鎌倉朝日新聞 (10月1日号 2023年 第535号)

鎌倉朝日新聞社

写真=洪鐘祭の一環で円覚寺・江島神社の合同祭礼=9月11日円覚寺

60年に一度の「洪鐘弁天大祭」

29日に総勢700人の大行列

透明点字シート付ユニバーサルデザイン絵本の製作、貸出を行っている「ユニバーサル絵本ライブラリー・ユニリーフ」(大下利栄子代表)が鎌倉の建長寺に仏殿を再現したミニチュアブロンズ模型の設置を目指している。 中世から鎌倉に続く祭礼「洪鐘弁天大祭」が10月29日に執り行われる。 関東屈指の大きさを誇る円覚寺の国宝「洪鐘」にまつわる祭礼の由来は鎌倉時代にさかのぼる。鎌倉幕府第9代執権北条貞時が父時宗の国家安泰の遺志を継ぎ1301年(正安3)に同寺に寄進した洪鐘の製作は困難を極めた。2度の鋳造失敗を重ねたことで貞時は江の島に七日七夜参籠してようやく成功。この神助への感謝から石造蛇型の弁財天像を江島神社から勧請し、円覚寺の洪鐘の横に弁天堂を建立した。 江島弁財天が円覚寺の弁財天と出会う祭礼は60年に一度庚子の年に行われ、古くは1480年(文明12)の催行が確認されている。今回はコロナ禍でできなかった2020年の祭礼を延期したもの。世情により庚子の年から後ろ倒しとなることが増えた近年では、1965年(昭和40)に同寺のみで行われており、2つの寺社が合同で行う正式の形は1901年(明治34)以来約120年ぶり。 見どころは明治の絵巻や昭和の写真記録などを参考に再現した総勢約700人の大行列。触れ太鼓を先頭に、弁財天を載せた八雲大神輿、子どもたちも製作に加わった洪鐘の張りぼて、地元のお囃子、60年ぶりにレプリカのお面を復活して臨む面掛行列、唐人囃子などの華やかな装束も。 パレードに先立ち9月11日、円覚寺で合同祭礼が行われた。輿にのった弁財天像を仏殿へと運び入れる行列に続き、江島神社の神職による祝詞奏上や巫女舞、僧侶の読経が響きわたった。 高校生の時に前回の祭礼を経験した関本利男実行委員会会長(75)は「その頃自分がこの祭りに関わることになるとは思わなかった。60年後、120年後につなげたい」と感慨を深め、円覚寺の横田南嶺管長は「神社と仏教と地元の人々がひとつになるこの祭りの良さを伝えたい」と話す。 10月29日のパレードは9時半から12時半までの間、小袋谷交差点~鶴岡八幡宮までの県道を車両通行止めにして、建長寺を9時45分に出発し、小袋谷交差点で折り返して円覚寺へ入り、12時15分から閉会式で法要を行う。北鎌倉駅周辺は通行路が狭いため関係者は警備にも注力し、観覧者に安全への協力を呼びかけている。



第18回鎌倉芸術祭

伝統芸能やアートなど多彩に

第18回鎌倉芸術祭が10月1日~12月31日開かれる。 鎌倉の芸術文化を発信しようと2006年から始められ、絵画や鎌倉彫などの展示会、コンサート、薪能、史跡巡りなどの多彩な催し物を、市内の社寺や教会などを会場として毎年秋に開催している。 鎌倉薪能(10月6日鎌倉宮)、岩手郷土芸能祭(7・8日建長寺)、チェロコンサート(11月2日鎌倉能舞台)、鎌倉彫展(11月1~3日円覚寺)、万葉の花 水彩画展(11月1~6日妙本寺)、写真展(12月15~17日長谷別邸)、メサイア(12月26日カトリック雪ノ下教会)など。催しの詳細は鎌倉芸術祭のホームページに。


