鎌倉朝日新聞 (3月1日号 2023年 第528号)

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七里ガ浜高校の写真同好会メンバー

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七高生がカレンダー作成

販売収益は風致保存会に

県立七里ガ浜高等学校写真同好会の生徒たちが鎌倉の風景を撮影したカレンダーを作成した。 題して「七高カレンダー2023~片道3年間の青春切符」。 鎌倉を中心に、七高校内や江の島などの風景を写し、4月始まりで来年3月まで表紙を含め13枚の写真で構成したカレンダーで、見開きA3版。500円で販売して収益を鎌倉風致保存会に寄付する。 写真同好会の会員は1年から3年まで現在16人。5年ほど前から活動を始め、文化祭などで作品を発表しているが、クラブではなく、同好会なので学校から活動費もおりない。  「部活にしよう」ということになったが、部活になるには、活動実績を示すことが条件の一つで、会員たちで話し合い、カレンダーを作って販売することに決めた。ところが、学校の許可が下りない。校則では、生徒の寄付集めや販売が禁止されていることがわかった。そこで昨年生徒たちが相談を持ち掛けたのが、「なぎさ奨学会」。同会は、同校のOB、さかい内科・胃腸科クリニックの酒井太郎さんが代表を務め、「七高生応援プロジェクト」として寄付を集めて奨学金や、活動支援の事業をしている。 酒井さんが学校側と生徒側の仲介役になり、カレンダーの作成は「なぎさ奨学会」が行い、販売は同校同窓会が行うことでカレンダー制作の合意を得た。「まさに校則との闘いだった」と胸をなでおろす生徒たちに、「これから売らなければならないよ」と酒井さん。
カレンダーの写真を、3月末日まで鎌倉市雪ノ下のさかい内科・胃腸科クリニックで展示。
カレンダーの問い合わせは同クリニック 0467・23・0015
sakai.clinic@gmail.com


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御菓印と御菓印帳をPRする豊島屋の久保田社長

全国の「御菓印」集めませんか

豊島屋本店など和菓子屋で

「ぜひ和菓子屋本店で醍醐味を味わっていただきたい」の思いで、1月から豊島屋本店(鎌倉市雪ノ下)で「御菓印」の配布が始まり、好評を得ている。 御菓印は、全国銘菓(全国銘産菓子工業協同組合・82社加盟)の和菓子屋本店でいただけるもので、寺社で参拝の証として押印される御朱印のいわば和菓子屋版。今年から全国約30社の和菓子屋で発行を始めた。 豊島屋の社長で、全国銘菓の理事長を務める久保田陽彦氏は「本店ではただお菓子を買っていただくだけでなく、お客様と接して、どういうお菓子がいいかとか相談を受けるなどコミュニケーションを大切にしている」と話す。 来店客と和菓子屋を繋ぐ絆として各店が趣向を凝らしデザインした御菓印は、大きさはタテ約15㎝、ヨコ約10㎝のはがきサイズ。 「北海道から九州まで全国の菓子屋を巡る旅の楽しみにしてほしい」とポケット型20ページの「御菓印帳」も作った。 豊島屋本店では、税抜き3000円以上買い物をした人に1枚配布。御菓印のみは1枚300円(税込み)で販売中。 3月1日から日本橋三越の同組合の加盟店が出店する「全国銘菓展」に行くとその場で御菓印が集められる。


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鎌倉みほとけ紀行(129)

光心寺・十一面観音菩薩立像

この十一面観音さまは鎌倉・室町時代に活躍した禅僧、夢窓国師(夢窓疎石)(1275~1351年)の護持仏として知られ、横須賀、衣笠駅近くの光心寺さまにお祀りされています。 この像は鎌倉末期、元亨元年(1319)横須賀、楠ケ浦(現、米海軍横須賀基地内)の泊船庵という寺にありました。静かな入り江に霞が煙るような平穏な地に夢窓は5年間隠棲したと伝えられています。 南北朝時代、南朝の後醍醐帝、政敵の北朝の足利尊氏、共に夢窓は厚い帰依を受け、この両政敵の宥和を図り、敵味方の無い怨親平等の思想を実践し、乱世に平安をもたらし、時の人となりました。しかし夢窓がほんとうに求めていたのは栄華を誇るような生き方ではなかったようです。 夢窓は詩文学を好み庭園芸術にまで才覚をあらわしました。「山水に得失無し、得失は人の心にあり」と夢窓の言葉にあるように、山水の中に宗教の根源を窮めるというものでした。 時代は変遷し泊船庵跡地には横須賀製鉄所が拓かれ、やがて戦争がはじまり海軍基地となり、昭和のはじめには楠ケ浦の光心寺も衣笠の地に移転されました。夢窓国師護持仏十一面観音は、春光溢れるお寺の本堂にすっと立ち、穏やかに笑みをうかべておられました。 現在、米軍基地内には泊船庵跡地という立派な顕彰碑が建てられています。
像高56㎝。像の詳細は不詳。


