鎌倉朝日新聞 (9月1日号 2023年 第534号)

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建長寺仏殿前のブロンズ模型の樹脂製試作品

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ユニバーサル絵本の本棚の前で点字を打つ大下さん

建長寺仏殿前にブロンズ模型設置

ユニバーサルデザイン絵本から発展
 ~誰もが尊重され共存する社会の実現に

透明点字シート付ユニバーサルデザイン絵本の製作、貸出を行っている「ユニバーサル絵本ライブラリー・ユニリーフ」(大下利栄子代表)が鎌倉の建長寺に仏殿を再現したミニチュアブロンズ模型の設置を目指している。 ユニバーサルデザイン絵本は、目の見える子供用の絵本と、目の見えない子ども用=点字の絵本を一冊にしたもの。 2008年に大下さんが発祥のイギリスから本を取り寄せ、それを見本に、市販の絵本を解体し、透明シートに本文を点字で打ち、見開きごとにはさんで再製本した。そして目の見える子も見えない子も、同じ絵本で感情を分かち合うことで、誰もが尊重され共に生きていく社会の実現に貢献しようと、同団体を設立。15年間で手作り絵本は約1200冊を超え、個人や学校に無料で定期貸し出しする郵送貸出図書室として、貸し出し数は年間延べ1800冊に及ぶ。2019年に子育て・家族支援部門で内閣総理大臣賞を受賞している。 ブロンズ模型製作のきっかけは、2014年、ポルトガルを旅行し、世界遺産の「ベレンの塔」を訪れた際、塔の前に置かれたミニチュアブロンズ模型に出合い衝撃を受けたこと。これなら全盲の娘も建物の形が手で触ってわかり、思い出を共有できると確信した。「日本にもほしい」と考え、絵本の活動の支援団体が鎌倉市と繋いでくれた。同市は「観光のユニバーサル化」とも呼べる趣旨に共感し、建長寺を仲介。お寺の同意のもと、仏殿前に仏殿の1/50サイズのブロンズ模型を設置することになった。模型や台座、案内説明版、試作費用、諸経費などをクラウドファンディングで集めることに決め、500万円を目標に6月から7月下旬まで行った。集まった支援総額は654万5千円。さわるための精巧模型は制作工程が複雑で複数の業者が関わり試作も多数必要となる。経費はまだ100万円以上不足しているという。さらなる寄付を募集している。 完成は来年3月を予定。除幕式も行う。 大下さんは、「絵本は主に視覚障害者のためだが、ユニバーサル模型は、福祉にこだわらない。楽しい場所で障害者だけでなくみんなが楽しめ、障害者の理解にもつながると思うので、ぜひこの建長寺のブロンズ像を第1号として広げていきたい」と話している。
問い合わせ「ユニリーフ」 046・897・6213


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事前防災アプリ「ずし防くん」

商工会が小学生と制作

逗子の小学生たちが作り上げた事前防災アプリ「ずし防くん」が、防災の日にあたる9月1日に公開される。 逗子市商工会女性部が地域の安全をめざす「ハッピープロジェクト」の一環として、小学生を対象とした事前防災アプリの開発を行った。制作には逗子市立小学校5校の15人があたった。児童たちは7月からチームで学区内の危険箇所の実地調査を行い。校区ごとの特色を生かして海側の校区では津波避難、山側の校区では土砂災害への注意喚起、避難所の情報などをまとめた。 アプリは市の全図から各校区に分かれた拡大図へ連動し、現在地をクリックすると5分以内に到着できる津波災害からの避難場所や、避難所情報などが表示される。 8月17日に商工会館の会議室に集まった久木小5年生の3人はパソコン作業に没頭=写真。危険箇所をマークするのに苦労したという織田しのぶさん(11)は「どこに逃げたらいいかわからない人に安心してもらえる」。同商工会の北川淡美さん(51)は「家族で防災について話し合うきっかけにしてほしい」と呼びかける。 9月18日に横浜国大で開かれる内閣府主催の「ぼうさいこくたい2023こどもかいぎ」にも登壇。関東大震災から百年の節目にあたる国内最大級の防災イベントで今回の取り組みを発表する。
アプリのダウンロードはQRコードから。鎌倉朝日新聞社


