二〇一七年 元旦
◆新年の紙面
あけましておめでとうございます。
新春を寿ぎ、鎌倉の各界代表の年始ご挨拶を3、4、5面に掲載しています。皆様のますますのご活躍をお祈りします。
昨年の「鎌倉朝日450号記念上映会」には大勢の皆様のご来館、ご支援をいただきありがとうございました。今年も親しまれる紙面づくりに誠心誠意励みます。ご愛読よろしくお願いします。連載は2月号から再開します。
藤沢 周
「鳥飛んで鳥の如し」と、曹洞宗開祖・道元はいった。 正確には、「水清うして地に徹す、魚行って魚に似たり、空闊うして天に透る、鳥飛んで鳥の如し」。道元の「坐禅箴」からの有名なフレーズである。 鳥が青く透徹した空を飛翔しているのを見て、鳥のようだ、という様は、時制が逆のようでもあるが、いやいや、この言葉を初めて読んだ時は、ひっくり返るほど驚いた。何か空に影が過って、何かと見たら鳥だった、ならば普通なのだが、「おう、鳥か」と思いながら、「鳥のようなもの」を感得しているというのは、言語以前の位相にあるのだろう。「世界」が「世界」になる一歩手前で、鳥を見ている。だから、鳥と認める認識の刹那を表わしていて、むしろ主客合一の境ということだ。 幼い頃は、こうだったのだ。川に泳ぐ魚を見て、「あ、魚に似ている!」と感じていたはずなのだ。言葉などという分別もなく、自らが魚であり、鳥であった豊かな世界に遊んでいたというのに、いつから「私」なる邪魔なものが生まれたのか。言葉や常識や様々な価値観で濁った「私」が、世界を見ているのだから、空飛ぶ鳥さえも何やらゴテゴテとノイズにまみれて見えるのである。つまりは、勝手に物語をこしらえて、得心しているのだから恥ずかしい。 二〇一七年の酉年は、できるかぎり己れを削いで実相を体得したい、などとこれまた不遜な欲念が起きるのだが、むしろ還暦に近づきつつある身は、朦朧に溶け込む方が早いかも。冗談のようでいて、時々、「あなたはカミさんに似ている」とカミさんに向かって思ったり、「おまえは息子に似ている」と息子を見て頷いたりするではないか。主客合一の愛情であるよ、の言い訳は通じないか。 ここで一つ、新年来たりて新年の如し、正月来たりて正月の如し、と言葉を変えてみると……。つくづく毎日の連続こそが大切に思えてくるから不思議だ。何も新年と境を設けるのではなく、常に淡々と。昨年末の深酒がまだ残っている身では説得力がないが、日々是元旦、という過ごし方もある。
鎌倉・小町の本覚寺
鎌倉市小町の本覚寺(永倉嘉文住職)仁王門(楼門)の2躰の仁王(金剛力士)像の保存修理が終わり、12月16日、仁王門に収められた=写真。 2012年9月から仁王門と仏像の修理が開始され、仁王門は2013年に完成したが、仏像は納期が遅れていた。 16日は朝9時すぎに門前にトラックが到着すると、4、5人がかりで台座や、高さ2㍍を超える仏像を仁王門に運び入れ、5時間ほどかけて2体の設置が終わった。 仏像は江戸時代初期の作品で、修理を行った滋賀県大津市の楽浪(ささなみ)文化財修理所・所長の髙橋利明さんによると、今回はそれ以降に施された塗りを取り除き、製作当初の肌を出す、文化財としての保存修理をしたという。 永倉住職は「目も新しくつくって入ったので仏像が生き返ったようだ」と話していた。 本覚寺は1436年(永享8)に日出(にっしゅつ)が創建。2世住持・日朝は、身延山久遠寺にあった日蓮の遺骨を本覚寺に分骨し、同寺が「東身延」とよばれる所以となった。 仁王門は現存する「二王門建立棟札」によると、仁王門は日朝が創建し、4百年後の1876年(明治9)に老朽化にともない、41世の日普住職が再建した。2012年の改修でその素材を洗浄、補強するなどして保存修理した。本堂の改築も2014年から行われ、昨年6月に法要が営まれた。
小津作品で日本映画界に貢献
