単独で鎌倉史跡の雑草駆除
コロナ禍で他者との物理的な距離をとることが求められ、対面での活動が基本となるボランティア活動が難しくなった。そんななか、誰もが厳しい状況であるからこそ力になりたいと思い、活動している人がいる。 大型の宝篋印塔(ほうきょういんとう)が並ぶ鎌倉市材木座の光明寺本堂横奥にある歴代内藤家墓所。訪れる人もなく、草木が伸び放題の墓所に通って清掃活動を続けているのは、柴田健蔵さん(70)。鎌倉市上町屋在住、 鎌倉風致保存会会員で、秋田県由利本荘市岩城亀田出身であることが縁で、2018年から内藤家墓地の清掃活動に参加したのがきっかけ。 光明寺は浄土宗を信仰した内藤家の菩提寺で、この墓地には江戸初期の磐城平藩(現在の福島県いわき市)初代政長から、日向・延岡藩(現在の宮崎県延岡市)に転封となった6代政樹以降、末代までの墓所が祀られている。宝篋印塔40基を含む墓碑58基を代々にわたり保存する大名の墓として貴重で、1962年に市の指定史跡に指定。 1998年にいわき市の関係者が「いわき奉仕団」を設立し、関東近郊の延岡市出身者でつくる「東京延友会」の会員らと毎年6月に清掃と供養会を行っていたが、2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、活動が停止している。 柴田さんの単独作業は2021年春から開始され、まず1枚60㎏ほどの石畳を手製のバールで持ち上げてはがして雑草を駆除した後、石畳の敷き直し、述べ50日がかりで完了した。そのあと石畳の両側の草を刈り、緑色の除草シートを購入して敷き、手作りの土嚢で抑えた。入り口は広いのでブルーシートを敷いた。宝篋印塔に絡みついたクズのツタは脚立に上って鎌で切ったが、取り除くのに一苦労したという。 今は、週1、2回作業しているが、草は刈っても刈っても伸びてくる。 コロナ禍もようやくおさまりかけ、墓所には訪れる人も増えて、鎌倉ガイド協会の史跡めぐりも再開された。8月上旬には鎌倉風致保存会と市立第一中学校生徒の清掃活動も予定されている。 柴田さんは「出身地といわき市の縁で作業をしているが、これからは自治会や市民団体など、グループで継続的に保全活動をしていってもらえたら」と希望を述べた。
鎌倉JCが親子体操教室
格闘家でプロレスラーとしても活躍しているリアルタイガーマスク・勝村周一朗さん(47)の体操教室が6月17日、鎌倉市立富士塚小学校体育館で開かれ、市民ら約130人が参加した。 鎌倉青年会議所(片根竜哉理事長・28人)が今年度のテーマ〝ウェルビーイング(その人らしく)〟を感じてもらい、勝村さんが提唱する格闘技を誰でも楽しくできるスポーツとして親しんでもらおうと、同会議所渉外広報委員会・和久裕治さんを中心に企画。ジムのメンバーも指導にあたった。 小学生の親子連れが多数参加し、勝村さんに覆面レスラーが襲い掛かるシーンでは、子どもたちは正義を救えとばかりに勝村さんを応援。そのあと、護身術、体操、パンチ・キックの3つのブースを20分ずつ、順に体験した。 相手に腕をつかまれた時の外し方、転んだ時の受け身の仕方など習い、グローブをはめてパンチやキックをしてジムの人にミットで受けてもらった。鎌倉市台の藤井大輔さん(41)と環太さん(6)親子は「親子でできていい」と汗をぬぐった。 終了後、勝村さんは「ケガをしない体をつくるためや心身の健康づくりに格闘技は楽しみながらできる。でもパンチやキックは外ではしないというルールを守ってほしい。『強さ』とは『守る』こと。自分の身を守る、家族や相手、ルール、時間を守る。守ることができる人が『強い人』。強く、やさしい人になってほしい」と結んだ。
東光禅寺・薬師如来坐像
冷静、かつ穏やかな性格で坂東武者の鑑と言われた武将、畠山(はたけやま)重忠(しげただ)公の念持仏、薬師如来坐像の登場です。