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鎌倉みほとけ紀行(135)

称名寺・長浜観音像

9月1日は防災の日、関東大震災が発生した日で私たちが自然災害等の心構えをすることを目的として制定されました。 さて、今回の「みほとけ」は横浜市金沢区の称名寺金堂に安置される聖観音菩薩立像です。ごらんのように愛らしい素朴なお顔で、彫り込んだ像にはない温かみのある観音像です。 実はこの観音像はとても頼もしい存在なのです。昔、富岡と柴の境にある長浜は「長浜千軒」といわれるほど栄えた漁村で、村には長浜観音さまがあり漁師はいつもお参りしていたそうです。 しかし、1311年(応長元年)当地を襲った大津波によってこの観音像は金沢の海に流されてしまいました。そして36年後の1347年(貞和3)、柴の漁師が投げた網になんと観音像がかかり海中から救い出されたのです。やがて観音像は称名寺総門(現、赤門)脇の丘の上に建てられた観音堂「福聚海寺」に安置。人々は「貝付き観音」「海中出現観音」と称して厚く信仰されました。 当時、津波の被害は大きいものの村人には一人の犠牲者も出ず、村の人々は観音さまが身代わりになった霊験仏として崇めました。功徳高き観音像はいまも「長浜観音」(現、称名寺金堂安置)としてお参りは絶えないそうです。 長浜観音の復活の精神と、その穏やかなお顔に隠された不屈の精神、困難に立ち向かおうとする元気をいただけました。
木造、一木造り、像高93・4cm。鎌倉時代。


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「ひと」
鎌倉市教育長に就任した

高橋 洋平(たかはし ようへい)さん

〝米国カリフォルニアに雰囲気が似ている〟というのが鎌倉の第一印象だった。自然も文化も豊かで、多様で有能な人たちがいる。教育委員会制度の調査のためサンフランシスコに2年間赴任したときと、印象が重なるという。 8月1日の着任。昨年、文部科学省を退職し、コンサルティング会社の教育チームを立ち上げた。そのなかで鎌倉市の教育プロジェクトを手伝った。岩岡寛人・前教育長とはもともと文科省の同僚。2代続けて同省出身の若手教育長だ。 鎌倉市では、すでに市内の小中学校の全教室に、電子黒板「未来タッチ」がある。すべての児童・生徒に、Wi-Fiがなくても使えるiPadも配っている。コロナ禍で、自宅でも学べるよう整備が進んだ。 文科省では、教育分野のデジタル化を進める「GIGAスクール構想」を担当した。その目から見ても、全国のトップランナーだ。 「ⅠTによって学びを保障する段階から、使っていく段階へ。さらに、それぞれの子どもにあった学び方を実現する段階に入った」 着任前に、市内の中学校に映画監督を呼んで、各生徒が時候の挨拶の映像をつくる、というプロジェクト型授業の視察をした。こうした、義務教育で想定されていない経費を賄うため、ふるさと納税の仕組みを使って3年前に始まったのが「鎌倉スクールコラボファンド」。今年度も寄付を募り、それ以外にも寄付型自販機の設置を拡大するなど、持続と拡大を狙う。 宮城県の出身。教育者の父のもと、知的障害をもった叔母と一緒に育った。いろんな特性や障害を持った子が幸せに、自分らしく生きられるようにと、教育の道を目指した。東北大教育学部で教育行政学を学ぶ。 2016年から5年間、福島県に出向し、避難指示が解除された学校の帰還事業などを担当した。福島市内で8年ほど過ごした飯舘村の小学校をもとの場所で再建し、プレハブ校舎を閉めるときだった。6年生の女の子が放った「ここは仮設校舎なんかじゃない」という言葉に衝撃を受けた。その子にとってはプレハブ校舎こそが本物の学校で、それを『仮設』『仮設』といわれて悔しかったのだろう」。子ども目線で教育を考える原点となった。 上から下へ指示が降りてくるような日本の教育のピラミッドを、子どもを頂点にして、先生、校長、教育委員会などが支える逆三角形にしたい。 妻とともに北鎌倉に移り住み、腰を据えて3年の任期にあたる。41歳。
(文・写真 真田正明)