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4年ぶりに例大祭で流鏑馬

鶴岡八幡宮

コロナ禍以降4年ぶりに従来の形に戻しての鶴岡八幡宮例大祭が9月14~16日斎行され、神輿の渡御や、小笠原流一門による流鏑馬が奉仕された=写真。 流鏑馬では、鎌倉時代さながらの装束に身を包んだ射手が馬上から54・5㎝四方の3つの的を次々と射抜きながら250mの馬場を走り抜けた。矢が杉板の的を射抜くと観客から拍手と歓声がおこった。地元の小中学生も装束をまとって矢を拾い受け渡すなどの諸役を務めた。


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鎌倉みほとけ紀行(136)

天嶽院・千手千眼観世音菩薩坐像

藤沢の高谷砦(村岡城址)に隣接する一角に「天嶽院」の名で知られる古刹「功徳山早雲禅寺」があります。 天嶽院の歴史は真言密教の古寺「不動院」から始まります。源頼朝が1180年(治承4)、伊豆に兵を挙げ鎌倉を目指す途中立ち寄り、 不動明王に大願成就の祈願をされたと伝説があります。 1495年(明応4)、北条早雲によって伽藍の一寺が創建され、「不動院」を改め曹洞宗の禅寺とし、虚堂玄白禅師を迎えて開山としました。 その後、度重なる火災など厳しい歴史を辿りますが、名だたる縁者の帰依を受けます。玉縄城主北条綱成 氏繁父子、紀伊大納言徳川光貞、徳川家康(30石の朱印地を賜る)、水戸光圀等の篤き信仰を受け再興を果たしました。境内入口に建つ風情ある茅葺きの山門は水戸光圀建立。江戸中期の建物で唯一火災を免れた貴重な門です。 取材では光栄にも真山正三老師(住職)のご案内を受け、仏殿、浄聖殿に鎮座されるご本尊千手千眼観世音菩薩さまに参拝。像はとても品格よく緻密に彫られ、像の胎内には千眼といわれるように千の眼が描かれているとか。観音さまの功徳はまさに広大無辺です。 見事な室町期の大伽藍の復興を成した天嶽院。老師の愉しいお話と人柄にふれ、清々しい秋風に癒やされました。
寄木造、玉眼。像高(総高)83㎝。室町時代。


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「ひと」
鎌倉市芸術文化振興財団理事長に就任した

牧田 知江子(まきた ちえこ)さん

鎌倉芸術館が10月1日、開館30周年を迎えた。その運営や、鎌倉市の芸術文化の振興にあたる財団の理事長に8月、就任した。同市の老舗「井上蒲鉾店」の3代目社長である。 財団の理事になったのは10数年前。この7年ほどは副理事長を務めてきた。いま期待しているのは、4年ぶりに本格開催できる「鎌倉芸術祭」だ。10月1日から、鎌倉彫、薪能、落語、音楽、映画など多彩な催しを、鎌倉市内の寺院、神社、教会などを主な会場として繰り広げる。古都ならではイベントだ。 「コロナ禍で、2020年はネット配信やⅮⅤⅮの制作になった。21、22年は、今年こそと思ったら腰砕け。アーティストも鑑賞する側もこの間不自由してきた。いよいよ存分にパフォーマンスができる」 鎌倉時代は、それまでの公家を中心にした京都の文化とは違い、写実的な仏像を彫る仏師や新しい仏教などが登場し、民衆の文化が花開いた時代とみる。「そんな鎌倉の歴史や雰囲気を背景にした、独自の芸術発信に注目してほしい」。 たとえば、例年円覚寺で開かれる鎌倉彫の展覧会。明治時代の廃仏毀釈で仕事を失った仏師が、工芸品に活路を見出した。そういう歴史を思い起しながら、現代の鎌倉彫を鎌倉時代の仏像と見比べられるのは、鎌倉ならではの醍醐味だ。 早稲田大学の政経学部を卒業。そのころ4年制大学の女子学生は就職先を見つけるのが難しかった。そんなとき父の故高明さんは一人娘に、鎌倉駅前に飲食もできる店を出すから別会社をつくれ、と命じた。 「自分でやれ」と言われ、司法書士に頼らず設立登記をし、調理師学校へも通った。卒業してすぐの4月1日に開店。それからは父娘の二人三脚で老舗を切り盛りし、高明さんが体調を崩した20数年前からは実質的に経営にあたった。 その一方で、男3人、女2人の子どもを育て上げた。いまでは孫も6人いる。 仕事と子育てに忙殺された80年代から90年代は、「世の中で何が起きていたのか記憶がない」。 カトリックの修道女、渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が信条。理事長を引き受けたのも、その思いから。 「若い世代には、AIなどとも付き合いつつ、創造的な感性を培い、アナログ芸術に触れ、人間の手が加わってこそ表現できるものを見出してほしい」 財団のあり方にSDGsも組み込んでいきたい。文化を次へつなげていくのもSDGsだと考えている。
ランニングが趣味。昨年12月にもフルマラソンを完走した。67歳。
(文・写真 真田正明)


