーには「ふだんから車のガソリンは満タンにしておいて欲しい」と訴える。「会社の使命は従業員の幸せの追求と地域社会の安心安全に貢献すること」。震災から5回目の防災の日を迎え、決意を新たにする。 昨年9月に鎌倉市倫理法人会会長に就任。鎌倉市大町在住。57歳
文・写真 浅田勁


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健康百科通信(89)

爪水虫治療に朗報です
  皮膚科専門医 三浦 祐理子

爪水虫をご存じですか? 爪が白く混濁し厚くなったり、爪に白や黄色のストライプ模様が現れたりします。爪水虫は痛くも痒くもなく、ただ爪が変形、変色するだけなので病院にかかる程ではないと様子を見ている方も多い病気です。しかし、放置すると他の爪にも感染しますし、皮膚の水虫を繰り返す原因になります。さらに変形した爪は周囲の皮膚を圧迫し、痛みや腫れを伴う細菌感染を引き起こします。 これまで、保険治療で認められている爪水虫の治療薬は、2種の内服薬しかありませんでした。肝障害などの全身的副作用や薬の飲み合わせの問題から、高齢者や他の病気がある方では使いにくいこともありました。最近、爪水虫専用の塗り薬(一般名エフィコナゾール、ルリコナゾールの2種)が発売され、私の印象では約半数の方に効果がありました。今まであきらめていた方、内服までは気が進まないと尻込みされていた方、是非皮膚科にいらしてください。

深沢皮フ科 院長
〒247―0063 鎌倉市梶原1―5―17
0467・45・6241


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山内さん

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藤本さん

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岡さん

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日本映画界2大巨星の足跡をたどる

鎌倉市川喜多映画記念館

【特別展】世界のクロサワとミフネ

監督 黒澤明と俳優 三船敏郎
9月16日~2017年1月15日

映画記念館の館名になっている川喜多長政・かしこ夫妻は、映画作品の輸出入で活躍した映画人。黒澤監督とも親しく同監督作品の海外紹介にも尽力した。1984年には黒澤監督に第2回川喜多賞が、1988年には三船敏郎に第6回川喜多賞が贈られている。深い縁で結ばれた地で開催される本展について、同館の増谷文良総括責任者にうかがった。

映画が輝いていた時代があった

監督黒澤明とは、どのような方ですか。

1910年(明治43)に東京で生まれました。青年時代には画家を志していましたが、1936年に現在の東宝の前身となるP・C・L映画製作所の入社試験を受け、助監督として入社しました。 山本嘉次郎監督に師事して映画製作について学び1943年に『姿三四郎』で監督デビュー、この作品で早くも山中貞雄賞を受賞しました。監督として55年間第一線で活躍し、30作品を残しましたが、全てが力作であり話題作です。

俳優三船敏郎とは。

1920年(大正9)、中国の山東省青島生まれです。先ごろ亡くなった原節子さんと同い年です。戦後、撮影部を志望して東宝を受験しましたが、空きがないとのことで、ニューフェース募集への応募となり、第一期ニューフェースとして合格しました。おりしもその時は後に東宝争議と呼ばれる労働争議が発生して多くの所属スターが退社した時期でしたので、すぐに抜擢され、1947年『銀嶺の果て』(谷口千吉監督)で映画デビューしました。この作品の脚本は黒澤監督が執筆したものです。その後黒澤監督の『酔いどれ天使』(1948年)の主演の一人に抜擢され、一躍スターとなりました。 黒澤監督とは16作品でコンビを組みましたが、生涯に150本もの映画に出演しました。

“俺流”映画作りが世界的評価に

黒澤監督の評価は。

1950年に三船敏郎さん、京マチ子さん、森雅之さん主演で『羅生門』を撮りましたが、この作品が翌年のヴェネチア国際映画祭で金獅子賞に輝き、さらに翌52年にはアカデミー最優秀外国語映画賞を受賞しました。まさにこの作品で黒澤監督が「世界のクロサワ」と呼ばれるようになりましたし、三船敏郎さんを含めて一躍注目される存在となりました。 その後も『生きる』(1952年)、『七人の侍』(1954年)、といった代表作を続けて発表しましたが、1961年に公開された『用心棒』は、時代劇のスタイルを変えたと言われる大ヒット、世界中で影響を受けた作品が沢山生まれました。 『羅生門』以降も1954年には『七人の侍』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞、1958年公開の『隠し砦の三悪人』はベルリン国際映画祭銀熊賞、監督賞を受賞するなど内外から数々の賞を受けた作品群です。

黒澤映画のどのような点が世界中の評価に。

『羅生門』が、日本映画が海外の映画祭で最高賞を受賞した初作品となりましたが、そのテーマ設定や撮影技術のレベルの高さを世界に知らしめました。

映画人への影響は。

ジョージ・ルーカスやスティーヴン・スピルバーグ、フランシス・コッポラなどハリウッドで活躍している第一線の監督たちは深い敬意を抱いているようです。

黒澤監督の映画創りとは。

芸術家として、妥協しない映画作りを全ての作品で実行してきた監督です。そのことで他の日本映画にはないスケールの大きな映画を生みました。 リアリズムを追求してきた監督ですので、追及することで新たな映画表現を生み出してきたともいえます。リアルな表現ということではなく、リアリズムを追及することで生まれる映画的な表現というものを自らの映画製作に結び付けてきたことが非常に重要です。 テーマも、社会と結びついた普遍的なテーマからリアリズムと娯楽性を追求したというのが黒澤映画の原点です。 また、マルチカム方式と呼ばれる複数のカメラを同時に回して撮影する方法。これも『七人の侍』撮影の頃から使用され、『生きものの記録』で本格的に採用されました。

時代劇の三船から世界のミフネに

三船敏郎のその後は。

1965年公開の『赤ひげ』まで、17年にわたり黒澤監督とは16作品でコンビを組みました。1950年公開『羅生門』で注目され、1961年公開『用心棒』と1965年公開『赤ひげ』でヴェネチア国際映画祭主演男優賞を受賞します。1995年に遺作となる『深い河』が公開され、1997年12月24日享年77歳で逝去しました。