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季節の心(81)

駅弁。旅の味。 佐伯 仁

●弁当に詰めた知恵と美
9月。行楽の季節。愉しみは弁当。時と場所で姿を変え、味もさまざま。 農作業の人には大きな握り飯を高菜漬の葉で包む「めはりずし」。目を見張り、かぶり付く伝統食。 薩摩の「あくまき」は餅米を灰汁で炊く武士の携帯食。粽に似た食感は今では立派な郷土菓子。 江戸期、庶民の一日がかりの娯楽は歌舞伎。芝居の休憩時間の食事・幕の内弁当が登場。俵型の焼き握り飯10個、卵焼き、蒲鉾、煮物等。卵が高価だったため、卵が付けば高級弁当。 一方、各地に駅弁が登場。最初の駅弁は、明治18年、宇都宮駅の梅干入りの握り飯2つ、香の物2切れの竹の皮包み。 また日本初のサンドイッチの駅弁は開設10年後の大船駅で発売。 先年、和食が世界遺産に登録。それに伴い日本の弁当にも熱い視線。その火付け役はマンガやアニメ。小さな箱に味つけの異なる食材をバランス 良く詰め、彩りも美しい日本の弁当。若者の目と舌を捉えた。手作りの温もりが、食べたいという人気にニューヨーク、パリで弁当店がオープン。 日本の弁当に世界が舌鼓を打つ。日本の新しい魅力の結晶だろう。
 早乙女の弁当を覗く鴉かな  正岡子規



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(7月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は7月に一般250冊、児童書53冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「自分という壁-自分の心に振り回されない29の方法」大愚元勝著 アスコム▼「すごい言語化-「伝わる言葉」が一瞬でみつかる方法」木暮太一著 ダイヤモンド社▼「定年前と定年後の働き方-サードエイジを生きる思考」石山恒貴著 光文社(光文社新書) ▼ 「50歳からの心の疲れをとる習慣」下園壮太著 日経BP▼ 「住まい方革命-リモートワークから始める新しい働き方、暮らし方、住まい方」谷島香奈子著 プレジデント社▼ 「はじめての自然循環菜園-無肥料・無農薬で究極の野菜づくり」内田達也著 家の光協会 ▼「文章は「つかみ」で9割決まる」杉山直隆著 日本実業出版社▼ 「山崎方代の百首-「自分」を求めて」藤島秀憲著 ふらんす堂(歌人入門)▼ 「吉田類の愛する低山30-NHKにっぽん百低山」吉田類著 NHK出版▼ 「御成敗式目-鎌倉武士の法と生活」佐藤雄基著 中央公論新社(中公新書)▼ 「絶対にミスをしない人の仕事のスゴ技BEST100」鈴木真理子著 明日香出版社▼ 「マッチング・アプリ症候群-婚活沼に棲む人々」速水由紀子著 朝日新聞出版(朝日新書) ▼ 「だから“躾のある人”は美しい-一日一ページ読めば、生き方が変わる」齋藤薫著 集英社(集英社文庫)


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松田理奈さん

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エマニュエル・リモルディさん

松田理奈ヴァイオリンリサイタル

9月18日15時、藤沢リラホール。国内外のオケと多数共演する高度な技巧と情緒豊かな表現の松田理奈の現在をE・リモルディさんのピアノと共に。ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ第3番」、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」など。4500円、学生3500円。
0466・22・2721