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『医者にたよらなくてもがんは消える』内海聡著

心のふる里を行く(54)

ガンも病気も自分で治すく 池田雅之

私たち日本人はなぜ病気やガンにかかりやすいのであろうか。日本は病人大国といわれるほど病院通いする人が世代を問わず増えている。その半数は、ガンに関係する疾患だといわれている。ガンは今や国民病とまで言われるようになった。その原因を身体とメンタルの両方から説いた好著を紹介してみたい。 それは医師でNPO法人薬害研究センター理事長、内海聡さんの『医者にたよらなくてもがんは消える』(YUSABULU)という本である。出版社はYUSABULUという社名だが、まことに心揺さぶられる。しかし内容はいたって真当で多くの示唆を含む。 私はちょうど4年前に胃ガンの手術を受けた経験があったので、あらためて「ガンとは何か」、「ガンはなぜ発症するのか」に関心をいだくようになっていた。それまではご多分にもれず、医者任せの治療を受けてきた。自分の病気であるにもかかわらず、病気は医者が治してくれるものと思い込んでいた。内海さんは、医者任せではなく、自分の病は自分で治そうとしなくてはいけないことを、私たちに教えている。一言でいうと、治癒には本人の心(マインド)のあり方がとても大事だというのである。 それゆえ、私は内海さんの本によって、「なぜ胃ガンになったのか」、「このガンはなにを問いかけているのか」を考えてみるようになった。なぜガンになったか、自分の生い立ちを含め、その原因を内省する必要を内海さんは問いかけているのである。私の胃ガンの原因は、長年にわたる不摂生、暴飲暴食にあると思い込んでいたのだが、もう一つ大きな心の問題があることに気づかされたのである。 内海さんは食事の質についても詳しく述べているが、「食よりも大切なことは何か」とも問いかけている。「ガンから回復した大勢の患者を診てきた結果、私が食よりも重要視しているのは、自身の精神であり、自立性や自分の軸と呼ばれるものです」。 内海さんは医者に頼り切るのではなく、自分の病気を「心身一如」の考え方に基づいて自分自身でも治していく道を探るべきだ、と提案している。つまり、自分の精神性(心)と肉体(体質)との関係性を見据えながら、自己を見つめなおす内海式根本療法を提唱しているのである。一般の病院が行なっている対症療法とはまったく異なるアプローチの医療法があり、かつ有効性があることを実例をあげて述べているので、きわめて刺激的で目から鱗の一書である。食事療法、量子医学、補助療法についても詳しい実践的解説があり、一読をおすすめしたい。
(早稲田大学名誉教授・鎌倉てらこや顧問)


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季節の心(82)