世界のミフネと評価されているのは。

『羅生門』の野性味とスピード感に溢れた演技、そして『七人の侍』の菊千代に見るダイナミックな演技とユーモア溢れる姿。さらに『用心棒』で見せた世界でも類を見ない時代劇スターという役柄の存在感でしょう。


上映映画一覧
◎酔いどれ天使 9月19日、21日、22日
◎野良犬 9月23日、24日、25日

◎生きものの記録 10月4日、5日、6日
◎羅生門 10月7日、8日、9日
◎無法松の一生 10月18日、19日、20日
◎蜘蛛巣城 10月21日、22日、23日
◎雨あがる 11月1日、2日、3日
◎隠し砦の三悪人 11月4日、5日、6日
◎どん底 11月15日、16日、17日
◎用心棒 11月18日、19日、20日
◎天国と地獄11月29日30日、12月1日
◎赤ひげ 12月2日、3日、4日
◎銀嶺の果て 12月13日、14日、15日
◎乱 12月16日、17日、18日
◎生きる 2017年1月6日、7日、8日
◎七人の侍 1月9日、11日~15日

シェーン!カムバック

現在開催中の企画展「夢みるハリウッド」(9月11日まで)の最後を飾る上映作品はあの『シェーン』(9月2日、3日、4日)ですね。

アラン・ラッド演じるシェーン=写真=と少年の名セリフで大評判となった作品です。デジタルリマスター版で、美しいアメリカ西部の風景を、お見せできるでしょう。

シネマセレクションは。

「それでも恋するオトナたち」(9月7日~11日)というタイトルで、ウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』とピーター・ボグダノヴィッチ監督の『マイ・ファニー・レデイ』、アイラ・サックス監督の『人生は小説よりも奇なり』を上映します。ハリウッド映画が贈る新しい愛の形を皆さまにぜひご覧いただきたいと思います。

どうもありがとうございました。

鎌倉市川喜多映画記念館
0467・23・2500


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いざっ!!鎌倉てらこや(28)

本気から生まれる深い体験と学び、喜び
?3泊4日の建長寺合宿  上江洲 慎

鎌倉にも記録的な暑さが到来した8月初旬、北鎌倉の建長寺にて『本気de建長寺2016』が開催された=写真。今回で14回目の合宿に子ども98人と大学生、スタッフ約百人が4日間、お寺の生活に取り組んだ。また、大学生が企画した自主イベントの「祭り」では夜の境内に活気と和を生み出した。 お寺の生活では、禅宗ならでは食作法や坐禅、作務(掃除等)に一所懸命打ち込んだ。食事の際には、正座をして一言もしゃべらず、音を立てずに食べることがルール。また食べる前後には「いただきます」の本当の意味を読経と説話を通して学ぶ機会をいただいた。 正直、食作法は厳しい。けれども、それは苦行に耐えることを目的にしているのではない。厳しい作法を通して食に向きあうことによって、その来所に想いをはせ、「食のありがたさ」を、身を通して学ぶことを大切にしている。 どうやれば、規律を強制するのではなく、学びの本質に近づくことができるのか? 和尚さんと大学生の担当者がディスカッションをしながら子どもたちに伝わる方法に磨きをかけた。「できないことが悪いのではなく、出来るようになるために一所懸命取り組むことが大事なのだ」ということを私自身学んだ。これは食事だけではなく、坐禅や作務でも同じことだった。 3日目の夜は、境内で子どもと学生の手作りによる「お祭り」を実施。どんな屋台にするか、アイディアを出して、話し合い、決めて、制作をして、運営する。そのプロセスでは意見のくい違いや上手くいかないことも沢山あった。それでも皆で決めて、出店した屋台。「僕の屋台に遊びに来て下さい!」ひたむきな姿勢でお客さんを呼び込む子どもの姿に「本気」を見た。環境と、仲間と、自らの想いが合わさった時、もの凄い力を発揮する子どもの姿に、未来への希望を感じ、胸が熱くなる暑い夏だった。

鎌倉てらこや事務局
0467-84-9746(平日13~17時)
http://kamakura-terakoya.net/


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パヴロババレエスクール

鎌倉の失われた風景(28)

七里ガ浜のパヴロババレエスクール 島本 千也

1917(大正6)年のロシア革命を契機に多くのロシア人が国外へと避難した。当時ヨーロッパは第一次大戦中で、シベリア鉄道を使って中国のハルピンや上海、日本の神戸や横浜などに避難するロシア人が見られた。 大正7、8年当時、鎌倉の海浜ホテルにも多くのロシア人が滞在していた。「大正六年のロシア十月革命により追放された同国政府の旧要人や資産家階級などの亡命者がこのホテルに長期滞在したため客室は満員となるほど盛況をみたからである。」と『明治屋百年史』に記されている。 1927(昭和2)年、七里ガ浜にバレエスクールを開いたパヴロバ一家もロシアから難を逃れてきた一家であった。上海、横浜を経てたどり着いた土地であった。生徒の中には、歌手尾崎紀世彦の父親の藤田繁、服部智恵子、橘秋子、東勇作、貝谷八百子など、わが国のバレエ草創期の人達が多くいた。大正期の風俗も描いている谷崎潤一郎『痴人の愛』の中に登場するシュレムスカヤ婦人のモデルはエリアナ・パヴロバと考えられる。 エリアナの死後、母と妹はバレエスクールを維持していたが、1955年母ナタリアが亡くなり、1982年には妹ナジデタも亡くなる。建物はしばらく廃墟の姿を残していたが1986年に取り壊された。その後、跡地にはパヴロバ記念館が運営されていたが記念館も閉じられ今はバレエ発祥之地の記念碑のみが残されている。 エリアナ・パヴロバの顕彰と遺品を管理する鎌倉パヴロバ会が由比ガ浜のフリースペース(くるくる)でナジデタ・パヴロバの展示をしているとき、外国人の夫婦が会場に入ってきて熱心に展示品を眺めていた。主催者が恐る恐るどなたですかと問うと、すぐ近くに別荘のあるロシア大使夫婦であった。主催者は予想もしていなかった来客に驚いた。社会主義革命のロシアから逃れて日本へ亡命、バレエの種をまいた一家にとって百年を経た故国の大使との出会いであった。パヴロバ一家の想いが大使夫妻を招いたのではないかと主催者は話していた。