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「ひと」
鎌倉市エシカル消費推進アドバイザーを務める

末吉 里花(すえよし りか) さん

フェアトレードタウンの認定を目指す鎌倉市の旗手である。市民や企業、行政の関係者を集めて1月に開かれた「0次会」では、コーディネーターを務めた。 「多種多様な活動をしている人が集まって、すごく盛り上がった。タウンの認定に向けて動いていくことを確信した」。 2015年に設立した一般社団法人エシカル協会の代表理事。途上国との公正な取引を進めるフェアトレード、リサイクル、自然エネルギー、動物福祉など、消費生活への倫理的な考えを広める活動をしている。 協会の講座を受けて「エシカル・コンシェルジュ」に認定された人は全国に2500人。「0次会」にも、鎌倉市内外から8人のコンシェルジュが参加した。 曾祖父母の代から鎌倉住民。父親の仕事の関係で、ニューヨークで生まれた。タイや米国などと鎌倉を行き来して育つ。慶応大学2年生の時に「ミス慶応」に選ばれた。 芸能活動などの誘いがきたが、映画制作に携わる仕事がしたかったので断っていた。その後、ある事務所から映画関係のテレビ番組の仕事を紹介された。就職活動をやめて、フリーアナウンサーの道へ進んだ。 数年後、TBS系「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターに採用される。「どこでも寝られて、なんでも食べられる」からと、秘境担当として約10年間、世界を飛び歩いた。リビアのサハラ砂漠を走破したり、シベリアでマンモスの発掘をしたり。そんななかで、04年に訪れたタンザニアのキリマンジャロ(5895m)が、その後の人生を変えた。 地球温暖化で、頂上の氷河にどんな影響が出ているかを確かめる企画だった。4泊5日の強行軍。十分の一の高さの高尾山しか登った経験がなく、5500m地点で倒れてしまった。いったんビバークして、日の出とともに登頂して見たものは「ものすごくショック」。氷河はもとの1、2割しか残っていなかった。 行程の途中で出会った小学生たちが「氷河が大きくなりますように」と祈りながら植林する姿を見て、「何かしないといけない」と地球環境問題に目覚めた。 その2年後、ピープルツリーというフェアトレード・ブランドの服に出会った。代表の英国人とも知り合い、一緒に途上国へ行くようにもなった。いまの活動への方向が決まった。 レンバイでの買い物を楽しみ、子どものころの遊び場だった甘縄神明神社で心を癒す。4年前に訪れたスウェーデンのマルメ市では生ごみから作ったガスでバスが走っていた。
「すべての行動をエシカルに」。そんな鎌倉を思い描く。46歳。
(文・写真 真田正明)


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かまくら国際交流フェスティバルでハロルドさん=昨年11月高徳院