この薬師さまは、現在、鎌倉時代に朝夷奈(あさいな)切通(きりどお)しから六浦の港へ向かう交通の要衝であった、横浜市金沢区釜利谷南に位置する白山(はくさん)東光禅寺さまにお祀りされています。
称名寺末寺の白山堂を前身と称し、寺伝によると創建は鎌倉時代で、鎌倉薬師堂ケ谷(現大塔宮)にあり、医王山東光寺と称していました。畠山重忠(1164~1205年)が開基で、開山は建長寺第六世葦(い)航(こう)道(どう)然(ねん)禅師(ぜんじ)(建長寺は開山から五世までは中国からの来朝僧で、初めての日本人・1219~1301年)。
当時は、大塔宮(だいとうのみや)護良(もりよし)親王が幽閉された土牢屋のすぐ前に位置されていたとされ、親王は東光寺書院で写経中に足利直義に殺害されたと伝えられています。その後、応仁年間(1467~69)現在地に移り、白山東光禅寺と改めました。
さて、本尊薬師如来像は、神々しい金色の御姿で、厳しいお顔立ち、引き締まった御身体は小ぶりながら、実に頼り甲斐のある薬師さまです。古来、30年に1度開扉する秘仏でしたが、いまは日々お参りが叶います。
武蔵国二俣川での戦闘に敗れ自害をした重忠。智勇優れた武将のさわやかな最期でした。その頼みの念持仏薬師如来は時を経て、今なお多くの人々に救いの瑠璃の光を放っておられます。
木造、漆箔、玉眼。像高28・0cm、鎌倉時代。
伊東 孝太郎(いとう こうたろう)さん
夏目漱石の『こころ』には、由比ガ浜の海水浴客が使う「掛茶屋(かけぢゃや)」の光景が描かれている。海水浴場として140年の歴史を引き継ぐ「由比ガ浜茶亭組合」の組合長に今年4月就任した。
16年間務めた前組合長の後任として、副組合長から昇格した。16軒の海の家を率い、隣の滑川海浜組合の5軒とも協力して、由比ガ浜の夏を盛り上げる。
歴史を背負うだけでなく、新たな挑戦も。今年から海岸の一部にサーフィンができる区域を設ける。使えるのはサーフィン教室のソフトボードだけだが、体験をしてみたいという海水浴客の声に応える。
「かつて水と油のように言われてきたサーフィン関係者とも、お互いのため同じ方向を向いていきたい」
由比ガ浜海水浴場は、2016年に国際認証「ブルーフラッグ」を、アジアで初めて取得した。これには毎年審査がある。いまの焦点はSDGsの推進だ。
昨年から、海の家で使うナイフやフォークなどを、自然に分解される素材のものにした。車いすで海に入れる設備を整え、砂浜にはボードウォークを敷いて、車いすやベビーカーでも通れるようにした。今年暮れからは、常設の下水道工事が始まる。来夏には、海の家のトイレでも温水便座が使えるようになる。
由比ガ浜の海の家は、立派な施設が多い。ほかの地域の数倍の費用をかけて建造しているという。それができるのは、なぜか。
「30年前に反社会勢力を追い出したからです。それによって、大企業がスポンサーにつくようになった」
ただ、ウクライナ戦争の影響で資材が高騰している。コロナで休業した2年間の負債も大きいという。
東京都大田区の生まれ。17歳のときに祖父母がいる北鎌倉に、家族で引っ越した。そのころ東京の芸能学校に入り、最初のオーディションでTBSのドラマ「ハイスクール落書」の生徒役を得た。その後も、いくつもの学園ドラマに出演した。同時に海の家でアルバイトするなど、海とのつながりが生まれた。
95年に父親と一緒に江ノ島の近くでコンビニを2軒開く。8年間続けたが、海への思いが強く、海の家の雇われ店長に。40歳でいまの海の家を始めた。営業は2カ月だが、企画を練ったり、スポンサーを探したりで1年が過ぎる。趣味はダイビングで、東南アジアなどの海を潜っている。
最近の異常気象が気がかり。「17年ごろから天候の変化が激しくなり始めた」と肌で感じる。とはいえ「みんなやっとコロナから解放された。多くの方の来場を願っています」。51歳。
(文・写真 真田正明)
▼シネマ紀行―日本の風景