鎌倉朝日新聞社

NPO法人 ミャンマー ファミリークリニックと菜園の会(15)

洪水の緊急支援にご協力を!  名知仁子

皆さんお元気ですか?  現在、エーヤワデー地域のMFCG活動地ミャウンミャ近郊の村々で洪水が起こっております。昨年に続き、洪水の災害の緊急支援を現地のユースのメンバー8人と協働して行っています。在ミャンマー日本大使館でさえ正確な情報が得られない環境下で現地のリアルな状況が伝わってくるのは日頃現地の人々との繋がりを大切にしているからだと有り難く感じています。 8月13日前後から雨季の降水量が増え始め、1部の地域で家が浸水して住めなくなり、その被害が拡大しています。 我々は地元の要請と現地ミャウンミャ県立病院院長との連携で、8月20日から必要物資の支給を開始しました。被災された4つの村、7百世帯、約3500人に食料・米90袋、油247㍑、塩2百袋、雨水を貯めて飲み水として使用するための大きなバケツ=写真、衛生環境を保つための石鹸と石鹸箱各350個、出産直前の妊婦のための自宅で使用可能な安全お産キットなどを手配し、地元の若者8人で構成するCYA(Compassionate Youth Association) の担当のWai Lin Aung 君と連携して現地に届けます。 ミャウンミャでは物資そのものの数を揃えることが困難で、一つの店からまた別の店に聞きながら、物資の購入に奔走しています。これから、下痢や肺炎などの感染症など病気の発生が予想され心配です。特に6カ月~5歳の子どもや、妊婦、授乳中の母親、老人たちの体力と精神的な疲労を考えると心が痛みます。 次は、雨季で服が乾かないため、着るものがないとの要請を受け、衣類と石鹸など健康に配慮した物資の支援を考えています。日本の皆さんのお力添えを頂ければ嬉しいです。どうぞ 宜しくお願いいたします。

(同会代表/医師・気師)

【連絡先】
日本 東京荒川区東尾久8―41―23
03・6807・7499

【ミャンマー】
3G Kanbe Road 6 Ward YankinTownShip Yangon Myanmar
myanmarfcg.info@gmail.com
http://mfcg.or.jp/
https://www.facebook.com/mfcg.or.jp


鎌倉朝日新聞社

『鎌倉山中小庵日記―ちょっと徳する和尚の話』

大下一真 著

鎌倉・瑞泉寺の住持にして若山牧水賞受賞歌人の著者がエッセイ集を出版した。現代版『徒然草』と称され、学生時代の思い出や日常生活の中で和尚が出合った出来事などをユーモラスに綴り、歌も添えている。 山中の寺坊で自然や生きものと共存しつつ、スマホやインターネットなど〝文明の利器〟を使いこなし、素直に生きる和尚の姿勢が伺える。坊さんといえど読経の最中に考えていることは…? 月刊『短歌』2012年5月号から2015年6月号に連載された「日々のいろいろ」に加筆修正した。鎌倉歌壇代表。
1728円 角川書店
03・5215・7821


鎌倉朝日新聞社

『論語の深意』

佐藤敏彦 著

鎌倉市御成町の鎌倉論語会館館長・佐藤敏彦さんが『論語の深意』という題の小冊子を作成した。本紙「鎌倉朝日」に2013年4月?15年12月までの3年間に連載した『論語の教え』の31回分に24項目を追加した55項目をイラスト入りで解説している。 論語全5百項目の中から、著者がこれまで感銘を受けた教え、今後さらに理解を深めて実行しえいきたい教えを選び、関連する孔子の言葉と照合しながらまとめた。教えの深意(真意)を考え理解を深めて、日常生活に活用してほしいという。
千円、鎌倉論語会館発行
0467・50・0303


鎌倉朝日新聞社

だんかづら

名前はモネです。1歳8カ月です。好きなことは、お散歩とご飯を食べること、可愛いって褒めてもらうこと、真奈お姉さんと遊ぶことです。すっかり家族の一員になりました。これからも沢山一緒に遊ぼうね。
笛田 岩本さん方


鎌倉朝日新聞社

画廊・ギャラリー

●東山魁夷・藤田嗣治ほかギャラリー伸(絵画売買)
24・4081

●ギャラリー一翠堂
9月13~19日草野啓利 宙吹きガラス展(写真)、21~27日鎌倉彫装身具展
22・3769


鎌倉朝日新聞社

稽古風景

始めましょう

●鎌倉ギター教室 幼児・小中学生~大人。初心者から個人レッスン。クラシックギター専科・合奏グループ有。水・金・土曜(午後)鎌倉婦人子供会館。
22・2336

●湘南Opera合唱団で歌いませんか?(来年度「カルメン」上演予定)練習は月2回、火曜18時半、鎌倉生涯学習センターほか。年齢、経験不問、楽譜読みから丁寧に指導。見学歓迎!
松井方 25・5990