み る

▼シネマ紀行―日本の風景
10月1日まで川喜多映画記念館。日本各地の風景や人々をおさめた映画を時代を越えて辿る。2百円。▽関連上映 9月5・7日14時、10日10時半、「ゼロの焦点」6・8・10日14時、9日10時半「点と線」18・24日10時半、21・23日14時「銀座カンカン娘」18・20・22・24日13時(24日上映解説付)「飢餓海峡」。各千円、小中学生5百円。
▽特別上映「ゼロの焦点」+トーク 9月9日13時。1600円、小中学生8百円。
23・2500
▼映画上映「原発をとめた裁判長そして原発をとめる農家たち」と講演会
9月9日13時45分鎌倉商工会議所。映画上映と元裁判長・樋口英明さんの講演。1200円、たらば書房扱。
ぐるぅぷ未来・上野方 080 ・1167・6679
▼清方×文学―紅葉への憧憬、鏡花との友情
9月14日~10月18日鎌倉市鏑木清方記念美術館。尾崎紅葉と泉鏡花を中心とした明治の文学者たちと清方との関わりとともに、清方が描いた挿絵や日本画作品を紹介。450円。
23・6405
▼第30回コンポジション展
9月26日~10月1日鎌倉生涯学習センター。黒川明絵画教室40人の水彩、アクリル、版画百点。
無料。黒川方 090・4964・4866
▼葉祥明絵本原画展 イルカの星
10月6日まで北鎌倉葉祥明美術館。イルカに導かれ海を旅する少年を通して愛と思いやりを学ぶ物語の原画展。6百円。
24・4860
▼第65回鎌倉薪能
10月6日18時、鎌倉宮。素謡「翁」金春憲和さん、狂言「六地蔵」野村萬斎さん、能「放下僧」金春安明さん。鎌倉市観光協会主催。A席7千円・S席9千円
CNプレイガイド 0570・08・9999


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水谷川優子さん

き く

▼鎌倉混声合唱団ムジカおさらぎ 第35回定期演奏会コンサート
9月10日13時半、鎌倉芸術館。ピアノやオーケストラと共に。ドボルザーク「遠き山に日は落ちて」など。無料。ウクライナ支援チャリティ。
要申込。宮下方 045・811・7613
▼第19回身体にいい音楽会 室内楽演奏会
9月24日14時、栄区民文化センター。医療講演とシューベルト「弦楽三重奏曲変ロ長調D471」など。3500円。
045・896・2000
▼水谷川優子のチェロの魅力
10月7日13時・15時半、藤沢リラホール。鎌倉出身国際派チェリスト水谷川優子とマークゴトーニ出演。メンデルスゾーン
「ピアノトリオ」など。3千円、学生2千円。
湘南エールアンサンブル 080 ・7383 ・7617



まなぶ

▼認知症と共に生きる
9月9日14時、逗子市商工会館。自分や家族、身近な人が認知症になった時どうすれば良いかを認知症と家族の会代表・杉山孝博さんに学ぶ。3百円。
逗子・葉山地域医療を考える会 ・鯨岡方 080・6788・3756
▼かまくらシニア健康大学
9月19日10時、鎌倉生涯学習センター。「認知症にやさしい地域社会をめざして」。認知症サポーター養成講座とステップアップ講座。鎌倉市在住者対象。要申込。
市民健康課 61・3977
▼傾聴ボランティア養成講座
10月4・11日10時、鎌倉生涯学習センター。傾聴の基本を学ぶ。講師はNHK学園「傾聴講座」監修・澤村直樹さん。2千円。要申込。
傾聴かまくら 090・3877 ・9923
▼山陰游草 松坡、揚鶴大江卓との旅
10月7日14時、鎌倉市中央図書館。松坡と大江卓が各々の旅の後にまとめた連作漢詩集から足跡を辿り、各名所の漢詩を味わう。無料。要申込。松坡文庫研究会主催。
中央図書館 25・2611
▼地域の食を編集しよう鎌倉風土ガイド
10月7日から土曜日午後全9回、鎌倉生涯学習センター。鎌倉市在住・在勤・在学者優先。「食」をテーマに鎌倉の魅力や地域の人とふれあいながら編集の力を習得。無料。24日までに市HPから申込。鎌倉生涯学習センター主催。
25・2030
▼さかなクンのギョギョッっとびっくり!プラごみゼロ教室
10月26日18時、鎌倉生涯学習センター。県在住・在勤・在学者対象。かながわSDGsスマイル大使のさかなクンからプラごみの海の魚への影響を学ぶ。無料。11~22日にLINE公式アカウント「かながわプラごみゼロ情報」から申込。
県資源環推進課 045・210・4154



