鮮魚に野菜、パンも地元で
今泉台の商店街
鎌倉市今泉台の北鎌倉台商店街に、さかなの協同販売所「サカナヤマルカマ」が開店して1年。今度はパン屋が6月6日にオープンする。さびれていた商店街も少しずつ活気を取り戻してきた。 開業するのは元美術教員の吉田浩気さん。子どもの頃からの夢だったパン屋を縁あってこの場所に開店。店の名前は「カイユ―」。仏語の石ころで、「小学校の時、パン作りにはまって焼いたパンが『石ころのように固い』と母親に言われて」と笑う。北海道と熊本産のオーガニック小麦を自家製酵母で発酵させて作ったドイツ風パンを販売。5月18・19日のマルシェ(野外マーケット)の期間中、プレオープンで試食してもらいPRした。 この地域は高度経済成長期にベッドタウンとして移り住んできた世代が高齢化し、約2000世帯、5000人の内、65歳以上が約45%を占めている。 2011年~15年に今泉台町内会(民)、横浜国立大学(学)、企業(産)、鎌倉市(官)の4者で共同研究を行い、地域の課題を抽出。課題に取り組む仕組みづくりとして「NPO法人タウンサポート鎌倉今泉台」を設立させた。さらに2017年、住民が生活を向上させるための新たな物・サービスを開発・改善する取り組みを産学官民の連携で行う「鎌倉リビングラボ」を設立し、活動を展開している。東京大学も参加。 魚屋は、地域住民と鹿児島県阿久根市の水産業者が協同運営し、同商店街の店舗と移動販売の2本立て。店内のケースには魚が丸ごとならび、「帰りに取りに寄るからおろしといて」と住民からの注文を受ける。 野菜は、地元の主婦グループ「ベジクラブ」が同商店街内の「いずみステーション」で毎週金曜日に販売。この場所は、タウンサポートが空店舗を利用してつくった多世代地域住民の集いの場でもある。 4月には、第2町内会館「洗心庵」が新築された。土地を譲り受け、市の補助金を受けて建設。放課後の子どもの遊び場などにも利用されている。 町内の防災体制も整っていて、10カ所の防災倉庫には、発電機や簡易トイレ、テント、保存食などを備蓄。各戸に「黄旗」を配布し、災害のあと、それを表に立てて「無事」を知らせることにしている。そのための訓練もある。 最近、まちづくりの一環で新たに提案されたのが「みんなのイス」。住宅街の道路わきにイスを設置して、散歩の人が一休みできるようにしようという試み。今泉台のまちづくりを研究している大学院生のアイデアで、ステッカーも作ってもらった。 町内会長の山本昭夫さん(74)は、「何事も積み重ねでよくなっていく。住民が家にとじこもらず、散歩したり、商店街で会話したりすることが大事」と話す。 8月の祭りは例年、大学生も神輿を担いで盛りあがるという。
葉山・長柄小が引き継ぎ
宇宙飛行士・山崎直子さんが宇宙に持って行ったアサガオの種を全国各地の小学校で育て、収穫した種をリレーする取り組みの「種を受け取るリレー式」が4月25日、葉山町立長柄小学校(同町長柄・長谷川泰子校長)で行われた。 2020年小豆島の町立星城小学校から始まり、昨年、第4走者の熊本県八代市立八竜小学校と大分県竹田市立竹田小学校が引き継ぎ、両校から100粒ずつ、長柄小学校へ届けられた。 同小学校では3年生(100人)が参加。プレールームで山崎さんの動画ビデオを見た後、この「宇宙アサガオリレープロジェクト」を主催する「宙だよりスタジオ」(大阪府八尾市)の田中利秋副社長から種やメッセージについて説明を受けた。 代表児童3人にアサガオの種200粒と両校からのメッセージが手渡された。田中さんは児童に、「開花の時期を研究すること」、「花の数を数えること」の2つの願いを伝え、「どうしたらたくさんの花が咲くか考えてほしい」と呼びかけた。 来年は万博開催地・大阪の小学校にリレーし、ゴールは2030年、種子島という。
鎌倉の夏の定番「納涼うちわ」が6月4日から販売される=写真。今年は鎌倉在住の日本画家・川又聡さんの「彩り」。
梅雨の時季のしっとりとした空気に、大輪のアジサイとミツバチが彩りを添えている。