鎌倉朝日新聞社

栗原武啓さん

き く

▼ワンコイン・コンサート―0歳からのクラシック
10月5日11時半、藤沢市民会館。ピアノとヴァイオリンでピアソラ「リベルタンゴ」など。5百円(未就学児無料)。
藤沢市みらい創造財団 0466・28・1135 ▼「温故知新」スペシャルカルテットライブin建長寺
9月25日16時半、建長寺龍王殿。津軽三味線、尺八、和太鼓と民謡のライブ。4千5百円、前売4千円。
栗原音楽事務所 080・6627・4957 ▼鎌倉芸術館の催し
▽NHK交響楽団 秋の名曲コンサート9月4日16時。下野竜也指揮でヴァイオリニスト小林美樹がN響と共演。ベートーヴェン「交響曲第3番《英雄》」など。5千円~。
▽かまくら名人劇場第31回極みの会「特撰!看板真打の競演」11日14時。柳家さん喬、立川志らくら。3千5百円。
0120・1192・40
▼湘南モーツァルト愛好会例会
9月25日14時、藤沢リラホール。柴欽也と仲間たちのモーツァルト「ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調K452」など。3千5百円。
046・872・1963
▼第6回絃伶会 筝曲演奏会
9月25日14時、鎌倉生涯学習センター。「長月、月を愛で古人を想う」をテーマに「月の宴」など。無料。
根津方 090・4619・8701
▼ギターと歌曲のひととき
9月25日14時、鎌倉市植木の龍寳寺旧石井邸。小松原利枝さんの歌「初恋」、宇賀神昭さんのギター「アルハンブラ宮殿の思い出」など。2千円。
申込は往復ハガキで〒247-0073植木425-16玉縄城址まちづくり会議へ
45・7411
▼新野順子朗読スペース
10月1日14時、鎌倉婦人子供会館。石牟礼道子著『苦海浄土』第二部神々の村より「実る子」など。千五百円。要申込。
新野(「水俣フォーラム」会員)方 44・2981


鎌倉朝日新聞社

阿寒の森

鎌倉朝日新聞社

み る

▼企画展「ひびきあう、清方と文学」
9月3日~10月19日鏑木清方記念美術館。樋口一葉没後120年を記念し、一葉の文学を敬愛した清方の《一葉女史の墓》ほか一葉に関する作品などを紹介。
2百円。 23・6405
▼白鳥保写真展『森の鼓動』
9月27日~10月4日小町のギャラリーやまご( 22・1772)。森の四季の自然の中で北海道から沖縄まで樹々の生きる姿を撮った写真約40点。
▼「国宝 鶴岡八幡宮古神宝」展 9月9日~10月16日鎌倉国宝館。国宝の籬菊螺鈿蒔絵硯箱や古神宝類、鶴岡八幡宮の境内を示したとされる鶴岡八幡宮修営目論見絵図など。4百円。
22・0753
▼川喜多映画記念館
▽企画展「夢みるハリウッド―映画に頬をよせて」9月11日まで。2百円。▽映画9月2~4日「シェーン」千円。▽シネマセレクション7・8・10・11日「人生は小説よりも奇なり」、7・9・10日「マイ・ファニー・レディー」、8・9・11日「ミッドナイト・イン・パリ」千円。
23・2500
▼西村繁男の世界展
9月25日まで県立神奈川近代文学館。和紙と日本絵具を使った独自の技法で数多くの絵本を手がける西村繁男の作品世界を紹介。4百円。
045・622・6666
▼Artists in FAS
10月7日まで藤沢市アートスペース。全国公募で入選した5作家が同館で制作を行う。絵画・立体・インスタレーションなど。無料。
0466・30・1816
▼展示「『かいのどうぶつえん』の夢」
10月10日まで葉山町立図書館。角田元さんが葉山の海辺の貝殻で作った動物たちの展示。
葉山まちづくり協会 046・876・0421
▼映画
▽「辺野古 圧殺の海第2章」9月3日14時、18時、鎌倉恩寵教会。千円。16時15分から藤沢大庭教会牧師・山田啓人さんの話も。
神谷方 080・6542・5329
▽第14回シネマアース チャリティー上映会「わたしはマララ」10日10時半、13時半、JR本郷台駅そばのあーすぷらざ。千円。
金子方 080・5506・2665
▽「レッドクリフⅠ」10月10日14時、鎌倉生涯学習センター。無料。申込は19日までに往復ハガキで〒248-0006小町1-10-5同センターへ。
25・2030
▼第7回HAYAMANトライアスロン
9月11日9時、一色海岸。小学生~一般のトライアスロン(スイム・パドル・ラン)の観戦。
チャレンジアスリートファンデーションwww.facebook.com/cafhayama
▼道工房展Part5
9月6~12日鎌倉生涯学習センター。障害者就労支援事業所「道工房」の美術作品展。12日13時半、ウィーン国際障害者ピアノフェスティバル金賞の月足さおりさんのリサイタル(2千円)も。
道?23・8772
▼「塩田千春 鍵のかかった部屋」展
9月14日~10月10日神奈川芸術劇場。第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で高い評価を得た塩田千春の帰国記念展。9百円。
045・633・6500
▼銀の鈴社の催し
会場は鎌倉市雪ノ下の銀の鈴社。
▽紙で伝える展9月17日~10月2日。▽SNS・ブログなどにも活用できる!共感される文章術講座24日14時。講師は木村文章店の木村吉貴代表。5千円。要申込。
61・1930
▼カナガワビエンナーレ国際児童画展回顧展
9月17日~11月6日、JR本郷台駅そばのあーすぷらざ。1981年から隔年開催の「カナガワビエンナーレ国際児童画展」の第18回展までの神奈川県児童の大賞作品を展示。無料。
045・896・2121
▼第49回内装ふすま表装作品展
10月1~3日鎌倉芸術館。県内の表具師の掛軸・額装・屏風など。無料。
神奈川県表具経師内装協同組合 045・253・2655
▼鎌倉彫装身具展
9月21~27日鎌倉市小町のギャラリー一翠堂。装いを引き立てる鎌倉彫のブローチやペンダント・帯留など約150点を展示販売。
22・3769