7月1日~10月1日川喜多映画記念館。日本各地の風景や人々をおさめた映画を時代を越えて辿る。2百円、鎌倉市民無料。▽関連上映 7月11日10時半、12・14・16日14時、「無法松の一生」11・13・15日14時、16日10時半「有りがたうさん」26・28・30日14時、25日10時半「古都」25・27・29日14時、30日10時半「夫婦善哉」(29日上映解説付)。各千円、小中学生5百円。
23・2500
▼第22回カナガワビエンナーレ国際児童画展
7月11日~8月27日本郷台のあーすぷらざ。国際児童画展の入賞作520点の展示。9日13時半から表彰式も。無料。
045・896・2121
▼鎌倉教場 流鏑馬神事
7月16日9時、大日本弓馬会・流鏑馬鎌倉教場。9時文化展示、10時流鏑馬神事、12時射手との交流会、子ども引馬体験。千円。大日本弓馬会主催。
▼映画会
▽ふくぶんファミリーシネマ「それいけ!ゲートボールさくら組」7月23日10時半・13時半、葉山町福祉文化会館。愛と正義のゲートボールスポコン人情コメディ。千円。
046・876・1871
▽「かぐやびより」8月8日18時、逗子文化プラザ。日中一時支援事業所の日常を描いた作品と監督の講演会。無料。11日以降申込。
逗子市社会教育課 046・873・1111
▼Viva! Sul América
7月2日14時、横浜みなとみらいホール。歌、バンドネオン、チェロ、ピアノで奏でるラテンアメリカ。3千円。
スタジオエスポワール 090・2207・0031
▼鎌倉交響楽団第121回定期演奏会
7月16日14時、鎌倉芸術館。新田ゆりさんの指揮でベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61」など。千円。
同館 0120・1192・40
▼子どものための和洋楽器・生け花による体験つきコンサート
7月25日12時半、藤沢のFプレイス。和洋の楽器で奏でる音楽に合わせてダイナミックな生け花をお楽しみください。生け花、バイオリン・筝の体験教室付。要申込。2千円、5歳~中学生5百円。
湘南エールアンサンブル 080 ・7383 ・7617
▼鎌倉音楽クラブフレッシュコンサート
8月11日13時半、鎌倉生涯学習センター。2022年度鎌倉市小・中・高学生音楽コンクール最高位入賞者によるコンサート。5百円。
首藤方 080・6382・9410
▼渡辺元智講演会
7月8日13時、カトリック雪ノ下教会。元横浜高校野球部監督が「教育と信仰」をテーマに子供の育て方など講演。無料。
同教会 22・2064
▼第5期SDGsみらい塾
7月15日~8月19日14時(全6回)、カルチャースペース鎌倉。中学生以上対象。社会問題、ジェンダー、戦争を学ぶ。千円。8日までにQRから申込。鎌倉ユネスコ協会主催。
▼身近な環境問題を考える
7月23・30日13時半(全2回)腰越学習センター。23日森林資源の課題と可能性、30日エネルギービジネスの変革と動向。無料。申込は往復ハガキに講座名、住所、氏名、を明記し腰越864同センターへ。13日必着。☎33・0712
▼大船フラワーセンターの催し
▽ハスの早朝開園7月1・2・8・9・11~17・22・23・29・30日7時開園。▽コンサート7月2日オーボエ、16日市民コンサート。各11・14時。無料。▽園長ハスさんぽ9日10時。無料。▽ミツバチ内検・採蜜見学会29・30日10・13時半。3百円。15日まで申込。▽「ピンホールカメラ」で写真現像体験8月5日9時半。千円。18日までに申込。▽食虫植物教室 8月8~13日10時・13時半。5百円。21日までに申込。入園料4百円。
46・2188