鎌倉市観光協会が1977年から制作を始め、49作目。竹製の手作りで13,000本制作し、うち6,000本を一般販売。1本400円(税込)、同会事務所や通販サイトで。
同会0467・23・3050
浄光明寺のボダイジュ
鎌倉市扇ガ谷の浄光明寺は緑に覆われたお寺。その客殿前のボダイジュに6月初旬ごろになるといっせいに花が咲く。 シナノキ科の落葉高木で、原産地は中国。高さ10mを超えるものもあり、葉は長さ5~10㎝の三角状で卵型。新葉の脇から長さ5~6センチのヘラ形の苞(総苞葉)を出し、そこから伸びた長さ8~10㎝の花柄に淡い淡黄色の花を咲かせて、芳香を漂わせる。 浄光明寺は真言宗泉涌寺派の寺で、1251年、鎌倉幕府の6代執権・北条長時が真阿を開山として創建した。 寺は、サクラ、ウメ、ビャクシンなど木々の緑に包まれていて、同じ時期にタイサンボクも見ごろを迎える。
文 小林千穂
写真 松原省吾
田上 誠(たのうえ のぶ) さん
「鳩サブレはどこから食べる?」「ドローンを操縦してみよう」。学校の授業とは一味違った学びの場、「子ども大学かまくら」は今月、13年目の開講を迎える。昨年に夫から理事長を引き継いで、その先頭に立っている。
大学の教授や専門家らから、小学生らが本格的な講義を受ける子ども大学。ドイツが発祥で、10数年前から日本でも広まった。その草分けという川越市の子ども大学の発足に、夫寛さんの同級生が関わっていた。14年前、二人で見学に行き、「ぜひ鎌倉にもつくりたい」と夢がふくらんだ。
自身は東京育ちだが、寛さんは大阪生まれ。結婚してしばらくは大阪での生活だった。昭和の終わりごろ東京に転勤になり、北鎌倉に移り住んだ。二人の娘の子育てもほぼ終わり、近くの民生委員から頼まれて、主任児童委員や後には民生委員も務めた。
「主任児童委員のころには、子どもたちを集めて竹馬を作ったり、ハイキングに行ったり、そうめん流しもしました」。地域ぐるみの子育ての実践だった。その目に子ども大学は魅力的に映った。しかし、なにから手をつけていいのかわからない。そこで鎌倉市の健康福祉部長などを務めた石井和子さんに頼った。
石井さんが元市長のつてをたどり、解剖学者の養老孟司さんへの学長就任の話をつけてもらった。みんなで自宅にお願いに行くと「あ、いいよ」とすんなり引き受けてくれた。
「はてな学」「生き方学」「ふるさと学」を柱に、毎年5回の定例授業と、特別企画の体験学習やゼミを提供してきた。鎌倉芸術館や鎌倉生涯学習センターなどを会場に使っている。NPO法人化し、現在会員100余人。小学4~6年の「学生」が毎年100人から150人受講するので、これまでの卒業生は千数百人になる。
多彩な講師は、毎月の運営委員会で選ぶ。それぞれの知人や気になった人を候補に挙げているが、人材豊富な鎌倉のこと、毎年、倍もの候補が挙がるという。
冒頭の鳩サブレの問題は、6年前の豊島屋社長・久保田陽彦氏の講義から。「正解はありません」。過去にはブロッコリーからのDNA抽出や、ハム・ウインナーづくりに挑戦も。
今年は6月に開講し、薩摩琵琶の演奏家や京大生作家、湘南工科大学教授らが講師に名を連ねている。養老氏は7月に特別対話ゼミを開く。
東慶寺のそばの自宅は、会議の場でもある。和菓子作りが得意で、自宅で店を開いていたことも。
寛さんは昨年亡くなり、まだ9カ月のゴールデンドゥ―ドルと暮らす。77歳。
(文・写真 真田正明)
佐野陽三写真展「街角」
佐野陽三さん(1922年―2001年)が、1950年代に撮影した東京や神奈川の街と人の写真展「街角」が6月1日~10日、小町通りのギャラリー一翆堂で開かれる。 娘の佐藤由利子さんが、父親の残した150本以上のフイルムを処分するには忍びなく、友人のアドバイスでDVD化して保存。その一部を展示する。「戦後の復興に向けた日本人の真摯な表情や、占領軍の異文化が混じり合った独特の息遣いがある」という。 佐野さんが晩年に始めた鎌倉彫の作品も披露。同ギャラリー22・3769
熱闘!「蜘蛛」合戦! 佐伯 仁
●蒸し暑さと熱い歓声!