世界の国から

ロータリークラブ奨学生 マレーシアのハロルドさん

日本全国のロータリアンの寄付金を財源とした「ロータリー米山記念奨学金」を受けて、日本で学んでいる外国人留学生の紹介をします。 ハロルドさん、鎌倉ロータリークラブがスポンサーになっています。 マレーシアからきたハロルドです。現在神奈川工科大学4年生です。去年4月から就職活動を始め、10月末に内定をもらいました。後は研究に専心して卒業するだけです。趣味はサッカーで、ワールドカップで私の好きなアルゼンチンが優勝できてほんとに嬉しい。 子どもの頃、いつも父にガンプラを買ってもらい、組み立てていました。一番好きなのは「ガンダム」で、いつか自分でガンダムのようなロボットを作りたいと思うようになりました。それがきっかけで、ロボット先進国である日本でロボットを作るための知識や技術を幅広く身につけたいと思い、留学を決めました。 日本にきて、初めての冬はとても寒かった。日本人の印象は礼儀正しいこと。きちんと列を作って並ぶところは自国民にも学んでほしいです。 日本のお寺が好きなので、旅行でいろんなところへ行き、いろんな食べ物を食べてみたいです。 来日2年目になり、これまで様々なイベントに参加しました。新入生のオリエンテーションでは各国の留学生に会うことができました。国際ロータリー2780地区の大会にも参加しました。 鎌倉ロータリークラブの卓話では、今回は去年と違って漫才のような形でスピーチをして不安でしたが、最後まで会員の皆様が傾聴してくれてうれしかった。会社から内定がもらえたことを伝えたらお祝いしてくれました。期待に沿えるよう頑張ります。 将来は私が作ったロボットを多くの人に使ってもらいたいという夢があります。これから会社で知識を高め経験を重ねて、社会に貢献できる人間になり、夢を叶えたいです。


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季節の心(75)

掌に雛あられ 佐伯 仁

●雛あられ、西と東と。 弥生、桜月、花咲月。
3月は桃の節句、雛祭の季節。雛人形を飾り、女の児の成長を祝う。 雛壇の主役は内裏さま、添えるのは雛菓子。尖った先で厄を祓う菱餅。健康、優しさ、素直さを3色に重ねたという説あり。 祝ものの雛あられは東西で異なる。京都では釈迦入滅の日、2月15日、花供御の際、餅を賽の目に切り、黒砂糖、醤油、青海苔で風味付した「花供僧」と呼ぶ菓子を供えた。これが京都の雛あられの原型と言えよう。 一方、関東ではいわゆる「ぽん菓子」という米を爆ぜて作ったあられ。雛あられの違いは雄雛女雛の飾る位置が異なるように味も違っている。 降る霰は水蒸気が凍った粒。万葉集にも詠まれ後に兜・鉄瓶・茶道の釜の表面の突起なども指す。 また京都・丹後では雛あられを「ぼり」と呼ぶ。食べる際の音に由る。日本語をポルトガル語で解説した「日葡辞書」には「ぼりぼりは煎餅などを食べる時の形容」と記されているのも雛あられの歴史と共に興味深い。 間もなく雛祭。雛の前で笑顔はじけ、明るい春の景色が広がる。
雛あられ両手にうけて
 こぼしけり
   久保田万太郎


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荻野吟子賞の受賞式=1月30日埼玉県知事公邸で

〝不屈の精神〟荻野吟子賞・大賞を受賞
ミャンマーファミリークリニックと菜園の会
 MFCG(47)

  代表理事 名知仁子

いつも応援ありがとうございます。MFCGは、ミャンマーの僻地・無医村で16村を巡回し、村の住民の〝命を育み、夢を繋ぐ〟活動を一緒にしています。 具体的には2つの柱があり、1つは、手洗いやうがいの仕方、歯磨き交換プロジェクト、さらにトイレ設置などの保健衛生啓蒙活動です。もう1つは、有機野菜を栽培するコミュニティガーデンを行い、生きる・活きることを目指します。 今回、私個人が埼玉県荻野吟子賞の大賞を受賞しました。1月30日埼玉県知事公邸で行われた受賞式に当会理事・長谷川と鎌倉在住の澤村博幸さん(埼玉県県人会・前常務理事)が代理参加し、大野県知事に挨拶をさせていただきました。 皆さまの中には「荻野吟子って一体、誰?」って首をかしげる方もいらっしゃると思います。日本の公認女性医師第1号で、彼女を表現するときによく使われる言葉は〝不屈の精神〟。まさにその通りだと頷けます。荻野医師が生きた明治時代は、女性は結婚し、子どもを産み、育てるのが役目でした。彼女も18歳で結婚し、夫から病気をうつされたために離婚。その治療に専念した時、同じように病に苦しむ多くの女性たちの現状を知り、20歳の彼女の医師になる奮闘が始まります。女性が医師になることが許されなかった時代。彼女の強い熱意に共感し、多くの支援者が現れます。そして、遂に35歳で日本初の女医となり、63歳で亡くなるまで保健衛生知識の普及・女性の地位向上に貢献します。なにが彼女をそこまで突き動かしたか―それは、目の前で苦しんでいる人たちを助けたい一心ではなかったかと思います。 当会は2022年に設立10年目を迎えました。当初、ミャウンミャには友人も・知人もいない中、たった一人、0からの立ち上げでした。ミャンマー語もわからず、住民に英語が喋れる人は皆無に近い状態でした。でも、2018年にサイクロン被害を受けたエヤワディの地域で、人々の自立(自律)を支援したいと活動を開始しました。想像以上の苦労と尽力が必要です。しかし、少しずつ応援してくださる人々が現れました。現在は、現地の住民と協働し、活動を進めています。 2021年2月1日のミャンマーの政変から2年、影響は大きく、復興はまだまだこれからです。荻野吟子医師に負けないように乗り切っていきます。ぜひ仲間になってください。よろしくお願いします。
事務局 東京荒川区東尾久8―41―23
FAX 03・6807・7499