さんか

▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット9月22日8時半~14時半。雑貨・衣類・手造り品など約20店。▽骨董市23日7時半~14時半。※フリマ・骨董市出店者募集中。
片岡方 090 ・5442 ・3778
▼鎌倉風致保存会
▽みどりのボランティア 9月2日十二所果樹園、30日光則寺。各9時半現地集合。▽海岸清掃16日9時50分和賀江島石碑前集合。14日までに申込。▽みどりウォーク22日14時、坂井家住宅庭園
(扇ガ谷4―29―1)5百円。19日までに申込。
▽お話サロン30日14時半、鎌倉生涯学習センター。「橋の話と鶴見川の橋巡り」26日までに申込。
23・6621
▼大船フラワーセンターの催し
▽コンサート9月3・17日各11・14時。▽秋のこけ玉盆栽つくり23日10・13時半。2千円。8日までに申込。▽デジカメ教室24日9時半・13時半。千円。8日までに申込。▽押し花教室27日13時半。千円。12日までに申込。入園料4百円。
46・2188
▼腰越漁協の朝市
9月7・21日10時、腰越漁協事務所前。
32・4743
▼きららフェスティバル深沢
9月8~10日10時~16時半、深沢学習センター。活動団体の成果発表や作品展示。
▽発表 ギター、ウクレレ、民謡、腹式呼吸、詩吟、太極拳、フラダンスなど。
▽展示・体験・販売 エコクラフトの小物、七宝焼、お抹茶、パン販売、健康チェックなど。
48 ・0023
▼ミニ園芸教室
9月9日土の被覆、10日デュランタの花のはなし、17日秋冬野菜の有機栽培、22日身近で見られる毒のある植物、23日中央公園内植物めぐり。各10時半、鎌倉中央公園。無料。
市公園協会 45 ・2750
▼鎌倉ガイド協会 古都鎌倉史跡めぐり
▽初秋の金沢道 9月11・18・20・22日9時半京急金沢八景駅橋上駅舎改札口前広場集合。瀬戸神社から称名寺。約3・5km。
▽秋の花咲く、足利一族ゆかりの地―浄妙寺の仏殿・開山堂を特別拝観 9月8・13・27・29日9時半、鎌倉駅西口時計台広場集合。約5km。
▽横浜新羽・小机の古刹と城址 9月12・21日9時半、横浜市営地下鉄ブルーライン新羽駅改札出口集合。西方寺、小机城址など。約4km。▽鎌倉要衝の地“山ノ内本郷”の古刹 10月4・6・16・20日9時、JR大船駅北改札下集合。光明寺、證菩提寺など。約3・5km。各7百円。交通費、拝観料等別。HPから申込。
24・6548
▼ふらっとカフェ鎌倉 食を通じて多世代交流
▽9月15日17時半~18時半二階堂デイサービスセンター。栄養講座など。▽27日16時半~18時半、ソンベカフェ。店内飲食、テイクアウト。各子ども無料、大人5百円。
要メール予約flatcafekamakura@gmail.com
渡邉方 090・5199・1654
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ9月16日10時、山ノ内配水池脇。
▽山歩き17日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金 090・6502・2470
▼さぁのはらへいこう青空自主保育の3年間
9月30日14時、鎌倉市福祉センター。鎌倉で39年続く青空自主保育なかよし会の記録映画の上映と座談会。HPから要予約。
▼第13回公園で見つけた素敵な一瞬 フォトコンテスト
鎌倉市内の公園で見つけた写真を募集。10月20日必着。
市公園協会 45・2750



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第67回 鎌倉市民文化祭

第67回鎌倉市民文化祭が9~12月に行われる。
●オープニングイベント
9月9日12時半~15時50分、鎌倉生涯学習センター。
大町おはやし、こども日舞、ジャズ演奏、ワークショップ、市民文化祭の歴史スライドなど。
●第75回鎌倉市展
美術・写真合同展 9月28日~10月2日鎌倉芸術館。