6月の第3日曜日、鹿児島県姶良市加治木町で無形民俗文化財のくも合戦の熱闘が開かれる。
くも合戦は、島津義弘公が文禄・慶長の役(1592~1598年 )に参戦し、その陣中で兵士を元気づけるためにコガネグモ(メス)を集めて戦わせたのが始まりと伝えられている。
会場には俗に「くものぼせ」と呼ばれる愛好家が自宅で育てたクモを持ち寄る。大人と少年の部に分かれ、裃を着た行司が登場、試合開始。
主役は大型のコガネグモで体長は約8センチ、40センチ程の棒の上で闘う。棒から先に落ちたクモが負け。1人3匹まで出場でき熱い声援を受け、3連勝で決勝戦へ。4歳の少女が優勝した実績もあり、家族の応援も熱い。今日まで台所や居間で家族同様に育てただけに優勝への執念は誰れにも負けず強い。「きばれ!」「かんつけ(かみつけ)!」など声が飛ぶ。決勝戦は五分間要したこともあった。勝者には賞品が、参加クモは自然へ還される。これも畑の害虫を駆除する知恵、畑作を尊ぶ信仰が濃い。
横浜では「ホンチ」と呼ぶクモ相撲があった。地域無形文化財に指定。
大蜘蛛の 虚空を渡る
木の間かな 村上鬼城
答えの出ない事態に耐え抜く力 池田雅之
私たちは日々「早くしろ、早くしろ」と追い立てられるようにして暮らしている。しかも問題なのは、相手側から即時即決の判断を求められていることである。家庭でも、職場でも、学校でも瞬時に答えようのない質問に、私たちは戸惑いながら反応し、解答しようと慌てふためいている。
問題なのは、そうして得られた反応や判断が適切かどうかは極めて疑わしいことである。大切なことは、とりあえず答えを急がず、立ち止まって考えてみることであろう。今日のような性急な問いかけに対して即時の回答を求められる社会が、世代を超えて生きづらい生活状況を生み出していることは、明らかである。
小説家で精神科医の帚木蓬生さんは、「生きづらさ、先が見えない不安」の時代に「早急な結論、過激な意見にとびつかず、すぐに解決できないことには、『急がず、焦らず耐えていく力』=ネガティブ・ケイパビリティが必要です」(『ネガティブ・ケイパビリティ︱答えのない事態に耐える力』朝日新聞出版=写真)と書いているが、まったく同感である。
「ネガティブ・ケイパビリティ」とは聞き慣れない言葉だが、「負の力」とか「消極的能力」とかに訳されている。一見消極的に見えるが、沈着で複眼的な判断力と称してよいもので、「わからなさ」を抱えながらも、バランスのある正しい着地点にたどり着く「生きる力」と言いかえてもよいだろう。
この用語を初めて使い、広めた人は、イギリスのロマン派の詩人、ジョン・キーツであった。兄弟宛ての手紙の中で、キーツはシェイクスピアを称賛して、彼の作品は「ネガティブ・ケイパビリティを有している」と書き送っている。「それは事実や理由をせっかちに求めず、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいられる能力」と定義を下している。
最後に帚木さんの言葉を引用して拙文を結びたい。
「私たちの人生や社会は、どうしても変えられない、とりつくすべもない事柄に満ちています。私自身、ネガティブ・ケイパビリティを知って以来、生きるすべも、精神科医という職業生活も、作家としての創作行為も、随分楽になりました。いわば、ふんばる力がついたのです。それほどこの能力は底力をもっています。」