【この記事は清興建設提供】


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み る

▼川喜多映画記念館
映画の分類学入門
―ジャンルで読み解くハリウッド
3月12日まで。ハリウッドの名作をジャンルごとに紹介。2百円。
▽関連上映 3月7日10時半、7・8・9日14時、「ゲット・アウト」10・11・12日10時半、10・12日14時「キャバレー」各千円、小中学生5百円。▽特別上映「ゲット・アウト」とトークイベント『「ゲット・アウト」から考える現代のホラー映画』11日14時1600円、小中学生8百円。
23・2500
▼現代美術
草間彌生・村上隆 他
ギャラリー伸 24・4081
▼永井路子氏追悼展示
3月26日まで鎌倉文学館。鎌倉市名誉市民・直木賞作家の永井さんを追悼し「北条政子」の原稿などを展示。3百円。
23・3911
▼花咲くよろこび―清方が描いた花々
3月3日~4月9日鏑木清方記念美術館。美人画や季節の草花を描いた作品とスケッチ、本の装丁を紹介。3百円。▽春休み親子鑑賞 3月26日~4月4日。小・中学生と同伴者は観覧無料。
23・6405
▼西川勝 焼きもの展
4月8日まで小町通りのギャラリー一翆堂。動物をモチーフにしたオブジェや花入れ、箱物など約30点。日曜定休。
22・3769
▼春の運慶仏特別開扉―運慶800年大遠忌
3月3~5日横須賀の浄楽寺。運慶作の仏像5体を特別開帳。法要、法話、講演、演奏会などの催しも。運慶仏拝観3百円、境内参詣無料。
046・856・8622
▼山口蓬春・新興大和絵会の時代
4月2日まで山口蓬春記念館。出世作「緑庭」の見所紹介や大倉集古館所蔵の写実的な花鳥画「木瓜」の初展示など。6百円。
046・875・6094
▼葉祥明 ぼくの べんちに しろいとり
4月7日まで北鎌倉葉祥明美術館。今年画業50周年を迎える葉祥明のデビュー作の原画11点。6百円。
24・4860
▼蔦屋版東海道と追分道の文化広重〈視角〉の追求
3月7日~4月23日藤澤浮世絵館。20以上の東海道シリーズを描いた歌川広重。宿場の周辺施設や風景に注目した通称・蔦屋版東海道「東海道五十三次之内」を紹介。無料。
0466・33・0111
▼鎌倉彫コンペティション2023
3月18~21日鎌倉芸術館。入賞・入選作品展。無料。
鎌倉彫会館 25・1500


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海蔵寺の野点傘とコウバイ 原田寛さん

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甘縄神明人神社サクラ 岩永憲明さん

第24回 風景写真講座作品展

『鎌倉の魅力』

鎌倉市在住の古都グラファー・原田寛さんが指導する写真講座の作品展が3月5日まで鎌倉生涯学習センターで開催中。 「鎌倉」をテーマに基礎科とあわせて約50人の作品94点を紹介。 同時開催の原田寛作品展『古都の欠片』では、普段は見過ごしがちな、鎌倉の風景を切り取ったような一味違った新境地の写真約百点を展示。
入場無料。星月写真企画 23・3694


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平和の想いパッチワーク絵本に

絵本の原画14点を展示

横浜市栄区在住のよしむらゆうこ(吉村裕子)さんが発行した、パッチワークキルト絵本『家族の木』~一針に想いを込めて~の原画展が、3月16~21日鎌倉の道ギャラリー(若宮大路・小池ビル1階)で開かれる。 平和への祈りを込めて、手縫いで描く物語で、A4サイズの原画14点が展示される。
本は800円(税込み)。
問合せ道工房 0467・23・8772