目は心を語る 佐伯 仁

●まなざし、時に美しく
日本人が好きな言葉は「目」。目は心を語ると云うように人は心の動きを目で読み取る。 いわば目は情報伝達のツール。道具だけに使い方により“目のやり場に困る”場合がある。 そうした目を正面から見る演技を避けたのが映画監督・小津安二郎。  東京物語で老夫婦が同じ方向を見、語り合う。 対照的に長谷川一夫は歌舞伎風の大見栄を切り流し目の魅力を生む。 目の魅力は日本映画初期の目玉の松ちゃん、昭和期の原節子の瞳。 俳優は視線を重視し、華道や茶道の“座”の視線は作法へ昇華。 一方、画家モディリアーニが描く目に瞳はなく、哀愁を訴えている。 これに対し我が国では妖しい目力を求めた。眼光・眼力など、その威力の争いは子供の“睨らめっこ”に通じる。 また日本人は古くから眼病に苦しんだ。奈良期、新薬師寺は聖武天皇の眼病平癒を願い、光明皇后が建立した。 江戸期、芭蕉は奈良・唐招提寺での句に鑑真来朝の際、傷めた目の涙を若葉で拭ったとよんだ。 現在、10月10日は目の愛護デー。10と10を横にすると眉と目になる。
 若葉して御目の雫
 ぬぐはばや   芭蕉



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(8月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は8月に一般161冊、児童書47冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「平治の乱の謎を解く-頼朝が暴いた「完全犯罪」」桃崎有一郎著 文藝春秋(文春新書)▼「迷わない新NISA投資術-日経マネーと正直FPが考え抜いた!」菱田雅生著 大口克人著 日経BP▼「吉右衛門-「現代」を生きた歌舞伎役者」渡辺保著 慶應義塾大学出版会▼「小津安二郎と七人の監督」貴田庄著 筑摩書房(ちくま文庫)▼「星野知子の鎌倉四季だより」星野知子著 敬文舎▼「自然、文化、そして不平等-国際比較と歴史の視点から」トマ・ピケティ著 文藝春秋▼「逆境を生き抜くための教養」出口治明著 幻冬舎(幻冬舎新書)▼「アベノミクスは何を殺したか-日本の知性13人との闘論」原真人著 朝日新聞出版(朝日新書) ▼「日本銀行虚像と実像-検証25年緩和」河浪武史著 日経BP日本経済新聞出版▼「インフルエンザウイルスを発見した日本人」山下一也著 岩波書店(岩波科学ライブラリー)▼「枕頭の一書-作家たちが読んだ人生最後の本」窪島誠一郎著 アーツアンドクラフツ ▼「天涯図書館」皆川博子著 講談社▼「その選択が健康寿命を決める」森勇磨著 マイナビ出版(マイナビ新書)▼ 「日本のビールは世界一うまい!-酒場で語れる麦酒の話」永井隆著 筑摩書房(ちくま新書)


鎌倉朝日新聞社

ウクライナ支援 チャリティーコンサート

10月15日14時、逗子のかわせみホール。 児玉康子さんのピアノでリスト「ラ・カンパネラ」、ラヴェル「クープランの墓」など。千坪の庭園で130株の秋バラ鑑賞も。3千円、要予約。 収益は全額ウクライナ大使館へ寄付。
主催は響の会0468・71・3262
児玉方22・7704


鎌倉朝日新聞社

み る

▼100年前の未来 移動するモダニズム1920—1930
10月7日~1月28日県立近代美術館葉山。葉山館開館20周年を記念し「近代」の文化が多様に展開した20世紀の20年代を再考する。
046・875 ・2800
▼切手展
国内外の切手、消印、はがきなどの展示。
▽第42回鎌倉切手展
10月28・29日鎌倉生涯学習センター。
鎌倉郵趣会山口方045・563・3374
▽楽しい湘南切手展
10月14日13~17時・15日10~16時、フジサワ名店ビル。
湘南郵趣の会046・208・0027
▼玉縄城の真実を解明する展示会
前期10月31日まで、後期11月15日~2月29日、鎌倉・龍寳寺玉縄歴史館ギャラリー。玉縄城域探査と城郭研究講座から解明された真実を紹介する。2百円。
玉縄城址まちづくり会議080・3578・3581
▼アナザー東海道 東海道の多様と異様な描き方
11月5日まで藤澤浮世絵館。「東海道五拾三次之内藤沢」など藤沢をテーマにした絵師の発想を絵図や写真などで紹介。無料。
0466・33・0111
▼第32回手で触れて見る彫刻展―桒山賀行と土曜会
10月12~15日藤沢市民会館。無料。
点字図書館0466・44・2662
▼絵本『うさぎのクーモ』の絵とことば展
10月12~19日佐助カフェギャラリー(鎌倉市佐助2―18―15)。鎌倉在住の詩人・村野美優さんが初めて書いた絵本のことばと、収録されている銅版画28枚の原画の展示販売。銅版画は内木場映子さんが6年がかりで制作。
クルミド出版042・401 ・0321
▼十時孝好 いのちの息吹―USAGI 10月12~30日ギャリー一翆堂。ウサギをモチーフにした木彫と絵画約30点。
22・3769
▼村田良策記念アトリエM 55周年記念展「伝言を形に」
10月24~29日鎌倉芸術館。会員らなどのパステル画やデッサンなど。
▽「未来への伝言」 10月27日14時、鎌倉芸術館。村田望さんの歌と中澤美紀さんのピアノで三大アヴェ・マリアなど。2500円。
スタジオエスポワール090・2207・0031
▼上映会「ゆうやけ子どもクラブ」
10月22日10時、逗子文化プラザ。東京小平にある障害児放課後支援施設のドキュメンタリー。千円。要申込。
実行委・中島方090・8178 ・6351
▼上映会「生きる―大川小学校 津波裁判を闘った人たち」 10月29日鎌倉商工会議所。10時15分・13時15分。東日本大震災で被災した大川小の裁判記録映画。1500円、大学生以下千円。QRから申込。七七支援隊主催。
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き く