この不安に満ちた生きづらい時代を生き抜くためには、キーツが唱えた『ネガティブ・ケイパビリティ』の知恵が必須ではなかろうか。私たちは答えを急がず、立ち止まり判断する力を育てていきたいものである。
(早稲田大学名誉教授・鎌倉てらこや顧問)
▼てあて・まもり・のこす県立近代美術館の保存修復
7月28日まで県立近代美術館鎌倉別館。3つの言葉を手がかりに修復過程や道具、展示の工夫などの取り組みを紹介。700円。
22・5000
▼鎌倉国宝館 学芸員セレクションⅠ・Ⅱ
日の目を見ることは少ないが学芸員が大切にしている収蔵作品を2期に分けて展示。▽「ひみつのたからもの―光をあてろ!蔵出し大作戦」6月2日まで。▽「かわいいたからもの―学芸員の偏愛事情」6月8日~7月15日。阿弥陀如来及び両脇侍像仏(英勝寺蔵)など。400円。
22・0753
▼清方と二人の弟子~門井掬水・西田青坡
6月30日まで鏑木清方記念美術館。清方と2人の弟子の様々な女性たちの姿を描いた作品。450円。
23・6405
▼映画館のエトセトラ
7月7日まで川喜多映画記念館。映画館に関わる資料を取り上げながら、「映画館」を展示と上映などから紐解く。2百円、鎌倉市民無料。
【関連上映】「薔薇の名前」6月4日10時半、9日10時、5・7日14時/「ローマの休日」5・8日10時半、6日14時、9日13時/「さらば、わが愛 覇王別姫」6・7日10時、4・8日13時半/「雄呂血」20・21・23日14時/「ニューシネマパラダイス」7月2・6日10時半、3・5・7日14時/「さすらい」7日10時、2・4・6日13時半。千円。
【特別上映】活弁上映「ロイドの初恋」+ミニトーク22日10時半/「雄呂血」+ミニトーク14時。1600円。
23・2500
▼江戸当世図上旅行
7月21日まで県立金沢文庫。旅本・絵図での旅路、江戸時代の楽しみ方を追体験。250円。
045・701・9069
▼没後15年 庄野潤三展
6月8日~8月4日県立神奈川近代文学館。作家、庄野潤三の遺愛の品などでその文学と生涯を振り返る。500円。
045・622・6666
▼近代輸出漆器のダイナミズム︱金子皓彦コレクションの世界
6月30日まで県立歴史博物館。近代の輸出工芸の柱の一つに成長した漆器の金子皓彦のコレクションを中心に構成。9百円。
045・201・0926
▼歌川国貞(三代豊国)の役者見立東海道「歌舞伎役者の面影」
7月3日まで藤澤浮世絵館。歌舞伎役者と風景が描かれた人気シリーズ。無料。
0466・33・0111
▼2024紫陽花月の猫たち
6月1~23日北鎌倉ギャラリー月。10人の作家による猫がテーマのグループ展。
22・2913
▼ギャラリー一翆堂
▽街角 佐野陽三 写真展6月1~10日(左にご案内)。▽楽柿窯 作陶展6月19~23日。
22・3769
▼グリーンシネマかまくら
6月14・15・23・24日「幸せの経済学」。1200円。要申込。
40・3389
▼ふくぶんファミリーシネマ「身代わり忠臣蔵」
6月16日10時半・13時半、葉山町福祉文化会館。誰もが知る忠臣蔵をコミカルに演出した新感覚の時代劇。千円。
同館046・876・1871
▼世界難民の日2024in鎌倉
6月29日10時、鎌倉生涯学習センター。難民映画「ピース・パイ・チョコレート」、なんみんトークショー。
主催は鎌倉なんみん共生フォーラム、アルペなんみんセンター55・5422
▼子どもから大人まで楽しいマジックショー!