昨年12月1日の「映画の日」に都内のホテルで開催された第61回「映画の日」中央大会で、元松竹プロデューサー・山内静夫さん=写真前列左から2番目=が特別功労章を受章した。 同賞は日本映画界に多大な貢献をした者に贈られる賞で、山内氏は小津安二郎監督の『早春』『彼岸花』『秋日和』『秋刀魚の味』などの代表作を含めて作品のプロデュースに力を注ぎ、小津監督亡き後は、「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」などを通して、永年にわたり、献身的に小津監督の世界観を発信し、国内外の数々の映画作家に影響を与えていることが評価された。ほかに東宝相談役の高井英幸氏、映画評論家のおすぎ氏の2人が同章を受章、過去には小津安二郎氏、宮崎駿、藤子・F・不二雄氏が受章している。 12月10日には北鎌倉の浄智寺で小津安二郎監督の映画上映の後、山内静夫さんと俳優の柄本明さんの対談があり=写真下、好評だった。小津映画を地域に根づかせようと行われている「みんなの小津会」(湘南遊映坐主催)の一環。 山内さんは「私の映画生活の大半を小津先生とすごし、多くを学ばせていただいた。一番の恩人でその恩に報いることが生涯の宿命であると思う」と話していた。
商工業功労者の表彰も
今年創立70周年を迎えた鎌倉商工会議所(久保田陽彦会頭)が12月6日記念の会員大会を市内のホテルで行い、約300人が参加し、交流した=写真。商工業の功労者らの表彰もあった。 同会議所は1946年に創立。地元の商工業者が業種の違いや規模の大小を越えて商工業の復興、社会全体の発展をめざす。久保田会頭は、「鎌倉に住む人、働く人、来る人みんなが笑顔の町づくりをめざしたい」と抱負を語った。 表彰者次のとおり(敬称略)▼退役役員議員=宮本英光(きもの蔵人みやもと)豊島彦(綜合商事)髙橋和歌夫(和歌美屋商店)▼産業功労=座間幹夫(まるみ)土井忠敬(若草珠算勉強会)中杉春生(中杉クリーニングサービス)横山英夫(大船自動車)德増源七(德増不動産)江夏宏明(華正樓鎌倉店)▼商工業婦人貢献=近藤尚美(彩遊館 創作和料理近藤)堀博子(帝国堂時計店) ▼商工業優良従業員¬=41事業所105人 ▼優良小売店舗・会頭賞=‘L EGLISE鎌倉、鎌倉彫 陽雅堂、龍月、笹の葉、食堂COBAKABA、斎藤青果店
鎌倉菓子組合
鎌倉市佐助の児童養護施設「鎌倉児童ホーム」で12月14日、鎌倉菓子組合(浜野誠会長・会員36人)主催の餅つきが行われた=写真。同組合が1975年から開催している催しで42回目。 もち米40㌔が準備され、組合員が蒸しあがった米を臼に移すと子どもたちが代わる代わる餅をついた。つきあがった餅には、大根おろし、きな粉、餡などをまぶし、イチゴ大福やお供え、のし餅もできた。 子どもたちは満面の笑みでつきたての餅をほおばっていた。同施設では2歳から高校生まで72人が生活している。
かまくら桜の会
鎌倉で生まれ、京都御所に植えられた「桐ケ谷桜」の普及をはかる活動をしている「かまくら桜の会(高柳英麿会長)が11月25日、鎌倉市小町の本覚寺敷地内に10本の苗木を植樹した=写真。 2年先には開花が期待できるという。 花は中心が白色で周辺にピンクが残るオオシマザクラ系の里桜で、京都御所の左近の桜として愛でられた。
楓幼稚園の父親会
鎌倉の七里が浜楓幼稚園の父親の会「かえでPapas」が、平成28年度「地域学校協働活動」に係わる文部科学大臣表彰を受賞し、昨年12月8日文部科学省で表彰式が行われた。 同会は、子どもたちの見守りを目的に2006年春発足し、父親同士の交流を深めながら地域の安心安全を守る活動している。初代代表の中里成光さん(●)は、「同会も10年を経て、地域になくてはならない存在となった」と話している。
葉山町で3件目
大正初期の宮家別邸として葉山に唯一現存する貴重な遺構、イエズス孝女会修道院旧館(旧東伏見宮別邸)=写真=が、11月18日、国の文化審議会の答申により、今春にも登録有形文化財(建造物)へ登録される見通しとなった。町内では2011年に登録された日影茶屋本店客室棟と同石蔵に次ぐ3件目となる。