第43回鎌倉福祉まつり

9月3日10~14時、鎌倉市福祉センター。荒天中止。
●障がい者地域作業所等の作品販売●模擬店●福祉体験:誘導、点字、手話など●子ども広場:輪投げ、けん玉、コマ遊びなど●舞台発表:キッズダンス、打楽器演奏など●バザー
市社会福祉協議会 23・1075



第18回鎌倉歌壇さきがけ源実朝公顕彰歌会

11月30日14時、鎌倉生涯学習センター。
【第1部】講演 池田はるみさん「平和な孫歌」。
【第2部】歌会と表彰。選者は池田はるみ、大下一真、木村雅子、津金規雄。(敬称略)
【投稿要綱】B5判200字詰め原稿用紙に楷書で新作1首と住所、氏名、、使用かな(新・旧)を明記。原稿用紙1枚に1首、3首まで投稿可。
〒248‐0013 鎌倉市材木座2―9―29鎌倉歌壇事務局宛 FAX 66・3297
1首千円。ゆうちょ銀行 00260―4―59248 鎌倉歌壇。【締切】10月10日、当日消印有効。


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三本木力哉さん(ピアノ)

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山本健太郎さん(チェロ)

かまくらの風クラシックコンサート

第7回 デュオの世界

9月24日14時、鎌倉婦人子供会館。新進クラシックアーティスト応援プロジェクト。エルガー「愛の挨拶」、ベートーヴェン「ピアノソナタ『熱情』」など。2800円。
同館 222・0507



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講演会でボランティアパートナーと=7月27日狭山市

NPO法人ミャンマー
 ファミリークリニックと菜園の会 MFCG(50)

人と繋がり・人生の生きる目的をめざして  代表理事 名知仁子

当会はミャンマーの僻地・無医村で8村を巡回し、村の住民の“命”を育み、夢を繋ぐことを一緒に行っています。具体的には、①手洗いの重要性、正しいうがいの方法、歯磨き交換プロジェクト。トイレ設置の必要性などの保健衛生啓蒙活動②有機野菜を栽培するコミュニティガーデン、を一緒に行い、「生きる」「活きる」を目指しています。 今年還暦を迎えた私は、その人生の1/3の21年間を発展途上国といわれる国の僻地・無医村で、時には、緊急人道医療支援を、または村の人々と生活を改善し向上することを目指し、協働活動を行っています。 1989年に医師として大学病院での勤務を開始した時、まさか自分がこんな飲み水のない、水も浴びれない生活環境で過ごすなんて想像もしていませんでした。本当に人間の人生なんてわからないものです。皆さんはいかがでしょうか。このコロナ感染の蔓延の3年半を経て、今、少しだけ自由を取り戻せている気がするのではないでしょうか。在宅勤務や人との繋がりが希薄になってしまったオンライン会議・授業などを体験しました。緊張感の中、極端な生活制限を乗り越えられたからこそ、次を考える―自分が10年後になにをなしたいか、それはなにか。世界中を巻き込んだコロナ感染を我々は経験しました。10年後に「この稀有な体験があったからこそ、今の自分になれた」といえるようになりたいと強く感じています。 また、ミャンマーは2021年2月1日の政情の激変により、追い打ちをかけるように経済も安全性も悪化しています。だからこそ、自分の人生の目的を見失うことなく、日々を送りたいと思います。皆さんはいかがでしょうか?
仲間を募集しています。連絡をお待ちしています。
事務局 東京荒川区東尾久8―41―23
FAX 03・6807・7499
myanmarfcg.info@gmail.com
http://mfcg.or.jp/
https://www.facebook.com/mfcg.or.jp