7月6日14時、鎌倉生涯学習センター。テーブルマジックからイリュージョンまで。無料。申込は同学習センターに往復ハガキかネットで25日まで。
25・2030
▼祝70回スタジオエスポワールサロンコンサート
6月2日14時、鎌倉大町スタジオエスポワール。2006年から年4回開催し19年目、70回。上田麻衣子さん(ピアノ)榛葉朋子さん(フルート)村田望さん(歌)がドビュッシーらの曲を。3千円。
090・2207・0031
▼鎌倉みどり音楽院 発表会
6月9日13時、鎌倉生涯学習センター。材木座の同院の小学生から大人までの生徒のピアノ。OB・OGの演奏も。入場無料。
松井方090・8089・7088
▼第38回 鎌倉リコーダーコンサート
6月26日13時半、鎌倉生涯学習センター。中田喜直の「はなのおくにのきしゃぽっぽ」など。無料。
網野方32・6901
▼名曲でつづるピアノの世界~演奏を楽しむ
6月29日13時半、腰越学習センター。鎌倉出身のピアニスト和田華音さんのトークと演奏。無料。申込は同学習センターに往復ハガキかネットで19日まで。
33・0712
▼やまさき女声合唱団 第2回コンサート
6月29日14時、鎌倉芸術館。「花冷えのあとで」「サウンド・オブ・ミュージック」など。無料。
鷹野方080・9710・1650
▼フランス語講座
初級から上級まで、少人数制。オンライン講座あり。
▼古文書講座
6月16日13時半、葉山町立図書館。古い文書・手紙・掛け軸など読みたいものを持参。なくても参加可。200円。
郷土史研究会・藤波方046・875・8603
▼砲台に消えた子どもたち 小坪の悲劇が今語りかけるもの
6月22日10時、逗子文化プラザ。終戦直後、小坪の洞窟砲台の大爆発事故で死傷した約50人の子らの遺族会が建立した慰霊碑を通じ思いを伝える。千円。
逗子の歴史を学ぶ会046・871・9674
▼第15回 ツール・ド・逗子2024
6月2日9時、亀岡八幡宮。逗子市内を自転車でめぐる「ショートコース」から三浦半島をめぐる「ロングコース」まで。200円。
白川方090・1694・1207
▼ふらっとカフェ鎌倉
誰でも参加できる地域食堂。▽おてら食堂(安国論寺)6月2日12時半。
▽二階堂デイサービスセンター21日17時半。▽ソンベカフェ26日16時半。各大人5百円、中学生以下無料。要予約。
渡邉方090・5199・1654
flatcafekamakura@gmail.com
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット6月28日8時~14時半。雑貨・衣類・手造り品など約20店。▽骨董市29日7時半~14時半。
※フリマ・骨董市出店者募集中。
片岡方090 ・5442 ・3778
▼大船フラワーセンター
▽フラワーコンサート 6月2日11・14時クラリネット・ヴィオラ・ピアノのコンサート、16日11・14時ちょこッとリサイタル(ファゴット)。無料。▽園長さんぽ9日10時頃。無料。▽デジカメ教室 15日9時半・13時半。千円。3日までに申込。▽色鉛筆植物画教室「夏」7月6日10・13時半。2千円。25日までに申込。 入園料4百円。
46・2188
▼朝市
▽腰越漁協6月6・20日10時~売切れ次第終了。腰越漁協事務所前。
32・4743
▽鎌倉漁協6月2日10時、鎌倉パークホテル駐車場22・3403
▼きららフェスティバル鎌倉の巨大看板づくり
6月9日10時、鎌倉生涯学習センター。大人も子どもも楽しめる、参加型巨大チョークアートイベント。無料。事前申込制。
25・2030
▼鎌倉風致保存会
▽梅販売会6月9日鎌倉市役所本庁舎前庭。