▼鎌倉マンドリンアンサンブル第36回定期演奏会
10月25日13時半、鎌倉生涯学習センター。「黄金の夢」など。無料。
水津方080・6518・4659
▼第7回クラシック音楽のひととき 種蒔く人
11月3日14時、鎌倉生涯学習センター。主催の鎌倉音楽クラブの設立に尽力した音楽評論家・野村光一と声楽家・ベルトラメリ能子にスポットを当て、声楽、弦楽器、ピアノで「荒城の月」やヴァイオリンソナタを。1500円。
村田方090・2207・0031
▼オマージュ エディット・ピアフ
11月9日14時、横浜みなとみらいホール。村田望さん(歌)・中澤美紀さん(ピアノ)・早川幸子さん(アコーディオン)で「バラ色の人生」など。3千円。
スタジオエスポワール090・2207・0031



さんか

▼漁協の朝市
▽鎌倉漁協・魚まつり 10月1日10時、鎌倉パークホテル駐車場。
22・3403
▽腰越漁協 10月5・19日10時、腰越漁協事務所前。
32・4743
▼ふらっとカフェ鎌倉
食を通じて多世代交流
▽おてら食堂10月1日12~13時、安国論寺。誰でも参加できる地域食堂。
▽10月20日17時半~18時半、二階堂デイサービスセンター。栄養講座など。
▽25日16時半~18時半、ソンベカフェ。ハロウィンイベント、テイクアウト。
各大人5百円、中学生以下無料。
要メール予約flatcafekamakura@gmail.com
渡邉方090・5199・1654
▼みどりのボランティア 10月7日東勝寺跡、14日建長寺回春院、21日十
二所果樹園、28日朝夷奈切通。各9時20分現地集合。下草刈り、枝はらい、倒木の整理など。
鎌倉風致保存会23・6621
▼ふじさわ江の島花火大会
10月7・20日18時半、片瀬海岸西浜。約9百発。
藤沢市観光センター0466 ・22・4141
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット10月27日8時半~14時半。雑貨・衣類・手造り品など約20店。
▽骨董市28日7時半~14時半。※フリマ・骨董市出店者募集中。
片岡方090 ・5442 ・3778
▼鎌倉ガイド協会 古都鎌倉史跡めぐり
▽坂東三十三観音札所の古道歩き―杉本寺と岩殿寺を参拝 10月13・25・27・11月1日9時、鎌倉駅西口時計台広場集合。
約5km。▽旧山本邸を特別見学 10月18・31日9時、鎌倉駅西口時計台広場集合。約5km。各7百円。交通費、拝観料等別。
▽祇園山ハイキング 10月15日9時半、鎌倉駅西口時計台広場集合。約3km。5百円。HPから申込。
24・6548
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ10月14日10時、山ノ内配水池脇。
▽山歩き15日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金090・6502・2470
▼大船フラワーセンターの催し
▽ハロウィンイベント14・15日ワークショップ、マルシェなど。▽バラガイドツアー10月19・24日13時半。▽秋バラライトアップ10月21日20時半まで・22日20時まで▽色鉛筆画教室10月21日10・13時半、2千円。6日までに申込。▽押し花アート教室11月11日10・14時、3千円。24日までに申込。入園
料4百円。46・2188
▼オクトーバーフェスト鎌倉2023
10月21日11~20時・22日10~19時、梶原のみんなの鳩サブレースタジアム。ビールを楽しむキッチンカーや物販、キッズコーナーやダンスなども。
鎌倉商工会議所青年部23・2561
▼きららフェスティバル 10月27~29日10~16時、玉縄学習センター。活動団体の発表や作品展示。
鎌倉生涯学習センター25・2030
▼かまくらシニア健康大学