▼鎌倉風致保存会の催し▽みどりのボランティア 7月1日朝夷奈切通、8日御谷山林、15日建長寺回春院、22日十二所果樹園。各9時半現地集合。▽藍染体験教室 26日14時、鎌倉生涯学習センター。千円。20日までに申込。▽歴史ウォーク「称名寺と金沢文庫」29日9時半、称名寺門前集合。5百円。25日までに申込。▽お話サロン「北東北 花の5峰を訪ねて」 29日14時半、鎌倉生涯学習センター。無料。25日までに申込。
23・6621
▼朝市
▽鎌倉漁協7月2日10時、鎌倉パークホテル駐車場。
22・3403
▽腰越漁協7月6・20日10時、腰越漁協事務所前。
32・4743
▼鎌倉ガイド協会 古都鎌倉史跡めぐり
▽鶴岡八幡宮寺の名残求めて―扇ヶ谷から雪ノ下にゆかりの地探訪 7月10・12・14・25日9時半、鎌倉駅西口時計台広場集合。寿福寺、旧巨福呂坂など。約3・5km。
▽浄楽寺運慶仏に和田義盛を想う―五体の真作運慶仏、現代仏師の工房 7月26・31日9時半、JR逗子駅東口集合。約2km。
▽元箱根石仏・石塔群と箱根神社で曽我兄弟を偲ぶ 8月7・22日9時、箱根登山鉄道箱根湯本駅改札出口集合。約2km。
各7百円。交通費、拝観料等別。HPから要申込。
24・6548
▼ふらっとカフェ鎌倉
食を通じて多世代交流
▽7月21日17時半~18時半二階堂デイサービスセンター。国際交流など。▽26日16半~18時半ソンベカフェ。各子ども無料、大人・テイクアウト5百円。
要メール予約flatcafekamakura@gmail.com
渡邉方 090・5199・1654
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ7月15日10時、山ノ内配水池脇。
▽山歩き16日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼親子で楽しむ書道体験
7月22日9時15分、鎌倉生涯学習センター。小1~3と保護者対象。無料。3日から受付。
日本総合書芸院 23・2100
▼映画上映会+フリーマーケット
7月23日10時、Garden&Placeくるくる(由比ガ浜2―7―12)。映画「ザ・トゥルー・コスト~ファストファッションの真の代償」とフリーマーケット。無料。プラスチックフリージャパン主催。
▼かまくらシニア健康大学
7月25日10時、深沢学習センター。「不測の事態に備える救命救急医からのメッセージ」。鎌倉市在住者対象。要申込。
市民健康課 61・3977
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット7月28日8時半~14時半。雑貨・衣類・手造り品など約20店。▽骨董市29日7時半~14時半。※フリマ・骨董市出店者募集中。
片岡方 090 ・5442 ・3778
▼鎌倉宮で御神楽体験
7月30日・8月8日10時(全2回)鎌倉宮。小3~中3の身長135cm以上対象。無料。鎌倉生涯学習センターHPから申込。
25・2030
月19~23日鎌倉生涯学習センター。
鎌倉写真連盟(所属団体10、会員約140人)の作品約150点。鎌倉市長賞、50回記念特別賞、鎌倉朝日賞など50点を選出。
問合せ 湯浅方 090・2534 ・ 1459
橋を渡る 佐伯 仁
●心も繋ぐ 橋の快さ
7月。七夕。万葉人は詠んだ。織女を橋で天の川を渡らせたいと。
橋にはロマンがある。京都・宮津湾の天の橋立は神話の一つ。天へ通う梯が突然倒れ、岬へ変貌、日本三景へ。
奈良期、道路や橋の土木工事は僧侶たち。布教を兼ねて工事を指導。空也、重源、行基が活躍。
暴れ川の多い四国には増水すると水に沈む欄干のない沈下橋は庶民の知恵。橋の完成時、神職は水神へ安全を祈り薬玉を割り、薬効で凶を消した。
橋は聖俗の境であり、春秋に彼岸の祖霊を此岸へ招き御霊祭りをする。
また橋(端)は始まり。神を祀る神域の入口には多くの場合、橋がある。典型は伊勢の宇治橋。