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き く

▼植木リトゥルエコーアンサンブル 第37回定期演奏会
3月5日13時、鎌倉芸術館。小学生のビッグバンドジャズで「真珠の首飾り」「スマイル」など。無料。
▼みんなでたのしむオペラヘンゼルとグレーテル 3月12日17時、鎌倉芸術館。メルヘン・オペラの代表作を日本語とピアノで。4歳以上対象。神奈川県民ホール主催。1500円。
同館 0120・1192・40
▼鎌倉ジュニアオーケストラスプリングコンサート
4月3日13時半、鎌倉芸術館。小学生から高校生のオーケストラ。劇伴風序曲「政宗」など。無料。
080・5512 ・6137
▼湘南グループ―日本のうた・歌・詩 春のコンサート
4月8日14時、戸塚区民文化センター。春を感じる日本の歌、グループメンバーの新作歌曲など。2千円。
小野田方 0466・27・1875
◆身体にいい音楽会の当選発表は発送をもって代えさせていただきます。


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児玉康子さん

児玉康子 ピアノリサイタル

「今、私の魂に響くもの」2023

4月2日14時、藤沢リラホール。
桐朋学園大卒業後、英国留学を経て、神奈川県推薦音楽会や東京シティフィルとのコンチェルトなど出演多数。「古典回帰、そしてショパンつれづれなるままに」の副題でショパンのマズルカやワルツ、ラヴェルの「クープランの墓」など約20曲。 3000円。
響の会・児玉方 22・7704



まなぶ

▼講演会「漢詩人田辺松坡の修行時代」
4月9日14時、鎌倉市中央図書館。松坡文庫研究会主催。講師は同会代表・袴田潤一さん。無料。要申込。
市中央図書館 25・2611



さんか

▼逗子市観光協会の催し
▽小坪わかめ収穫祭 3月5日10時、小坪漁港岸壁。ひとり1袋限定5百円。▽春休み海祭り 3月27日10時。小3~6対象、マリンスポーツ体験1500円。小1~6対象、宝さがし・ビンゴ大会各千円。7日まで申込。▽親子山遊び 3月31日10時、桜山村や。5歳~小6と保護者対象。探検、大工仕事など。1500円、子ども千円。8日から申込。
046・873・1111
▼第32回健康ウォーク歩け鎌倉2023
3月5日8時半、鎌倉武道館集合、市内在住・在勤・在学対象。関谷から大船へ。約10㎞。無料。
市スポーツ課 43・3419
▼第11回旧東海道藤沢宿まつり
3月5日10~15時、遊行寺坂の「江戸方見附跡」から藤沢本町駅の「京方見附跡」までのエリアを会場に開催。七福神めぐり、フードパーク、落語会、浮世絵刷り体験など。旧東海道藤沢宿まちそだて隊主催。詳細はふじさわ宿交流館HP。
▼鎌倉ガイド協会 古都鎌倉史跡めぐり
A湘南町屋から青蓮寺への江の島道を巡る 3月7・13・15・17日9時、湘南モノレール大船駅改札裏広場集合。約4㎞。
B徳川家ゆかりの英勝寺特別拝観と薬王寺参拝 3月24・27・29・31日9時半、鎌倉駅西口時計台広場集合。約2㎞。
各7百円。交通費、拝観料等別。HPから要申込。
24・6548
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。 ▽フリーマーケット3月10日8時半~14時半。雑貨・衣類・手造り品など約20店。
▽骨董市11日7時半~14時半。※フリマ・骨董市出店者募集中。
片岡方 090 ・5442 ・3778
▼ミニ園芸教室
3月11日タンポポの花のはなし、12日野菜の土づくりを考える、20日中央公園の植物めぐり、26日夏どりニンジンをつくろう。各10時半、鎌倉中央公園。無料。要申込。
市公園協会 45・2750
▼鎌倉風致保存会の催し
▽みどりのボランティア 3月11日十二所果樹園、18日御谷山林。下草刈り、枝払い、倒木の整理などのボランティアを募集。
▽お話サロン25日14時、鎌倉生涯学習センター「『古事記』に登場する草木」
23・6621
▼鎌倉ユネスコ協会
▽バザー3月12日10~14時、同会深沢倉庫。毎月第2日曜、雨天開催。※献品受付衣類・着物・雑貨・支援用食糧品。
44・9830
▽書きそんじハガキでアジア寺子屋支援未使用切手・プリペイドカードなども。鎌倉市関谷378―13。鎌倉ユネスコ協会書きそんじハガキ担当小倉方。
080 ・6602・9498
▼第40回湘南江の島春まつり
3月11・12日江の島、片瀬海岸。流鏑馬、お稚児さんの稚貝放流など。
藤沢市観光センター 466・22・4141
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ3月18日10時、山ノ内配水池脇。
▽山歩き19日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼大船フラワーセンターの催し
▽コンサート3月5日クラリネットアンサンブル。19日ピアノ、ヴァイオリン、フルート。各11・14時。無料。
▽園長さんぽ12日10時。無料。入園料4百円。
46・2188
▼腰越漁協の朝市
3月16日10時、腰越漁業協同組合事務所前。
32・4743
▼ふらっとカフェ鎌倉
食を通じて多世代交流
▽3月17日17時半~18時半二階堂デイサービスセンター。国際交流、食育講座など。
▽29日16~18時ソンベカフェ。各子ども無料、大人・テイクアウト5百円。
メール予約flatcafekamakura@gmail.com
渡邉方 090・5199・1654
▼逗子トモイクフェスティバル2023
3月25・26日逗子文化プラザ。ライブ、映画上映、演劇ワークショップ、福祉がテーマの絵本や逗子の昆虫展など。
逗子文化プラザ市民交流センター 046・872 ・3001
ちびっこ忍者募集 3月11日13時、鎌倉生涯学習センター。忍者姿でステージに立つ小学生。(上記催し)。無料。
090・4540・8930