10月27日10時、深沢学習センター。「コグニサイズ運動で頭も身体もすっきりと」。脳の機能を活性化し認知症予防と健康促進を。鎌倉市在住者対象。要申込。
市民健康課61 ・3977
▼湘南台ファンタジア
10月28・29日。▽ステージ湘南台公園と原谷公園。▽フリーマーケット(28日のみ)湘南台駅東口大通り。▽ダンスパフォーマンス(29日のみ)湘南台駅地下広場。
実行委0466・53・8541
▼写真供養感謝祭
11月11日11~14時、浄智寺。プリント写真を当日持参。枚数制限なし。供養料ご志納。アルミ缶回収で世界の子供に給食を同時開催。
090・9812・2717
▼市長杯争奪 健康マージャン大会
11月12日9時半、鎌倉市福祉センター。60歳以上対象。2千円。往復ハガキで返信面に催し名、住所、氏名、年齢、を記載し品川区西五反田2―4―2東海ビル2階健康麻将全国会事務局へ。12日必着。
みらいふる鎌倉070・6454・8141
▼葉山駅伝2023 12月10日7時40分受付、一色小学校~周辺道路の周回。小学生とファミリーの部約10㎞、一般と中学生の部約11㎞。参加料3500円、一般5千円。申込は10月14~20日に葉山町陸上競技協会HPから。



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Urara個展 アクリル空想画の世界

湘南在住の星心来さん(23)の個展が10月6~10日小町通りのギャラリー一翆堂(22・3769)で開かれる。 約2m四方の大きなキャンバスにアクリル絵の具で描いた絵を40個に分割した〝spinning”=写真=など色鮮やかな〝空想の世界〟が広がる。いつも楽しく描くことをモットーとしているUraraさんは、「絵を見て想像をふくらませてほしい」と話している。


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「歓喜」古林昭子

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「仏の慈悲」古屋嘉廣

第23回 鎌倉フォトクラブベアーズ写真展

10月12~17日鎌倉芸術館。鎌倉を拠点に、撮影会や講評会を行っているアマチュア写真クラブ(古屋嘉廣会長・会員22人)の毎年恒例の写真展。テーマ作品「鎌倉物語2023」と自由作品計約71点。
古屋方090・3407・3700


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写真展「四重奏・鎌倉 第2楽章」

原田寛風景写真講座の50~80代の受講生4人で構成する「鎌倉カルテット」の写真展が10月4~9日鎌倉生涯学習センターで開かれる。鎌倉の風景約50点。
古川方090・1114・9139



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海岸清掃とマイクロプラ採取

海ごみゼロウィークに風致保存会

年に2回の全国一斉清掃活動キャンペーン「海ごみゼロウィーク2023」(日本財団と環境省の共催)の一環として鎌倉風致保存会の呼びかけで、9月16日鎌倉の材木座海岸で清掃活動が行われた=写真上。 午前10時に海岸に集まった親子連れなど約60人は、灼熱の太陽が照り付ける中、ゴミ袋とトングを手に4班に分かれて海岸に散っていった。 目立った紙ゴミやビニールゴミは少なかったが、集めたゴミの入った袋を収集場所に積み上げると、今度はマイクロプラスチックの採取体験。 30㎝四方に掘った砂をバケツに移し、海水を入れ、大小のふるいの網に残った小さな粒をピンセットでつまみあげ、ビンに入れて観察した。子どもたちも興味深々に作業を手伝った=写真下。横浜の洋光台から友人家族と、親子4人で参加した母親は、「話には聞いていたが、マイクロプラスチックを身近に感じた。小学生の子もきっと今日の体験を忘れないと思う」と話していた。