鎌倉朝日新聞社

横山幸雄さん

入魂のショパン、ベートーヴェンを

横山幸雄ピアノ・リサイタル

10月10日15時、藤沢リラホール。 ショパン国際コンクールで日本人として最年少で入賞し、文化庁芸術選奬文部大臣新人賞など受賞多数。ベートーヴェンでも高い評価を得ている。ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」、ショパンのバラード第1?4番など。4千5百円、ペア8千円。
同ホール 0466・22・2721


鎌倉朝日新聞社

第60回鎌倉市民文化祭

9月24日オープニングの催し

9~12月の第60回鎌倉市民文化祭のオープニングイベントが9月24日鎌倉生涯学習センターで行われる。 12時、美術と書道のワークショップ。12時半、ファンファーレ演奏。13時、合唱教室。13時10分、囃子と獅子舞など。 【9月の催し】美術・写真合同展9~13日、鎌倉芸術館。書道展16~20日、鎌倉芸術館。鎌倉彫展21~25日、鎌倉生涯学習センター。
市文化人権推進課 61・3872



まなぶ

▼中村天風心身統一法特別講演会
9月3日14時、鎌倉商工会議所。田邉立兵さんの「強く明るく生きる」。無料。天風会鎌倉賛助会
44・4461
▼講演会「地震災害への備え」
9月5日10時、玉縄学習センター。地震時の対応を学ぶ。無料。申込は往復ハガキで〒247-0072岡本2-16-3同センターへ。
44・2219
▼『戦地で生きる支えとなった115通の恋文』著者・稲垣麻由美講演会
9月10日14時半、鎌倉市由比ガ浜の創作和食TUMUGI。飲物付千5百円。要申込。
事務局 050・3473・3977
▼鎌倉論語会館の催し
▽鎌倉論語素読会第二期9月11日~12月25日第2・4日曜全8回、10時。講師は論語の教えを広める会・佐藤敏彦会長他。1回5百円、テキスト無料。要申込。
粟屋方 44・0539
▽易経を学ぶ会10月8日~1月28日第2・4土曜全8回、10時。講師は論語の教えを広める会・香取和之副会長。月2千円。要申込。
香取方 48・5446
▼講演会「比べて語るしぐさの民俗学『奏でる』」
9月11日10時、鎌倉生涯学習センター。民俗学研究家・佐伯仁さんが日本と西洋の「耳と心」を追う。5百円。要申込。
自然環境と人間生活を考える会・渡邉方 090・4710・3790
▼講座「科学で子どもを守る!」
9月13日14時、鎌倉生涯学習センター。科学警察研究所の原田豊さんから、子ども防犯の知識や指導方法を学ぶ。無料。Fで申込。
県くらし安全交通課F045・210・8953 045・210・3520
▼第3回鎌倉同人会講座「鎌倉国宝館と戦争」
9月18日13時半、浄光明寺。市文化財課の金子智哉氏が第二次世界大戦下の鎌倉国宝館の役割を話す。5百円(拝観料別)。Fで申込。
内海方F22・6931 090・3312・6931
▼講演会「脱!!スマホのトラブル―SNS時代の護身術」 9月19日14時、鎌倉市役所。武蔵野大学・佐藤佳弘教授から
、SNSの注意点や上手な付き合い方を学ぶ。鎌倉在住・在勤・在学者。無料。要申込。
市文化人権推進課 61・3870
▼鎌倉書道協会講演会
10月30日14時、鎌倉生涯学習センター。日展作家の本江美穂さんから仮名書道の理解と取り組みについて学ぶ。鎌倉在住・在勤・在学者。無料。要申込。
鎌倉書道協会・山﨑方 44・7917



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(7月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は6月に一般304冊、児童書51冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。
▼「鎌倉時代の足利氏と三河」松島周一著〈同成社中世史選書〉 ▼「「ちいさい隅」の四季―大佛次郎のエッセー」大佛次郎著(神奈川新聞社) ▼「大橋鎭子―花森安治と創った昭和の暮らし 生涯現役を貫いた女性編集者」(三才ブックス) ▼「1945年のクリスマス―日本国憲法に「男女平等」を書いた女性の自伝」ベアテ・シロタ・ゴードン著〈朝日文庫〉(朝日新聞出版) ▼「貧困子供のSOS―記者が聞いた、小さな叫び」読売新聞社会部著(中央公論新社) ▼「海の教科書―波の不思議から海洋大循環まで」柏野祐二著(講談社) ▼「歴史と文化の町並み事典―重要伝統的建造物群保存地区全109」文化庁編(中央公論美術出版) ▼「花と人のダンス―読むと幸せになる花文化50話」川崎景介著(講談社エディトリアル) ▼「ウナギNOW―絶滅の危機!!伝統食は守れるのか?」静岡・南日本・宮崎日日の各新聞社共編(静岡新聞社) ▼「江戸諸國四十七景―名所絵を旅する」鈴木健一著〈講談社選書メチエ〉 ▼「映画を撮りながら考えたこと」是枝裕和著(ミシマ社) ▼「和歌の浦の誕生―古典文学と玉津島社」村瀬憲夫 三木雅博 金田圭弘共著(清文堂出版) ▼「漱石くまもとの句200選」坪内稔典著(熊本日日新聞社)