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(1月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は1月に一般169冊、児童書41冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「情報パンデミック-あなたを惑わすものの正体」読売新聞大阪本社社会部著 中央公論新社▼「闘う図書館-アメリカのライブラリアンシップ」豊田恭子著 筑摩書房(筑摩選書)▼「南関東の弥生文化-東アジアとの交流と農耕化」長友朋子編 石川日出志編 深澤芳樹編 吉川弘文館 ▼「日本経済の見えない真実-低成長・低金利の「出口」はあるか」門間一夫著 日経BP▼「よこはまの蝶」上村文次編著・著者 江ノ電沿線新聞社▼「地方創生は古い建築物を見直せ」鈴木勇人著 幻冬舎メディアコンサルティング▼「家と街-100年後の街つくり」的場敏行著 ダイヤモンド社▼「クタクタな心と体をおいしく満たすいたわりごはん」長谷川あかり著 KADOKAWA▼「絵巻万葉ものがたり-万葉歌の意訳・英訳バイリンガル絵本」阿見みどり画・文・書・意訳 村瀬憲夫監修 銀の鈴社(すずのねえほん)▼ 「海軍カレー物語-その歴史とレシピ」高森直史著 潮書房光人新社(光人社NF文庫)▼「トヨタ「家元組織」革命-世界が学ぶ永続企業の「思想・技・所作」」阿部修平著 リンクタイズ


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子どもたちに個性輝く学びを

ULTLAプログラム振り返り

不登校、あるいは学校に通うのがつらいと感じている鎌倉市立小中学校の子どもたちを対象に、市教育委員会が一昨年から実施している「かまくらULTLA(ウルトラ)プログラム」の振り返り(インパクトディ)が2月18日、鎌倉商工会議所ホールで行われた。プログラムに参加した子どもたちと保護者、教育関係者ら約百人が集まり情報共有した=写真。 同プログラムは、市教委と子どもの個性を発掘するノウハウを持つSPACE(東京都・福本理恵代表)との協働事業で、研究者、僧侶、ダンサー、宮大工、漁師、デザイナーなどの職業をもつ23人のナビゲーターが、鎌倉の自然の中で子どもたちの心躍る瞬間を演出し、好奇心を呼び起こした。 海岸で集めた漂着ゴミに新たな価値を加えた作品づくりや宮大工との木工体験、浄智寺特製の梅干しを味わうなど、五感を響かせる体験をした子どもたちからのアンケートは満足度100%。 「ウルトラキッズ」の発表では小学6年の男子と中学1年の女子が、選択肢を与えてもらえたことへの感謝の思いや自作の朗読劇を披露した。 岩岡寛人教育長は、「ウルトラキッズたちには学びの個性化につながる力がある。鎌倉の教育を形作るものに拡げていきたい」と話していた。 文部科学省によると2021年度の全国の不登校の児童生徒数は24万4940人(過去最多9年連続増加)。市教委では同年度の同市での数は287人で横ばいから増加傾向という。(K)