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関東大震災100年 防災集い

地震に耐えた本覚寺本堂で法要

関東大震災から100年目の9月1日、鎌倉市小町の本覚寺で慰霊と防災の集いが開かれ、約50人が参列した。 地震が起きた11時58分に、松尾崇鎌倉市長が境内の釣り鐘を鳴らし、来場者が1分間の黙とう。本堂で法要が行われ、読経の後、参列者が焼香し犠牲者の冥福を祈った。 寺によると、本覚寺は室町時代の1436年に創建。本堂は1923年4月に完成し、同年9月に関東大震災が起きた。鎌倉町内の多くの建物が全壊、死傷者も多く出たが、本堂は焼け残った。 集いの実行委員長を務めた安国論寺の平井智親住職は「生き証人ともいえる本堂で法要ができてありがたい。防災を真剣に考える契機になれば」と話していた。 境内では「防災パーク鎌倉」が開催され、防災グッズや非常食の紹介などを紹介するテントで、参加者は説明に耳を傾けていた。


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旧東伏見宮別邸の保存を

葉山で町民が旗揚げ

「葉山の別荘文化を象徴するイエズス孝女会修道院旧館・旧東伏見宮葉山別邸の存続の危機を救いたい」と町民が立ち上がった。 白亜の宮邸は大輪のユリ「カサブランカ」の愛称で親しまれ、湘南地域に唯一残る皇族の別邸として来年110周年を迎える。国登録有形文化財の同邸を所有するイエズス孝女会から「今年度中に信頼できる団体に託せなければ涙をのんで取り壊すしかない」と相談を受けたのは葉山の別荘文化に携わるNPO法人葉山環境文化デザイン集団の高田明子代表(72)。老朽化で広範囲の補修が困難な状況は併設する幼稚園にも影響を及ぼすため早急な調査を行った。 8月31日には同邸で維持管理活用プロジェクトの発起人会が行われ、建築家や左官工、町議、行政書士、映像技術者や飲食業などに携わる有志約20人が集まった=写真。同幼稚園の卒園生や保護者も多く、高田さんは「パズルのピースが集まるように必要な人が現れた」と驚く。 古民家再生のまちづくりに実績を持つ建築家の丸谷博男さん(74)を代表とした「La Casa Blanca Hayama」が補修や国への補助金申請、市民ファンドなどの実務を担いつつ、誰もが気軽に参加できる任意団体「葉山いきいきプロジェクト」を結成し音楽会なども行い、防災や地域活動にも活用できるよう幅広い世代へ協力を呼びかける。(K) 11月11日同邸の歴史を紐解く展示会。午前の部10時半~12時 中学生以上千円、小学生500円/午後の部13時半~16時 中学生以上2500円(ドリンク付)。
申込は野中さんnonakaya@jcom.home.ne.jp
090・2312・2257


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4年ぶりに定期演奏会

80万円をウクライナ大使館に
  ムジカおさらぎ

60歳以上の鎌倉混声合唱団「ムジカおさらぎ」(佐藤ゆり代表、団員188人)の第35回定期演奏会が9月10日鎌倉芸術館ホールで開かれ、約800人が観賞した=写真は同合唱団提供。 ここ数年コロナ禍で開催が見送られ、本格的な演奏会は4年半振り。96歳を最高齢として平均年齢80歳の総勢150人による混声合唱が元気な歌声を披露した。ウクライナの平和を願い「フィンランディア」の演奏も。 同合唱団は1994年からチャリティコンサートとして寄付を行っており、今回集まった80万326円はウクライナ大使館に寄付する予定。これまでの寄付の累計額は1800万円を超えるという。随時団員を募集している。