鎌倉女子大学生涯学習センター公開講座

コース 講 座 名 日 時 料金・申込
狩るものと狩られるものの関係史 2/15・22・3/1水曜3回
10時20分~11時50分
1/16~27
チーズの科学‐製造法~チーズの楽しみ方 11/9・16・30水曜3回
14時20分~15時50分
2,000円
10/9~21
イタリアの冬、クリスマス、年末の料理を学ぼう 2/10・24 10時~11時半
2/17 10~12時 金曜3回
3,000円
1/16~27
暮らしの安全を守るために 11/19・20 13時半~14時半
11/20 10時半~11時半
各回無料
申込不要
『源氏物語』の情景と女君(15) 10/5・11/2・12/7
水曜3回13時半~15時
2,000円
9/5~16
鎌倉幕府の記録『吾妻鏡』(26) 10/13~12/8 木曜5回
13時半~15時半
3,000円
9/12~23
日本の書文化‐書の魅力を探る(6) 12/2・9・16 金曜3回
14時20分~15時50分
2,000円
11/7~18
H I 近代ヨーロッパ絵画の魅力(1)‐新古典主義vs.ロマン主義 12/15~2/16 木曜5回
H 10~12時、I 14~16時
3,000円
11/14~25
ドイツの美術教育に親しむ‐アタシの世界、ボクの世界 1/18・25・2/8 水曜3回
10時20分~11時50分
2,000円
12/12~22
Ciao!! 初級イタリア語(会話編) 10/11~12/13 火曜8回
14時20分~15時50分
5,000円
9/12~23
『万葉集』の歌びとたち(6) 10/3~1/16 月曜10回
14時20分~15時50分
6,000円
9/5~16
ヘロドトス『歴史』の世界(5) 10/13~3/2 木曜10回
10時20分~11時50分
6,000円
9/12~23
女声合唱 10/14~1/27 金曜8回
10時20分~11時50分
5,000円
9/12~23
O P 目と耳で楽しむ音楽史(13)‐ベートーヴェン 10/25~2/21 火曜5回
O10時半~12時、P14~15時半
3,000円
9/26~10/7
アフタヌーンコンサート~クラシックとジャズのひととき 3/5 開場 13時半、公演 14~16時 2,000円
申込不要

◆会場は大船キャンパス(Qは二階堂学舎) ◆申し込みは往復ハガキに希望コース、講座名、〒、住所、氏名・フリガナ、?、性別、年齢明記、Kのテキスト注文は添書き ◆問合せ・資料請求〒247-8512鎌倉市大船6-1-3鎌倉女子大学生涯学習センター 44・2287



お知らせ

●写真展「四季の鶴岡八幡宮」 9月3日鶴岡八幡宮直会殿。公募の写真展。無料。
槐の会 22・0315
●みんなでビーチコーミング 9月10日9時、材木座海岸。鎌倉在住の小学生。無料。Fで申込。
市青少年指導員連絡協議会・森本方 23・1522
▼鎌倉風致保存会の催し
▽家族で栗拾い9月10日10時、十二所果樹園。小学6年以下の子どもと家族(5人まで)。収穫した栗は時価で販売。申込は5日までに往復ハガキで〒248‐0011扇ガ谷4‐29‐1同会へ。
▽みどりのボランティア17日建長寺回春院。要申込。
同会 23・6621
●第47回鎌倉郷土芸能「祭ばやし大会」 9月11日11~14時、鶴岡八幡宮源氏池畔。市内に伝承する祭ばやしを演奏。無料。
市文化財課 61・3857
●被災地の子ども支援バザー 9月17日10~15時、鎌倉市大町の清興建設駐車場。
24・3700
●リサイクルマーケット
9月25日10時半~13時半、笛田リサイクルセンター。リメイク作品の販売も。
鎌倉リサイクル推進会議 32・9094
●点訳基礎講座 10月6日~2月2日の木曜全15回。18時半、玉縄青少年会館。千5百円(テキスト代込)。要申込。
鎌倉市点訳赤十字奉仕団夜間部・木村方 45・3555


鎌倉朝日新聞社

柳家三三さん

おかげさまで開講30周年

朝日カルチャーセンター湘南の講座(有料)ご案内

▽柳家三三落語会10月6日13時15分▽天満敦子「無伴奏ヴァイオリンの世界」10月22日13時▽小山明子「夫、大島渚を看取って」11月12日13時半▽昭和の名曲を歌う10月21日?5回▽大磯迎賓館の名建築と本格イタリアン9月26日▽安保徹「免疫力をつける習慣」12月24日11時。会場は藤沢駅ルミネ藤沢店9階
0466・24・2255


鎌倉朝日新聞社

中秋の名月『大和耕作絵抄』

季節の心④

名月をめでる  佐伯 仁

なぜ月見をするのか…
春の月は〝朧月〟と呼ばれどこか艶っぽいのに対し秋の月は〝仲秋の名月〟と讃美されています。「古事記」には月の神「月読命(ツクヨミノミコト)」の名がみられ、「万葉集」には月に若返りの水の存在を詠んでいます。また「竹取物語」は竹から生まれて月の都へ帰る「かぐや姫」の不思議を語っています。 確かに月は不気味です。闇を明るく照らす光に古代人が魔性を感じたのは当然でしょう。神秘を感じつつも万葉人は、月の動きをダイナミックに詠み、「古今集」は月を静止させて捉えています。 庶民は十五夜の晩、月に供え物をし、畑作の恵みに感謝しました。供え物は「芋(里芋)」のため、仲秋の名月を〝芋名月〟とも呼びました。「芋を煮る鍋の中まで月夜かな 許六」があるように、稲作以前、主食だった芋類をこの夜に供えた背景には信仰心が顕著です。今でも山形では親睦を兼ねて「芋煮会」が継承されています。 一方、庶民を超えた月の宴は、桂離宮で行われていました。夜空を渡る月に風雅な心を寄せた集いでした。月見に信仰心と美意識を並列させた日本人の感性には驚くばかりです。