【この記事は清興建設提供】
訂正 3月号の同会の記事で「2018年にサイクロン被害を受けた」とあったのは「2008年」の誤りでした。訂正します。


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状況語る飯舘村の人たち

鎌倉朝日新聞社

ボランティアと斉藤さん

東北の被災者を鎌倉に招待

4年ぶりに未来・連福プロジェクト

「未来・連福プロジェクト」(齊藤美代子代表)主催の「福島の皆さんを鎌倉にご招待!」が8月5日から2泊3日で行われ福島県飯舘村の32人が参加。約2百人のボランティアが協力した。 同会は、子どもたちを豊かに育てることを目的に、地域の母親たちが中心となって2012年5月に発足。11年の「3・11」東日本大震災の被災者支援を開始し、募金活動やチャリティコンサ―トなどで集めた資金で13年3月から東北の被災者たちを鎌倉に招待している。コロナ禍で4年ぶりに催しを再開し、今回10回目。 バスで福島駅を出発した一行は滞在中、円覚寺、鎌倉大仏を参拝し、鶴岡八幡宮、建長寺半僧坊などを散策。宿泊先の建長寺では交流歓迎会が2晩行われ、演奏会や市内の中学生のフラダンスなどもあった。 震災から12年、ボランティアの中には、初回の頃、小学生だった子が高校生になり仲間を引き連れて参加し、進行役を務めるなど、受け入れ側の子どもたちの成長ぶりもうかがえた。「必ず次もお会いしましょう」と橋本玄さん(高校3年)。南相馬から祖母と招待され「ここで『心の復興』をしてもらった」と毎回ボランティアに加わる青年もいた。初回から調理や配膳などを担当している長谷幼稚園保護者会などの人たちも高齢になったが、若者世代と交流して活動するうちに活気を取り戻した。 飯舘村の代表者から「体のかゆいところに手が届くほどのおもてなしを受け、教えを受けた。 帰ってからもこの教えを胸に生きていきます」と挨拶があり、「会の活動の一助に」と金一封が手渡された。 齊藤さんは「被災地の人たちの苦難は続いている。我々は福島のことを忘れてはいけない。これからも活動を続けていく自信につながった」と語った。


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鎌倉の夏の風物詩ぼんぼり祭

鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮で8月7日から9日まで「ぼんぼり祭」が行われた=写真は松原省吾さん撮影。 夏の海水浴客でにぎわう鎌倉で、鎌倉の文化に親しんでもらうよう、1938年(昭和13)に鎌倉ペンクラブ(久米正雄会長)らの協力では始められ、今年で84回目。大・小約400基のぼんぼりが境内に掲揚された。 昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の脚本家・三谷幸喜さんや、主演の小栗旬さんの作品、市内在住の養老孟司さんや角野栄子さんらの作品、今年亡くなった坂本龍一さんを描いた作品もあり、華道家・假屋崎省吾さんが初出展した。日が暮れるとぼんぼりに灯がともり、大勢の人でにぎわった。


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葉山町制100周年

ロゴとキャッチフレーズ

025年1月の葉山町制施行100周年記念のキャッチフレーズ・ロゴマークが公募の作品の中から選ばれて発表された=写真は葉山町提供。 キャッチフレーズは、 「100年後も、自然と人を想う町、葉山」、横山凛花)さん(葉山中2年)の作品。ロゴマークは、野崎 茉里さん(24歳・葉山町在住・デザイナー)の作品で、葉山の海の波や夕焼けをコンセプトに、数字の100の中にヨットのシルエットを配置して、海の街「葉山」がイメージできるようにしている。


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『星野知子の鎌倉四季だより』

鎌倉在住の女優でエッセイストの星野知子さんが、『星野知子の鎌倉四季だより』(敬文舎)を出版した。 新潟で生まれ育ち、18歳で上京し、1980年から女優として活躍している星野さんは、東京から鎌倉に移り住んで14年。鎌倉市国際観光親善大使も務めている。 本は全5章、四季に分けて24のテーマで、鎌倉の風土、年中行事、自然、生き物や自然からの恵み、人々との触れ合いなど、日常生活から浮かび上がったまちの姿が綴られている。オールカラーで写真を多数掲載することになり、提供写真とこれまで自分が撮ったものでは足りず、市内のあちこちに撮影に出かけて大変だったが、エッセイの内容に沿った写真で本全体にあたたかみが出たという。 「普段着の鎌倉を知りたい方、日々の暮らしを大切にしたい方たちに読んでもらえたら」とまえがきに書かれている。
1800円(税別)、市内の書店、星野知子オフィシャルサイトで。