ミニシアターが鎌倉駅前にオープン

鎌倉駅東口に小さな上映会スペース「グリーンシネマかまくら」が9月10日、オープンした。 社会課題、地球課題を学ぶための映画を、毎月1本上映する。 10月は「ザ・トゥルー・コスト」。15・28日は10時半・14時半。16・27日は10時半・18時半。11月は「コスタリカの奇跡」。 1200円、高校・大学生800円、小中学生500円。申込はHPから。鎌倉市小町1―5―27 カトレヤビル2階。 050・1808・5595※プラスチックフリージャパン共催


鎌倉朝日新聞社

スケッチ日和(70)

「野菊」 黒川 明

久木神社の駐車場の土手に野菊が咲いていた。ノギクという植物は無いようで、この花はヨメナ属のものかもしれない。 植物の名前といえば、父の友人に自称作家という人がいて、どっちが本業か知れないが園芸店もやっていた。彼は野草に適当な名称を付けて売っていた。次々と思いつくのは才能だったのかも。 野菊は陽当たりと水はけのよい斜面で、細い小さな花びらを精一杯に広げている。人間にも嘘のない人生が、あるといいな。
水彩 31×41㎝



終の棲み家を考える(113)

太陽光発電の謎

太陽光発電でつくられた電気を電力会社が買い取る制度が成り立たなくなってきました。電力会社が買い取り金額をどんどん下げているからです。その買い取り原資は一般家庭の電気代に上乗せされており、電気代が上がる一つの原因になっています。 「メガソーラー発電」という大規模な太陽光発電計画が九州や関西方面で立てられ事業が進んでいます。田畑や休耕地・山間部で何万坪という単位で太陽光パネルが敷き詰められていますが、そのほとんどを中国系企業が占め、太陽光パネルは全て中国製です。東京都が住宅を新築する場合、条例で太陽光発電設備を設置することを義務づけました。蓄電設備は任意ですが住宅の屋根の様に小さな面積で発電しても個人にメリットは少ないと思います。日中留守が多い家庭で発電された電気は電力会社に売り、夜間自分たちが使う電気は電力会社から買って使っています。自宅で発電した電気を自分が使うには、蓄電設備が必要で大金がかかります。田畑を潰して住宅の屋根の様な小さな面積につくったりせず、日陰になっても影響の少ない線路の上や道路の上に、外国製ではなく、国産の太陽光パネルでつくることを考えたらどうでしょうか。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/



鎌倉年中行事

10月

▼人形供養 1日13時法要、本覚寺。
▼古式初亥祭 8日10時、江島神社。
▼開山忌 2・3日円覚寺。屋外から参列のみ。
▼達磨忌 4日14時、宿忌、5日10時、半斎、建長寺。
▼鎌倉薪能 6日18時。
▼ふじさわ江の島花火大会 7・20日18時半、片瀬海岸西浜。
▼十夜大法要 12~14日光明寺。法要、練行列、稚児礼讃舞など。
▼絵筆塚祭 7・8日まんが絵行灯掲揚。8日13時、祭事、似顔絵、河童絵コンクール。荏柄天神社。
▼舎利講式 15日円覚寺仏舎利の御開帳(見学不可)
▼筆供養 27日11時、東慶寺の前田青邨筆塚。
▼白旗神社文墨祭 28日10時、鶴岡八幡宮境内。


プロムナード

最近は「対面式」と言う単語も既に死語になりつつあるように感じるほど直接会って話せる機会が増えています。▼オンラインでの非対面式の打ち合わせが定着したことで「出張先でもオンラインならば会議に参加が可能なはず」という事態が生じてしまいました▼携帯電話が普及したことで、どこに居ても「捕まってしまう状態」という環境でしたが、さらにスケジュールを拘束される機会が多くなり、生活に「隙間時間」がなくなってきている気がします▼私自身、「何も考えずにボーッと過ごすための時間」を確保することが貴重になってきています▼健康のためにジムに通うことと同様に、隙間時間を買う時代が来るのかもしれません。 (N)


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