さんか

▼第4回津波が来る前に高いところへ逃げるプロジェクト
9月3日10時~17時、鎌倉生涯学習センター、由比ガ浜海岸など。防災マップの配布、関東大震災経験者の講演、鎌倉今昔写真の会、逃げ道実験、非常食ランチなど。無料。
実行委kamakurabousai@gmail.com
▼鎌倉てらこや
▽てらハウス9月10・17・24日大船の千里ビル。午前学び、午後遊び。千円。▽陶芸体験11日河村喜史さん宅。2千円。▽朗読体験25日鎌倉中央公園。講師は元アナウンサー中里貴子さん。千円。小中学生と保護者。
84・9746
▼フラワーセンター大船植物園のセミナー
A冬~春に楽しむ草花の栽培9月14日13時半。無料。B洋ラン栽培の楽しみ10月1日13時半。無料。C押し花の色紙作り10月5日13時半。千5百円。D秋の寄せ植え作り10月15日13時半。2千円。E色鉛筆植物画入門「秋」10月22日10時、13時半。2千円。申込はABは当日受付、CDは20日まで、Eは30日までに往復ハガキで〒247-0072岡本1018同センターへ。入園料360円。
46・2188
▼歌のサロン
9月14日14時、鎌倉生涯学習センター。懐かしい歌を歌いましょう。千円。
古川方 22・2131
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ9月17日10時、山ノ内配水池横。
▽山歩き18日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼鎌倉広町チョウ観察会
9月18日9時、湘南モノレール西鎌倉駅か9時半、広町緑地管理事務所前。『鎌倉広町緑地に舞う蝶』の著者・上村文次さんが案内。無料。
上村方 090・7207・2196
▼クリーンアップかまくら
▽海の清掃9月22日9時半、材木座、由比ガ浜、坂ノ下、稲村ガ崎、七里ガ浜、鎌倉高校前、恵風園前、浜上、腰越の海岸。▽まちの清掃25日10時、鎌倉生涯学習センター前、鎌倉体育館前、円覚寺前、大船駅東口・西口。
市環境保全課 61・3453
▼鎌倉史跡めぐり
▽足利尊氏と一族ゆかりの鎌倉10月11・13・17・20日鎌倉生涯学習センター前。浄妙寺、報国寺、覚園寺など。5百円(交通費・拝観料別)。申込は1週間前までにハガキかFで。
鎌倉ガイド協会 24・6548F24・6523
▼鎌倉歩け歩け協会
▽鎌倉の生産緑地を歩く9月24日8時50分、湘南モノレール大船駅ペデストリアンデッキ。5百円。▽10㌔ふれあいウォーク13日円海山の木陰道を行く、20日広町緑地から龍口寺へ。▽5㌔はつらつウォーク6日常盤山縦断。9時50分、鎌倉駅西口。2百円。
090・2633・3715



第36回鎌倉福祉まつり

熊本・東日本の被災地支援も会

9月4日10~14時、鎌倉市福祉センター。
模擬店、バザー、民謡やダンスの舞台、子ども広場、車椅子・点字・手話体験、福祉・リハビリ相談など。熊本地震への募金、宮城県山元町の障がい者施設で作ったケーキやジャムの販売も。
鎌倉市社会福祉協議会 23・1075


鎌倉朝日新聞社

上野千鶴子さん

講演会「わたしの最期の迎え方」

みらいふる鎌倉が交流会も

11月18日14時15分、鎌倉芸術館。鎌倉市老人クラブ連合会(通称みらいふる鎌倉)の講演会で社会学者・上野千鶴子さんが誰もが迎える最期の日に向けた必要な準備などを考える。5百円。市市民健康課?61・3976 ▽第5回三世代交流IN坂ノ下~地引網
11月5日9時半(雨天時12日)、坂ノ下海岸。1家族5百円。
掛札方 23・1359
▽第7回鎌倉市長杯争奪いきいき健康麻将大会
11月13日10時半、鎌倉市福祉センター。2千円。
申込は往復ハガキで〒141‐0031東京都品川区西五反田2-4-2
東海ビル2階健康麻将全国会へ。
03・3495・1877



まつり バザー

▼救急医療週間救急フェア
心肺蘇生法、AED実技、救急車両展示など。
9月3日10~12時、鎌倉市御成町のコペンローカルベース鎌倉前。4日10~14時、鎌倉市福祉センター。7日9~12時、たまや鎌倉手広店。
以上問合せ・鎌倉消防署 24・0119。8・9日13~15時、コーナン鎌倉大船モール。
問合せ・大船消防署玉縄出張所 44・1529
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット9月9日9~15時。雑貨・衣類・手造り品など約20店。
▽骨董市10日8~15時。出店者募集。
片岡方 090・5442・3778
▼森下仁丹 葉山マリンフェスタ
9月4日9~16時、大浜海岸と葉山公園。ステージ、磯遊び体験(10時、無料。要申込)、地元商店のパンやアクセサリーの販売など。
実行委yonosuke-fanfesta@jcom.home.ne.jp
▼くるくる市
9月10日10~15時、葉山町福祉文化会館。衣類、本、食器などのリユースを進める催し。持込みは14時まで、持ち帰り無料。
葉山町環境課 046・876・1111
▼藤沢市民まつり
▽秋葉台会場(秋葉台公園・体育館)9月24日9時半~16時半。地産地消飲食店、フットサルなど。
▽藤沢会場(藤沢駅周辺)24日10~20時、藤沢市歌大合唱、バザーなど。25日10~17時、パレード、ベビーカー大行進など。
▽遊行寺会場24日12~17時。遊行寺プロレス、能楽など。
実行委 0466・55・6883
▼第6回大船to大船渡
9月25日10~16時、大船の芸術館通り。岩手県復興支援産業祭り。コンサート、大船渡の物産展と観光PR、さんま無料試食、大船の商店の露店など。
実行委 080・7082・4687




汚れ落として描く落書き

葉山図書館壁面にアート作品登場

葉山町立図書館壁面に巨大なアート作品が登場した=写真。8月12、15の2日間、町民の発案に町が協力し、高圧洗浄機とステンシル(アクリル板の型紙)を使って汚れを落としながら浮かび上がらせる「リバース・グラフティー」という新しい手法で、海の生き物が壁いっぱいに描かれた。繁華街の壁面などにスプレーで描かれる落書きは「グラフティー」と呼ばれ、迷惑行為とされているが、汚れを落とすことで描く逆転の発想のリバース・グラフティーは、環境問題や平和へのメッセージを表現するものが海外では多く見られる。 昨年から町内の同僚らと構想を練っていた福田敬三さん(42)は「日本ではまだあまり見られないこのアートを葉山から発信したい」と今春、町へ提案。町の理念にも合う取り組みとして政策課と環境課が協力し、人の目にとまりやすい図書館の壁面が選ばれた。幅約25m、高さ約3mの壁面には「本から飛び出した海の生き物」をテーマに大きなクジラと魚、両端には町章が描かれ、通行人にも好評だった。(K)