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鎌倉市観光協会 会員のつどい

コロナ自粛で3年ぶりに開催

鎌倉市観光協会(大森道明会長)の第14回会員のつどいが2月10日、市内のホテルで開かれ、会員133人が参加した。新型コロナウイルスの感染拡大により3年ぶりの開催=写真。 第1部で大森会長がコロナ禍での同協会の活動報告と今後について講演し、観光データ分析の調査結果の報告もあった。第2部の懇親会では会員たちがなごやかに交流した。


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圧巻の鉄棒やあん馬

徳洲会体操クラブ公開練習

徳洲会体操クラブに所属する鎌倉ゆかりのトップアスリートによる公開練習が2月4日、梶原の同会スポーツセンターで開催され、親子連れなど公募の市民約50人が参加した=写真。 鎌倉市主催で、初めに松尾崇鎌倉市長は「子どもたちがこうなってみたいと思い、体操に親しむきっかけになってもらえれば」と挨拶。 米田功コーチの解説で、11人の選手たちが吊り輪やあん馬、跳馬、鉄棒などの演技を披露。堀川倫太郎選手(中2)も小さな体で正確に吊り輪を演技。「見てもらうと緊張で手に力が入ってよかった」。跳馬でも伸身宙返りを披露した。 参加者の体験もあり、園児や小学3年の男の子らが吊り輪に挑戦。大人もピットと呼ばれる床をよろけながら歩き、選手たちの日常を体感した。 あん馬の演技を終えた北園丈琉選手(東京五輪銀メダリスト)は「一番こわい、緊張する種目だが毎日練習に励んでいる。今年の世界選手権で個人・団体ともに優勝して次のパリ五輪につなげたい」と話していた。 練習後、選手たちとの交流会では、子どもたちや親から食生活や練習時間のこと、採点についての質問があり、関心の高さがうかがえた。


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湘南ルベント優勝

ロータリー杯少年サッカー大会い

鎌倉ロータリークラブ(浅場智彦会長・会員77人)主催の第33回鎌倉ロータリークラブ杯少年サッカー大会の決勝戦が晴天の2月5日、笛田公園グランドで開催。湘南ルベントSCが優勝した。 市内14の小学生チームがトーナメント制で勝ち進み、決勝戦はFC小坂と湘南ルベントが対戦。前半、後半とも無得点で延長戦で湘南ルベントが2得点をあげた。閉会式では、3位の粟船FC、星月SCに銅メダル、2位のFC小坂に銀メダル、1位の湘南ルベントに金メダルが選手全員に授与された。湘南ルベントには優勝カップも。 浅場会長は「いままでの経験をいかして中学に入っても頑張ってほしい」と健闘を称えた。浅場会長自身も少年時代おなりレパーズでサッカーをしていたという。


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右から友田慶樹さん、関野早也香さん、矢部佐理さん

『逗子・葉山の本』

逗子葉山青年会議所ネットで販売

来年設立60周年を迎える逗子葉山青年会議所が1年がかりで作り上げた『逗子・葉山の本』が昨年末の発行から毎月百冊の売り上げを重ね、静かな話題を呼んでいる。 20~40歳代の8人が集う同団体は、逗子・葉山の自然を活かした事業や子どもたちへの学びや体験のプログラムなどで地域社会へ貢献している。 「新時代」をテーマに少数精鋭で団結力を高め、今回、企画・取材・執筆・編集まで独自で行い、地域への思いを本にした。「ひと・もの」「お店・施設」「自然・風景」「団体・活動」の4章で構成し、会員各々が仕事や生活の中で築いた人脈から取材先83件をピックアップ。 中心となった昨年度の理事長・友田慶樹さん(37)は地域の個性的な人財に光を当てた。画家や音楽家、ものづくりを極めたアーティストらの横顔が余韻のある文章で綴られている。 第60代の理事長・関野早也香さん(39)は「逗子・葉山には自分の夢を実現した人が沢山いる。読者の人生を変えるきっかけにもなれば。子どもたちの寺子屋事業にもつなげたい」と話す。
四六判238㌻、2066円(税込)アマゾンでのネット販売のみ。
問合せ関野さん 070・6454・4425(K)