国道134号線向原バス停近くの山側に位置する同邸は、東伏見宮依(より)仁(ひと)親王(1867-1922)の別邸として1914年(大正3)に竣工。皇室関連の建築を多く手掛けた木子(きご)幸三郎(こうざぶろう)が設計を担当した。
宮廷洋風建築様式の木造2階(一部3階)建て、白く輝く端正なドイツ下見板張りの外壁、鎧戸付きの上げ下げ窓、寄棟の大屋根などが特徴。2階13・4m、3階塔屋15mの高さが堂々とした風格と気品を放つ。1階に応接室や食堂、2階に創建時の意匠を留めた和室と洋室が残されている。
敷地内に幼稚園を併設しているため、建物は原則非公開だが、「旧東伏見宮別邸保存のための文化サロンの会」(松尾明美代表)が内覧と音楽会に軽食会を合わせた「葉山テルトゥーリア」をしている。今年から毎月第4日曜の予定で、次回は1月22日14~17時。一般2千5百円、学生千5百円の参加費は全額寄付に充てられる。
問い合わせワインショップa day 046・871・8171
こんにちは、たまです!7歳です。福島の捨てネコだったのですが長野さん家にもらわれて来ました。ヒバクしていて貧血がひどくて大きくなれなくて今も子ねこのように小さいのですよ。
佐助 長野さん方
●平山郁夫・藤田嗣治ほか
ギャラリー伸(絵画売買)
24・4081
●ギャラリー一翠堂
1月25~29日無垢春ニットと写真展
22・3769
●鎌倉スポーツ吹き矢倶楽部
(木)13時半土9時半 体験可
由比ガ浜1―10村田ビル3階
32・9852川崎
●平成29年度成人のつどい(成人式)は1月9日
新成人対象者数は、鎌倉が1452人(男性738・女性714人)で、前年比百人増、逗子513人(14人増)、葉山286人(18人増)
●逗子・元旦マラソン大会
1月1日8時、逗子海岸そばの新宿会館。3・5㌔の部。無料・。
逗子市体育協会 046・870・1296
●鎌倉ジョギンク&ウオーキング 1月15日9時、笛田公園。
鎌倉レクリエーション協会 46・3817
●鎌倉風致保存会の催し
▽みどりのボランティア
1月14日十二所果樹園、21日大仏切通、2月4日東勝寺跡。▽お話サロン28日14時、鎌倉生涯学習センター。百円。
▽歴史ウォーク2月4日13時、十二所神社バス停~朝夷奈切通周辺。5百円。
各要申込。 23・6621
●鎌倉市公園協会の催し
▽水鳥観察1月15日13時半、散在ガ池森林公園。
▽シイタケ原木の予約販売受付 1月18~30日鎌倉中央公園(品物は後日引取)種駒百個入530円
45・2750
●手書き・パソコン要約筆記講習会 1月13日~3月10日までの金曜。10時、鎌倉市福祉センター。鎌倉在住・在勤・在学の20歳以上。無料。
市障害者福祉課 61・3975
●被災地の子ども支援バザー 1月21日10~15時、鎌倉市大町の清興建設駐車場。
24・3700
●ユネスコ世界寺子屋運動「書きそんじハガキ・キャンペーン」鎌倉ユネスコ協会が3月末まで書きそんじハガキを集めている。換金し、学校に行けないアジアの子どもたちなどに教育の場(寺子屋)を提供する日本ユネスコ協会の「ユネスコ世界寺子屋運動」の一環。ハガキほか未使用切手・プリペイドカード・図書券・収入印紙・各種金券などを〒247―0062山ノ内381鎌倉ユネスコ協会・森井方へ送付。
梅ヶ辻方 090・3308・7032
●逗子・元旦マラソン大会
1月1日8時、逗子海岸そばの新宿会館。3㌔・5㌔の部。無料。
逗子市体育協会 046・870・1296
●手書き・パソコン要約筆記講習会 1月13日~3月10日までの金曜。10時、鎌倉市福祉センター。鎌倉在住・在勤・在学の20歳以上。無料。
市障害者福祉課 61・3975
●鎌倉風致保存会の催し
▽みどりのボランティア1月14日十二所果樹園、21日大仏切通、2月4日東勝寺跡。
▽お話サロン28日14時、鎌倉生涯学習センター。百円。
▽歴史ウォーク2月4日13時、十二所神社バス停~朝夷奈切通周辺。5百円。
各要申込。 23・6621
●被災地の子ども支援バザー 1月21日10~15時、鎌倉市大町の清興建設駐車場。