▽歴史ウォーク座学12日鎌倉生涯学習センター。▽みどりウォーク19日。▽みどりのボランティア1・8日十二所果樹園。15日建長寺回春院。22日光則寺。29日東勝寺跡。各9時20分現地集合。
23・6621
▼鎌倉ガイド協会
▽北鎌倉から紫陽花と歴史の散策路6月4・12・14日・19日9時JR北鎌倉駅東口集合。約3・5㎞。7百円。▽覚園寺から瑞泉寺への紫陽花散策6月6・10・17・21日9時JR鎌倉駅西口時計台広場集合。約3・3㎞。7百円。▽二俣川古戦場から白根神社へ6月24・28日9時相鉄鶴ヶ峰駅改札出口集合。約4・3㎞。7百円。▽錢洗弁財天と源氏山の紫陽花を巡る22日9時半JR鎌倉駅西口時計台広場集合。約3・5㎞。5百円。
24・6548
▼鎌倉ユネスコ協会
▽バザー6月9日10~14時、同会深沢倉庫(深沢中学へ上る手前の信号右折の長屋)。毎月第2日曜。※献品受付衣類・着物・雑貨・支援用食糧品。
44・9830
▽書きそんじハガキでアジア寺子屋支援未使用切手・プリペイドカードなども。鎌倉市関谷387―13鎌倉ユネスコ協会・小倉宛。
080・6602・9498
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ6月15日10時、山ノ内配水池脇。
▽山歩き16日9時、山ノ内公会堂。北鎌倉の景観を後世に伝える基金。
本田方090・6502・2470
▼きららフェスティバル鎌倉
6月21~23日鎌倉生涯学習センター。団体の発表や作品展示、体験教室など。
25・2030
▼夏休み子ども福祉体験
7月23・26日10時、鎌倉市福祉センター。鎌倉在学在住の小4~6対象。車いす、要約筆記、盲導犬、点字、手話の話や体験など。無料。要予約。
鎌倉市社会福祉協議会23・1075
鎌倉市中央図書館(4月分)
鎌倉市中央図書館(25・2611)は4月に一般267冊、児童書16冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「イスラームから見た西洋哲学」中田考著 河出書房新社▼「むすんでひらいて」玄侑宗久著 集英社▼「平安王朝と源平武士」桃崎有一郎著 筑摩書房▼「中世『村』の登場」若林陵一著 桂書房▼「アメリカのイスラーム観」宮田律著 平凡社▼「影響力の科学」ジョン・レヴィ著 KADOKAWA▼「ビジネスパーソンのためのChatGTP活用大全」國本知里監修 Gakken ▼「世界トップ投資家の共通言語」髙岡美緒著 日経BP▼「知る・学ぶ・教える日本手話」狩野桂子著 学事出版▼「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン著 筑摩書房▼「70歳までに脳とからだを健康にする科学」石浦章一著 筑摩書房▼「SDGsな仕事」井上聡著 第三文明社▼「花と暮らし」暮しの手帖編集部編 暮しの手帖社▼「『おウチ起業』で4畳半から7億円」木之下嘉明著ダイヤモンド社▼「スマホで困ったときに開く本」朝日新聞出版生活・文化編集部編 朝日新聞出版▼「悪筆論」石川九楊著 芸術新聞社▼「文学館縁起」倉和男著 かまくら春秋社▼「人生好転稼ぐノート術」一華五葉著 東京ニュース通信社▼「山上憶良」多田一臣著 花鳥社▼「世阿弥最後の花」藤沢周著 河出書房新社▼「二階から目薬」堀江重郎著 かまくら春秋社 ▼「ルポ日本異界地図」風来堂編著 清談社Publico▼「統計学の極意」デイヴィッド・シュピーゲルハルター著 草思社
逗子・小坪小学校150周年