鎌倉朝日新聞社

逗子の古民家に「マンガ図書館」

毎土曜開館

逗子在住の中高・大学生らが市立図書館近くの住宅街にある古民家の一角に「マンガ図書館」を開設した=写真。 民間運営の「古民家交流拠点さざんか」(逗子4―7―54)は戦後に建てられた古民家を活用した交流スペース。ここを拠点に「子ども・若者サポートセンター」の設立をめざす学生と市民による実行委員会が昨年6月に発足。6人のメンバーは、マンガの寄付を募り図書館をつくることを企画した。小さな図書館は居間の横にある風呂場の脱衣所を改装した秘密基地のような空間となっている。大学1年で実行委員長の岡美桜さん(19)は「自分の大切なマンガを寄付してくれる人たちから優しさを感じた」と話す。現在マンガの寄付は受け付けていない。 開館はプレオープン期間の今月末まで毎週土曜11~16時。1人5冊まで2週間貸出可能。子ども以外も利用可。
問合せ服部さん 080・5095・5763 (K)


鎌倉朝日新聞社

スケッチ日和(63)

「早春の十二所」 黒川 明

鎌倉十二所に果樹園がある。以前は梅林だったが、今は栗や柚もある。展望台もあって、富士が正面に見える。その左には箱根、右には大山や丹沢が横たわる。 2月に行ってみた。途中は寂しい山路、コゲラやシジュウカラ、アオジ、ホオジロが忙しく飛び回る。果樹園はあまり変わっていなかった。ヤマガラが早くも囀り始め、気の早い梅は咲きだしている。その根元には、これからタンポポが咲き乱れるはずだ。 ここにはもう、春が近づいていた。
水彩 46×61㎝



終の棲み家を考える(106)

いい家に暮らす②

〝いい家〟とはどんな家をいうのでしょうか。外見がよくて、内装が豪華で、高級そうな家具が沢山並んでいるような家ですか。私は明るくて、暖かく、そこに暮らす人たちが幸せな気持ちになれるような家を〝いい家〟と考えています。 具体的には部屋の中が夏は涼しく冬は暖かくなる事が大切です。それには断熱性能を高める必要があります。家には窓や扉といった開口部があり、その部分から熱が出入りします。開口部がなければそれなりに温度が保てますが、それはできません。どうすればいいか、隙間をなくし断熱性能の高い物を選択します。木製の扉やサッシは断熱性に優れていますが、予算的に高めです。一般的なアルミサッシは熱伝導率が高く、室内を暖房してもサッシとガラスは外と同じ位の温度になってしまいます。樹脂サッシは木と同じ位熱が伝わりにくいので、部屋の熱が外に逃げにくくなります。予算は少し高めです。 室外側がアルミで室内側が樹脂で出来ている物があります。「アルミ樹脂複合サッシ」といわれるものです。ガラスは二重ガラスで、LOEタイプの物を使えば、木製のトリプルガラスにしなくてもこの辺の地域なら十分だと思います。おすすめです。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/



鎌倉年中行事

3月

▼湘南江の島春まつり 11・12日江の島・片瀬海岸。
▼祈年祭 15日11時、亀岡八幡宮(逗子)。五穀豊穣、商売繁盛を祈願。
▼彼岸会 18~24日各寺院。
▼宇佐神宮遙拝式 18日10時、鶴岡八幡宮。
▼祖霊社春季例祭 21日10時、鶴岡八幡宮。
▼献詠披講式 24日13時、鶴岡八幡宮。


プロムナード

今年は本格的な寒さの到来に際して、電力供給の逼迫が予想されたことに伴い、「節電」の呼びかけとともに、対策としてタートルネックの着用を推奨するようなことが話題となりました▼「マフラーやネックウォーマーは対象外なの?」などの声もありましたが、そもそも暖を取れて体調を崩さない程度の節電にできないか、などと考えていました▼そのようななか、暗い夜空に煌々と輝くイルミネーションを楽しそうに鑑賞する人々…私は節電と聞くと「東日本大震災の輪番停電」を思い出してしまいますが、あの節電も12年前の話となり、当時を経験していない世代も増えてきました▼あの頃のような節電が訪れないことを祈ります(N)


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