24・3700
▼ニューイヤーフレッシュコンサート2017
1月14日18時、逗子文化プラザ。若手演奏家による木管五重奏。「白鳥の湖」など。千円。
046・870・6622
▼オペラを100倍楽しむ方法Vol.4
1月14日15時、藤沢市民会館。藤沢市民オペラ芸術監督・園田隆一郎さんがオペラの楽しみ方を案内。「カルメン」より「花の歌」など。3千円。
藤沢市みらい創造財団 0466・28・1135
▼平松晶子&中川さと子 ヴァイオリンデュオ
1月15日13時半、日本基督教団大船教会。鎌倉ゆかりの二人がヒンデミット「二つのヴァイオリンの為のカノン風変奏曲」などを演奏。無料。献金を熊本地震の支援等に。
中川方 47・8057
▼平和のつどい「いのちに還る」トーク&ライブ
1月22日14時、鎌倉生涯学習センター。紛争地域で生まれた「平和の歌」を集めるプロジェクト「Breath for Peace」発起人・鈴木重子さんの歌とウォン・ウィンツァンさんのピアノ。前売のみ5百円、島森書店ほか扱。
鎌倉平和推進実行委 61・3870
▼湘南モーツァルト愛好会例会
1月22日14時、鎌倉商工会議所。音楽評論家・加藤浩子さんの講演で「モーツァルトのオペラの魅力」。2千円。
046・872・1963
▼陽光礼讃―谷川晃一・宮迫千鶴展
1月15日まで県立近代美術館葉山。画家・美術評論家の谷川晃一と画家・エッセイストの宮迫千鶴夫妻が伊豆高原で制作した作品を中心に。千2百円。
046・875・2800
宮迫千鶴「花言葉・夕暮れの想い」
▼特別展「北斎と肉筆浮世絵―氏家浮世絵コレクションの至宝」
1月4日~2月5日鎌倉国宝館。葛飾北斎、喜多川歌麿らの肉筆画の名品を一堂に。4百円。
※出張講座A鎌倉の仏像基礎知識22日13時半、B鎌倉寺社絵図の世界2月12日10時、各玉縄学習センター。C鎌倉幕府と東大寺再興2月26日14時、深沢学習センター。無料。申込はAは12日、BCは31日までに往復ハガキで〒248‐0005雪ノ下2‐1‐1同館へ。
22・0753
▼「作家と歩く鎌倉その1 雪ノ下・浄明寺周辺」展
4月16日まで鎌倉文学館。源実朝、大佛次郎、永井龍男など鎌倉を愛した文学者たちの目を通してたどる「鎌倉」を、原稿や図書などで紹介。3百円。
23・3911
▼「物語の中の女性たち」展
1月19日~2月19日鏑木清方記念美術館。芝居を愛した清方が描いた一途な貞女の芝居絵を紹介。劇場内を描いた作品や文学作品の口絵も。1月15日まで「清方と新春の風景」展(写真)。2百円。
23・6405
永井周山「かるた(一月)」押絵羽子板
▼川喜多映画記念館
▽企画展「世界のクロサワとミフネ」1月15日まで。3百円。「ヨーロッパ映画紀行」20日~3月12日。2百円。
▽映画1月6~8日「生きる」、9・11~15日「七人の侍」、24~26日「旅情」、27~29日「モンパルナスの灯」千円。
▽トーク13日11時、黒澤監督の長女で映画衣装デザイナーの黒澤和子さん。千円。
23・2500
▼箱根駅伝写真展示
1月9日まで藤沢市西富のふじさわ宿交流館(1月2日開館)。陸上競技社提供の写真23点と同駅伝出場校等の幟旗。無料。
藤沢市郷土歴史課 0466・25・1111
▼「ひげじいの『なつかしき葉山』」展
1月15日まで葉山町立図書館。石原忠さんの彩色絵葉書から、社寺・別荘・風景など。無料。
葉山まちづくり協会 046・876・0421
▼「夏目漱石資料」展
1月22日まで県立神奈川近代文学館。夏目漱石没後百年、生誕150年を記念して、歌人・佐瀬蘭舟旧蔵など近年の収蔵資料を中心に約50点。250円。
045・622・6666
▼山口蓬春邸のおもてなし
1月6日~3月20日山口蓬春記念館。蓬春の蒐集品、春子夫人の日本画などから、夫妻の審美眼に根ざした邸宅でその美意識を探る。6百円。
046・875・6094
▼第4回〝元気に感謝〟2人展
1月25日まで湘南鎌倉総合病院2階ギャラリー。昨年逝去された鎌倉美術連盟の蓼沼誠一名誉代表と大野健一副代表の2人展。油彩・水彩・パステル画約30点。