逗子市立小坪小学校(池上慎吾校長)が5月25日に創立150周年を迎え、開校記念日を地域と共に祝った=写真。 PTA会員ら約20人で組織された「小坪小学校創立150周年記念事業実行委員会」(赤松淳太委員長)が企画し、カウントダウンボードに児童や卒業生からのメッセージ、記念ロゴ入りTシャツ、児童らの絵を使ったLINEスタンプ作成、大正12年と令和5年の校舎の写真で記念切手の作成などを行った。 当日最大の催しの竹筒を使ったキャンドルナイトは、地元の竹林から切り出した手作りの灯篭約千個を使い、在校生・卒業生・教職員・近隣住民らが校章のデザインと150の文字を学校名とともに大きく描き夕暮れを待って点火。校歌とハッピーバースデイの歌で温かい祝福の輪が広がった。今後も記念誌の発行や、秋に校庭から上がる気球への搭乗体験など予定。 同校は1874年(明治7)に香蔵寺(現小坪寺)本堂を仮校舎とした「鷺浦学舎」として創立、翌年小坪小学校となり、1889年(明治22)、田越村立尋常小坪小学校に改称。1898年(明治31)、現在地に新校舎が完成し、同寺から移転した。 (K)
鎌倉ビーチフェスタ
「第23回鎌倉ビーチフェスタ」が5月25・26の両日、鎌倉由比ガ浜海岸で開かれ大勢の人でにぎわった。 26日は「第5回鎌倉市民カーニバル 仮装パレード」も5年ぶりに行われ、公募の市民ら約17組180人が鎌倉市役所前から御成商店街、下馬四ツ角を経てビーチフェスタ会場までパレードした=写真。 会期中、13グループがフラダンスを披露、ほかライブやゲームコーナー、ラグビー大会など、訪れた人たちは一足早い夏を楽しんだ。
鎌倉市
鎌倉市の千田勝一郎副市長は4月下旬、姉妹都市・ニース市(フランス)を訪問し、エストロジ市長とアミエル副市長に鎌倉彫の印鑑をプレゼントした。 寄贈したはんこには、鎌倉彫を施し、市長の分は縁起の良い漢字の当て字で「恵寿都路治」の文字を、副市長の分はカタカナで「アミエル」と彫った。制作した「鎌倉はんこ」(鎌倉市御成町)代表の月野允裕さんは「日本文化を鎌倉から発信したい」と期待を込めた。
藤沢市片瀬の龍口寺で5月11日夕、「お寺でオペラ‼」(藤沢市みらい創造財団)が開かれた。31日まで開催された「第3回江の島国際芸術祭」と、藤沢市で12月に公演する「藤沢市民オペラ」のコラボイベント。本堂を背景にした特設舞台で、バリトンの大西宇宙さん、ソプラノの鈴木玲奈さんが、藤沢市民オペラで上演するモーツァルトの『魔笛』から「鳥を捕まえるのが私の仕事」や、江の島の海や夕暮れを意識した選曲で計8曲を歌い上げた=写真。 曲の解説とピアノ伴奏を務めたのは、指揮者で藤沢市民オペラの芸術監督・園田隆一郎さん。「オペラは面白いと思ったら、藤沢市民オペラに来てほしい」と述べた。 第25回藤沢市民オペラ『魔笛』は12月7・8・14・15日の4日間、藤沢市民会館大ホールで。
らぁ麺飯田商店 アルペ難民センターで
アルペ難民センター交流会with「らぁ麺飯田商店」2024が5月22日、鎌倉市十二所の同難民センターで開かれ、入居者の難民と地域住民ら約150人が、ラーメンを堪能した=写真。 同難民センターは、鎌倉のイエズス会の修道院を活動の拠点として、難民の住まいや暮らしを支援する施設で、2020年4月に開設。これまで18カ国から40人の難民認定申請者らを受け入れている。現在の入居者は10カ国18人。 ここで湯河原町のラーメン店「らぁ麺飯田商店」店主の飯田将太さん(46)が、ラーメンを食べたことのない海外の人たちに食べてもらいたいと、2年前からラーメンの提供を始めた。今回で4回目。毎回同業者が集まり、今回は6店舗から店主や研修生ら総勢十二、三人が調理にあたった。 「どんな顔で食べてもらえるか毎回ウキウキ、ワクワク。ラーメンの力で元気になってほしい」と飯田さんは話す。
鎌倉市スポーツ協会
【体育功労賞】高橋邦彰(柔道)池上謙吾(ソフトテニス)江成幸子(弓道)野口享洋(スキー)宮下雅之(サッカー)吉田正(少林寺拳法)倉持昌枝(太極拳)江口達也(ボウリング)