鎌倉朝日新聞社

福島の被災者を鎌倉に招待

未来・連福プロジェクト

東日本大震災の被災者を鎌倉に招く「建長寺で会いましょう!」の催しが、7月30日から3泊4日で開かれ、福島県双葉町など福島県内から108人が参加した=写真。子どもたちの幸福を願って活動している「未来連福プロジェクト」(齊藤美代子代表)の主催で今年6回目。 福島から2台のバスできた参加者たちは、円覚寺やカトリック雪の下教会、新江ノ島水族館や鎌倉大仏などを観光し、夜は宿泊先の建長寺での歓迎会、交流会を楽しんだ。観光や食事づくり、生活の世話など、中高生、大学生、主婦、医師やカメラマンら総勢約220人のボランティアが協力した。最終日の夜の交流会では、子どもたちが「海で遊んだり、水族館に行ったりして楽しかった」と感想を述べ、「ボランティアの人たちのあたたかな心を忘れない」と双葉町の教員が代表で挨拶した。町民全員からお礼に町民の歌の披露があり、「故郷」を歌いながら涙ぐむ参加者も。 斉藤代表は「まだまだ苦しんでいる人が大勢いるので今後も支援を続けたい」と話していた。


鎌倉朝日新聞社

池子の森で自然体験!

逗子RC55周年記念事業

今年3月から土日限定で開放されている池子の森自然公園の緑地エリアで、子どもたちにいろいろな体験をしてもらいたいと、逗子ロータリークラブ(菊池尚会長・会員51人)は「池子の森から地球の道へ」と題した自然教育プログラムを8月19日に開催した=写真。市と共催した同クラブ創立55周年記念事業で、特別に平日の入園が許可された市内の小学生と保護者約120人が参加。 北海道から富良野自然塾(倉本聰塾長)のインストラクターを招き、地球46億年の歴史を460mの長さに例えたコースで歩きながら、人間がいかに短い間に地球の環境を変えてしまったかを体感するプログラムや、樹木の模様に「顔」を見つける遊び、富良野での植林に使うダンボール製の植木鉢作りなどで、自然を守る心を学んだ。 (K)


鎌倉朝日新聞社

華麗な舞台を披露

3歳児からプロのダンサーまで
スズキ・バレエ発表会

スズキ・クラシック・バレエ・アカデミー(鎌倉市小袋谷・鈴木和子主宰)の第45回発表会が7月28日鎌倉芸術館で行われた=写真。 同バレエの大船・港南台スタジオやカルチャーセンターの3歳から大人までの生徒ほか講師たちが出演し、第3部では、昨年の第30回ヨコハマ・コンペティションのクラシックシニアの部に入賞した田中理紗子さんらが「眠れる森の美女」を踊った。鈴木さんは「子どもたちがバレエで努力することが将来、あらゆる面でプラスにつながっていくと思う」と話していた。
問い合わせ大船スタジオ 0467・47・4343


鎌倉朝日新聞社

鎌倉花めぐり(145)

大らかに咲くチユウキンレン

地か高面らさ70㌢ほどのい茎を直立させて、そ先端に直径約の30㌢の大きな黄色の花を咲かせる「地湧蓮金」チユウキチンレン=写真は光照寺。地面から湧いてき金のハスようなので名づけられた。 バショウ科ムセラ属の亜熱帯性の植物で、中国雲南省原産。別名「チャイニーズ・イエロー・バナナ」と言われる。 花のように見えるのは苞と呼ばれる花弁状の葉で、花は苞の付け根に2㌢ほどの長さで多数ついて、白いめしべを5、6本の雄しべが囲む。花の間をアリが行き来していたので蜜があるかとなめみたが、苦かった。 葉は長楕円形で長さ80~90㌢、花の下に数枚ついているが、冬は枯れてなくなる。「この花は長期観賞できるので、この機会に見にいらしてください」と寺で話している。

小林千穂 文
松原省吾 写真



鎌倉朝日新聞社

鎌倉年中行事

9月

▼十二所神社例祭 3日宵宮。4日例祭。
▼森戸大明神大祭(葉山)7日宵宮祭。8日例大祭、14時御神楽。
▼ぼたもち供養 11・12日。常栄寺(大町)。
▼龍ノ口法難会 11日仏舎利塔平和記念法要。12日法難会。龍口寺。
▼甘縄神明神社例祭 
11日神輿祭。14日例祭。
▼鶴岡八幡宮例大祭 
14日宵宮祭。15日例大祭、神幸祭。16日13時流鏑馬神事、17時鈴虫放生祭。
▼遊行寺開山忌(藤沢)15日13時半すすき念仏会。21~24日秋季開山忌。
▼面掛行列 17日宵宮祭。18日正午例祭、13時鎌倉神楽、14時半面掛行列。御霊神社。
▼松葉ヶ谷法難会 27日14時。安国論寺。
▼人形供養 10月2日13時。本覚寺。9月中受付。


プロムナード

鎌倉文士の一人でもある川端康成。都心から少し離れただけで、自然を感じることができることを鎌倉の魅力の1つに感じていたそうです。夜警のために静まり返った深夜の鎌倉を1人で歩いていたこともあるようで、静かな状況の中で自然を満喫することで充実した執筆活動に取り組んだのかもしれません▼最近、ゲームの影響もあり「歩きスマホ」が社会問題として話題になっています。歩きスマホをすることで、誰かと一緒に散策をしていても会話や周囲の風景を楽しむことが難しいのではないかと感じてしまいます▼歩きスマホを楽しむ人が、川端康成が感じていたような鎌倉の魅力に気がつくのはどのようなタイミングなのか興味深いです。   (N)


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