大野方 24・0327
▼災害写真展
1月10~16日逗子市役所。東日本大震災の被災状況、熊本地震の様子、避難所運営、訓練の様子などを写真等で紹介。無料。
逗子市防災課 046・873・1111
▼消防出初式
▽鎌倉市 1月6日10時、山崎浄化センター。訓練、演技、まといの振込み、はしご乗り。消防車などの展示も。
市消防総務課 44・0983
▽藤沢市 8日9時半~12時半、藤沢市石川の消防防災訓練センター。子どもの防火パレード、木やり、放水体験など。
藤沢市消防総務課 0466・25・1111
▼絵で伝えよう!わたしの町のたからもの絵画展
1月25~29日鎌倉生涯学習センター。身近な文化財・自然・伝統などの大切さを伝える鎌倉の小中学生の入賞作品約170点。
鎌倉ユネスコ協会・丸山方 43・3666
▼能を知る会
1月28日鎌倉能舞台。10時、能「羽(は)衣(ごろも)」他。14時、能「高(たか)砂(さご)」他。各5千5百円。※事前講座15日13時半、鎌倉能舞台。中森貫太・健之助さんが鑑賞ポイントなど解説。5百円。要申込。
鎌倉能舞台 22・5557
▼サイエンスカフェ「DNAで読み解く生物進化」
1月9日13時半、葉山しおさい博物館。北里大学海洋生命科学部・足立賢太さんらのDNAの大きさで読み解く生物進化の話。無料(入園料別)。
046・876・1155
▼中村天風心身統一法鎌倉公開講演会
1月14日14時、鎌倉商工会議所。大久保信彦さんの「いのちの力と人生を支配するもの」。無料。
天風会鎌倉賛助会 44・4461
▼消費生活講座「健康食品と表示の関係」
1月16日10時、藤沢市役所そばの湘南NDビル。消費生活アナリストの板倉ゆか子さんから健康食品を購入する際に注意するポイントを学ぶ。無料。要申込。
藤沢市消費生活センター 0466・25・1111
▼講演会「鎌倉の文化財、その価値と魅力」
2月11日13時、鎌倉生涯学習センター。世界遺産への再推薦に向けての調査研究報告と浄智寺・浄光明寺・極楽寺の各住職と大学教授らの討論会。無料。2月8日までにFで申込。
市歴史まちづくり推進担当
23・1085
61・3849
「音楽満載!風致夫妻のおもてなし」
日本のナショナル・トラスト第1号「鎌倉風致保存会」と「鎌倉を愛する音楽の仲間」ら共催の演奏会。
1月29日14時、鎌倉生涯学習センター。
村田望さんのソプラノやヴァイオリン、ピアノ、テノールで「きらきら星変奏曲」「コーヒールンバ」など。2千5百円、小中学生2千円、島森書店など扱。
同会 23・6621(9~17時、日・月曜休)
「東京暮色」上映会
2月18日鎌倉生涯学習センター。鎌倉に縁の深い小津安二郎監督作品の上映会。
13時、主演の有馬稲子さんのトーク、13時半、「東京暮色」上映。
千5百円、前売千2百円、島森書店など扱。
鎌倉市芸術文化振興財団 23・3755
「ポバティー・インク」鎌倉上映会
1月14日15時、鎌倉生涯学習センター。
ハイチやアフリカを舞台に支援される側の生の声を伝え、途上国への支援がもたらす問題、支援のあり方などを問いかける。16時50分、エシカル協会・末吉里花代表理事のトークも。
千8百円、前売千5百円、市内書店、きららカフェなど扱。
実行委・井上方 47・13688面にご案内。
▼新春のつどい
▽鎌倉1月5日11時、鎌倉プリンスホテル。2千円。
秘書広報課 23・3000
▽逗子7日10時、逗子文化プラザ。無料。
秘書広報課 046・873・1111
▽葉山5日11時、葉山小学校。5百円。
葉山町政策課 046・876・1111
▼鎌倉てらこや
▽てらハウス1月7・14・21・28日大船の千里ビル。午前学び、午後遊び。千円。▽オリエンテーション22日鎌倉海浜公園。無料。▽朗読体験29日鎌倉大仏殿高徳院。幸田弘子さんの朗読と参加者の発表。2千円。
小中学生と保護者。 84・9746
▼鎌倉歩け歩け協会