一方、橋の入口の意があるなら橋は人が往来し視野を広げる場であり、舟も寄港地として文化・物資を盛んに運ぶ。
江戸期、東海道の起点日本橋と大阪の心斎橋は賑わいの双璧。
逆に橋は出口も暗示。近松門左衛門の「心中天の網島」の心中の道行、名残の橋尽くしが有名。
時は移っても今も橋は憧れを抱かせ、心が弾む。
最近は明石海峡大橋、鳴門大橋など、巨大橋が今日も魅惑の顔をする。
鵲の橋 濡れぬ間に 渡り來よ 平橋昌子
安全な水を求めて井戸掘り 代表理事 名知仁子
こんにちは。今回のお話は「井戸掘り」です。70年間安全な水がないシュエポ・コン村(43世帯)は当会の活動地ミャウンミャでなくラプタにあります。住民は、村の横に流れる汚い水を汲んでは煮沸して飲んでいます。それ以外ないからです。こんな水どうやったら飲めるのと思うほどの汚さ。健康に害を与えるのは確実です。我々は支援を決意。殆どボランティア作業です。
初めて村を訪れたのは2月10日。それから、村民の水の管理者などを決め、毎週のように話し合いを重ねました。重要なことは「いかに自分たちで管理できるか」「持続可能な運営体制が構築できるか」です。最新の汲みあげ装置を設置しても、住民が協力せず、修理もできないと意味がありません。私は今まで他の村で無駄になった井戸を何カ所も見てきました。修理や定期点検などの方法を共有しなかったために、使えなくなった井戸が沢山あります。もったいないから当会が設置するときは永久に使えるシステム作りをしようと心に決めていました。
まず、水質調査をすると地下水から規定以上の鉄分とクロライドが検出されました。鉄は、身体で肝臓にたまり、肝鉄症をおこすため、飲み水にするにはフィルターが必要です。43世帯をカバーできるフィルターはヤンゴンにしかありません。近くの町でセメントやレンガなどを購入するにもどこの店で適切なセメントを購入できるかわからないのでミャウンミャで購入することにしました。
4月25日から作業を開始し、完成予定は6月22日です。作業の進捗を確認しては計画を練り直す、根気のいる仕事です。一方で、村民との信頼関係も徐々に芽生えてきました。作業は重労働ですが、楽しくさえなります。ココナッツやマンゴー、パイナップルなども採れる豊かな村です。完了後はぜひ村民全員と喜びを分かち合いたいです。
井戸の設置にかかる費用は24,000,000チャット(約120万円)で、皆様からのご寄付を充てています。
これからも命を育み、夢を繋げる活動を継続していきます。引き続きご支援ご協力お願いいたします。
事務局 東京荒川区東尾久8―41―23
FAX 03・6807・7499
myanmarfcg.info@gmail.com
http://mfcg.or.jp/
https://www.facebook.com/mfcg.or.jp
【この記事は清興建設提供】
訂正 3月号の同会の記事で「2018年にサイクロン被害を受けた」とあったのは「2008年」の誤りでした。訂正します。
鎌倉市中央図書館(5月分)
鎌倉市中央図書館(25・2611)は5月に一般215冊、児童書31冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「100歳時代の勝間式人生戦略ハック100-一生自由に豊かに生きる!」勝間和代著 KADOKAWA ▼「覚悟はよいか」朝比奈宗源著 ごま書房新社 ▼「鎌倉幕府の真実」本郷和人著 産経新聞出版(産経セレクト)▼「鎌倉-江の島 逗子 葉山」昭文社(COLOR+PLUS)▼「鎌倉案内。