97首中18首が入賞

第72回実朝祭短歌大会

神奈川県歌人会主催の第72回実朝祭短歌大会が8月9日、鶴岡八幡宮直会殿で開かれた。 出詠は97首でうち18首が入賞した。大賞の鶴岡八幡宮賞は、「一枚のカードに全て取り込まれ薄っぺらな人になっちまった僕」石川洋一さん(鎌倉)。鎌倉朝日賞は、「モグラ塚もっこり土が盛りあがり未知の世界がわが庭にあり」佐藤節子さん(横浜)


鎌倉朝日新聞社

スケッチ日和(69)

「雨もよい」 黒川 明

鎌倉逗子ハイランドを登っていくと、相模湾と富士まで展望できる場所がある。そこから山道を進むとパノラマ台に辿りつく。三浦半島から伊豆半島、箱根の山、そして富士山まで視野に入る。 実はこのようなパノラマ風景は苦手だ。描いても大概つまらない作品になる。だがこの日は違っていた。台風の影響か、黒雲が低く垂れこめて不穏な感じさえ醸し出していた。「雲が芸をしていれば大概絵になる」と誰かが言っていた。
水彩、パステル。31×41㎝



終の棲み家を考える(112)

顧客になる

住宅に関する仕事をしていて思うことがあります。広く門戸を広げて何方からでも連絡を取りやすくしています。日々多くの方から相談を受けますが、相談を受けたとき、必ず聞くことがあります。「この家はどこの業者でお建てになったのですか」。すると不動産業者であったり、業者が倒産していたり、不仲になったりと、返答は様々です。そして、屋根、塗装、リフォームと、その都度別の業者に頼んでいるようです。 雨漏りを例にとると、瓦屋や板金屋に電話してもなかなか見に来てくれません。理由は簡単です。自分が施工していない現場の屋根の修理等したくないのです。少しでも手をつければ責任が発生してしまいます。古い屋根の責任など取れる訳がありません。 元請けができる会社や工務店を一社決めておかなければだめなのです。その都度別の業者に頼んだ方が安上がりだと思いがちですが、それは間違いです。それは単に一見さんの客で、会社から見て客であって顧客ではないのです。その家の出入り業者になった会社・工務店は絶対に顧客を裏切りません。信頼関係とは一方通行ではなく、双方向と理解してください。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/



鎌倉年中行事

9月

▼十二所神社例祭 3日10時式典。
▼森戸大明神大祭(葉山)7日16時宵宮祭、17時焚き上げ護摩神事。8日11時例大祭、14時神楽。
▼龍ノ口法難会 11~13日龍口寺。12日夜店、18時法要・難除けぼたもちまき、19時万灯練り供養。
▼甘縄神明神社例祭 10日12時神幸祭。14日10時式典。
▼ぼたもち供養 11・12日。常栄寺。
▼鶴岡八幡宮例大祭 14日18時宵宮祭。15日10時例大祭、13時神幸祭。16日13時流鏑馬神事、17時鈴虫放生祭。
▼遊行寺の法要 14日13時半すすき念仏会、14・15日秋季開山忌。
▼御霊神社例大祭 17日宵宮祭、18日例祭、13時神楽、14時半面掛行列。
▼銭洗弁財天宇賀福神社例大祭 20日10時神事、11時神楽・狂言奉納。
▼松葉ヶ谷法難会 27日14時、安国論寺。
▼人形供養 10月1日本覚寺。9月中受付。


プロムナード

1733年(享保18)に隅田川で開催された水神祭が「打ち上げ花火」の由来として挙げられています▼当時は飢餓や疫病の流行で多くの死者が出たことから、その死者たちの慰霊や悪霊退散のために水神祭で打ち上げ花火が上げられていたそうです▼コロナ禍では花火大会の開催が賛否両論となり、中止や延期になることも多かったですが、今夏は全国各地で有観客での花火大会の姿が戻ってきました▼鎮魂の意味合いだけでなく、花火大会が開催されることで活気が溢れるように感じます▼鎌倉も観光客が多く、活気が戻ってきているように感じますが、個人的には「蛸が入っていない、たこ焼き」を食べている感じの夏が続いています。(N)


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