【優秀選手賞】伊藤槙紀(卓球)片岡知子・夏山竜一・茶山尚子・平塚江莉・河内僚海・篠田彩夏・竹村莉奈・土志田旬(以上水泳)田村遥香(陸上)伊藤晋平・小池絵里奈(以上柔道)松岡隼(テニス)今村茉莉恵(なぎなた)林田優希(スキー)芋生信一・根本香織(以上居合道)杉山くるみ(ボウリング)小倉健二(パワーリフティング)浅野美紀・丁村啓仁(以上空手道)(敬称略)
【優秀団体賞】鎌倉市立岩瀬中学校野球部、湘南ハイビスカス(野球)、三菱電機(株)鎌倉製作所 テニス日本リーグチーム、鎌倉ローンテニス倶楽部
「「バスを待つ」 黒川 明
名所というほどではないけれど、紫陽花が彩る街の片隅は少なくない。
梶原のバス通りもそのひとつ。雨季の山間の道は冷たく、暗い森を背景に紫陽花がひときわ明るく輝いている。以前から描きたかったが、機会に恵まれない。通りかかるときは急いでいたり、天気が良ければ他所へスケッチに行ってしまう。
写真に撮って描くことにした。何枚かの写真を組み合わせて、バスとそれを待つ人を、紫陽花の額縁の中に入れてみた。
水彩 36×51㎝
アウトテリアリフォーム屋根替え編
アウトテリアとは家のどこの部分でしょうか。
屋根・外壁・窓・玄関周りをいいます。屋根のリフォームを考えると瓦は重く地震に対して心配です。スレートの屋根は割れたりひびが入ったりで心配です。
今葺かれている仕上げ材を全部取り除き、下地の野地板を修理、貼り増しをします。そのとき、水下の先端部分に取り付けている「広小舞」という板は一番傷みやすいので新しい板に取り替えます、合板ではなくヒノキの無垢板がいいでしょう。そして新たに防水材を敷き直します。屋根は下地の野地板の上に敷いてある防水材が命です。防水性能は値段に比例していて、厚みや材質で大きく違いが出ます。今ある仕上げ材の上に(野地板・広小舞・防水材をそのままに)葺くことはお勧めしません。
天井裏の熱気を外に逃がすことのできる「換気棟」という部材もあります。スレートの屋根材に塗装を勧める業者がいますが、お勧めしません。作業員が乗って割れたりひびが入ったりするし、毛細管現象で雨漏れの原因になったりします。ガルバリウムの平葺きがお勧めです。基本的に屋根工事を請け負えるのは専門業者の屋根屋さんと、建築工事業の許可を取っている工務店・建設業者です。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/
6月
▼葛原岡神社例大祭 1日14時宵宮祭、2日13時本祭・神輿渡御。3日11時神前祭・墓前祭。
▼蛍放生祭 8日19時、鶴岡八幡宮。
▼五所神社例祭 8日18時見目明神祭・宵宮祭。9日10時例大祭、11時神輿渡御、15時半海上渡御。11日10時三つ目神楽。
▼瑞賢忌 16日10時、建長寺。江戸初期の豪商で治水工事や航路開発の功労者河村瑞賢の法要。
▼大祓式 30日11・13・15・17時、鶴岡八幡宮。
▼古神札焼納祭 30日17時半、鶴岡八幡宮。
▼海開き 28日逗子。9月1日まで開設。
6月のカレンダーと言われたら、しとしと降る雨の中を綺麗に咲き誇る紫陽花にカタツムリやカエルが登場するような風景を思い浮かべます▼僕が子ども時代にはいたる所に何種類かのカタツムリがいて、見つけては喜んでいたことを思い出していました▼すると、子どもたちに「鎌倉にカタツムリっているの?」と言われました▼たしかに最近はあまり見かけないなぁと思います▼「環境の変化に敏感なカタツムリは、新しい環境に適応できず、生きていけない可能性もある」という滋賀県立琵琶湖博物館・中井克樹さんの記事を見つけました▼突然のゲリラ豪雨に遭遇したような衝撃と環境の変化に対する鈍感さを痛感しました。(N)