-暮らしの中で見つけたいいモノ、いい店、いい景色」マガジンハウス ▼「おひとりさま最後の片づけ-やるべきこと・やらなくてもいいこと」杉之原冨士子著 講談社 ▼「定年ひとり起業-生き方編」大杉潤著 自由国民社▼「牧野富太郎と、山」牧野富太郎著 山と渓谷社(ヤマケイ文庫)▼「パソコン仕事術の教科書-最短時間でムダなく成果を上げる」中山真敬著 技術評論社 ▼「絵本のまにまに」長野ヒデ子著 石風社▼「源頼家とその時代-二代目鎌倉殿と宿老たち」藤本頼人著 吉川弘文館(歴史文化ライブラリー)▼「歳はトルもの、さっぱりと」石井ふく子著 中央公論新社▼「彼岸花/秋日和-里見弴 小津映画原作集」里見弴著 武藤康史編 中央公論新社(中公文庫)▼「歴史とは靴である」磯田道史著 講談社(講談社文庫)▼「日本100名城と続日本100名城めぐりの旅」萩原さちこ著 ワン・パブリッシング▼「この1冊で安心!きれいな食べ方&ふるまい」樋口智香子著 ナツメ社
覚園寺で800年忌法要
鎌倉幕府の2代執権北条義時(1163~1224年)の800年忌法要が義時ゆかりの鎌倉・覚園寺で6月13日執り行われ、檀家など約100人が参加した=写真。 義時造立の大倉薬師堂が起源とされる覚園寺は、昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で脚光を浴び、昨年徳宗の戒名でお位牌を創るなど新たな取り組みを行った。 この日の法要では、仲田順昌住職が、義時公への理解や関心が深まり、明治以降の住職や檀信徒らの「皆様のご苦労に思わぬ花が咲いた」、義時公の願いに思いを馳せ、葛藤や悩み悲しみと共に力強く生きていくことを約束すると表白文を読み上げた。 読経と参列者の焼香が終わると、仲田住職は、コロナ禍の中での取り組みは難しかったが、心に潤いを与えてもらったこと、法要ができたことの感謝を満面の笑みで語った。そのあとの同大河ドラマの仏教美術考証を担当した群馬県立女子大学・塩澤寛樹教授の講演には全国から約100人が参加した。
「待ちあぐねて」 黒川 明
海岸を散歩していると何かを待っているような女性を見かけることがある。大概若い。大きな流木に腰を掛けていたこの人もそのようだ。それほど若くはなさそうだが、きっと沖で遊ぶサーファーを待っているのだろう。男たちはほとんどの時間を、波を待って浮いている。遊ぶ男を何時間もただ待つなんて、恋の魔力か、海のジェンダーなのか。
小雨が降り出して、女性が傘を開きながら立ち上がった。その姿に複雑な心情を感じた。人生だなぁ。
水彩 31×41cm
7月
▼鶴岡八幡宮の七夕祭7日17時、鶴岡八幡宮。
▼大町・八雲神社例祭8~10日。8日例大祭、神幸祭、神輿、9日富くじ、10日縁日、還幸祭。
▼天王祭8日宵宮、9日本祭。小動神社・江の島八坂神社の合同祭礼。
▼亀岡八幡宮例祭 15日宵宮、16日11時式典、14時神幸祭。
▼荏柄天神社例祭16日12時半神幸祭、24日16時半宵宮。25日10時半例祭。
▼石上様の例大祭 17日御霊神社(坂ノ下)。
▼開山忌 23・24日建長寺。関係者のみ。
▼観蓮会 30・31日光明寺。31日献灯会17時半海岸回向、18時法要。
【海水浴場の開設】
●鎌倉市海水浴場 7月1日〜8月31日
●逗子海水浴場 6月30日〜9月3日
●葉山海水浴場(森戸、一色、長者ケ崎・大浜)7月1日〜8月31日
●藤沢市海水浴場
▽片瀬東浜7月1日〜9月3日▽片瀬西浜・鵠沼7月1日〜9月3日▽辻堂7月15日〜8月31日
「全国を漫遊しながら悪人を懲らしめる世直し旅」のイメージがある水戸黄門の徳川光圀ですが、自身の意思で旅行をしたのは鎌倉だけだそうです▼旅行と書きましたが、実際には『大日本史』の編纂作業の際に鎌倉時代についての資料が少ないことから、実地踏査のように訪れた際に記録されたのが『鎌倉日記』でした▼現在、私は1685年(貞享2)に刊行された『新編鎌倉志』を勉強しているのですが、「水戸黄門が、こんなことを調べていたんだ」と思うと同時に、水戸黄門でも「『吾妻鏡』には、こう書いてあるから、たぶん…」というような表現が散見されることから、改めて鎌倉という土地の歴史の奥深さを痛感しています。 (N)