▽新春ご利益巡り1月8日8時50分、鎌倉駅西口。5百円。▽10㌔ふれあいウォーク17日鎌倉の七福神巡り。31日冬の台峰を歩く。▽5㌔はつらつウォーク24日鎌倉新春寺社巡り。9時50分、鎌倉駅西口。2百円。
090・2633・3715
▼鎌倉史跡めぐり
▽初春の富士山を満喫1月11・13・17・19日大船駅南改札湘南モノレール連絡通路。大慶寺、月影地蔵など。▽鎌倉七福神巡り10・12・16・18日北鎌倉駅交番横。浄智寺、御霊神社など。▽開運招福!鎌倉パワーで安泰に24・26日鎌倉生涯学習センター前。鎌倉宮、来迎寺など。▽中世鎌倉のやぐら探訪2月7・10日大船駅南改札湘南モノレール連絡通路。百八やぐら群、十王岩など。5百円(交通費・拝観料別)。
申込は1週間前までにハガキかFで。
鎌倉ガイド協会
24・6548
24・6523
▼フラワーセンター大船植物園のセミナー
Aばらの剪定1月14日13時半。無料。Bスイートピーのアレンジメント28日13時、14時半。千円。C色鉛筆植物画入門「冬」2月4日10時、13時半。2千円。D早春のこけ玉づくり2月25日10時、13時半。2千円。申込はAは当日、BCは16日まで、Dは31日までに往復ハガキで〒247-0072岡本1018同センターへ。入園料360円。
46・2188
▼春の七草・どんど焼き
1月14日13時半、鎌倉中央公園。団子焼きと七草粥百円。
鎌倉市公園協会 45・2750
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ1月14日10時、山ノ内配水池横。
▽山歩き15日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼歌のサロン
1月16日、2月1日14時、鎌倉生涯学習センター。懐かしい歌を歌いましょう。千円。
古川方 22・2131
▼藤沢市地域防災活動推進大会
1月22日13時半~16時半、藤沢市民会館。地域の事例発表、元釜石小学校校長の講演など。無料。要申込。
藤沢市防災危機管理室 0466・25・1111
▼防災のつどい
1月17日10時、鎌倉市福祉センター。防衛大学校加藤健准教授が「災害時の避難行動」をテーマに講演。
市総合防災課 23・3000
▼神霊教鎌倉錬成場雲源閣見学
1月25日14時、長谷の神霊教鎌倉錬成場(昨年国の有形文化財に登録)。無料。申込は4日までに往復ハガキで〒248―0012御成町18―10市文化財課へ。
61・3857
▼鎌倉リサイクル推進会議20周年記念学習会
1月26日13時半、深沢学習センター。「エコな暮らしはリユースで」をテーマにハードオフコーポレーション・山本善政社長の話。無料。要申込。
同会 32・9094
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。▽フリーマーケット1月27日9~15時。雑貨・衣類・手造り品など約20店。▽骨董市28日8~15時。出店者募集。
片岡方 090・5442・3778
▼こども街あるき「大仏の謎を探ろう!」
2月5日9時半、鎌倉大仏殿高徳院。佐藤孝雄住職を講師に大仏の作られた謎を考える。鎌倉在住の小学4年~中学生。無料。要申込。
市青少年指導員連絡協議会・大庭方 090・2201・7617
鎌倉市中央図書館(11月分)
鎌倉市中央図書館(25・2611)は11月に一般271冊、児童書15冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「野尻抱影―星は周る」野尻抱影著〈STANDARD BOOKS〉(平凡社) ▼「水澤心吾の杉原千畝物語―一人芝居「決断・命のビザ」ノート」水澤心吾著 寿福滋写真(三五館) ▼「昭和十八年幻の箱根駅伝―ゴールは靖国、そして戦地へ」澤宮優著(河出書房新社) ▼「実践・快老生活―知的で幸福な生活へのレポート」渡部昇一著〈PHP新書〉 ▼「修行と信仰―変わるからだ変わるこころ」藤田庄市著〈岩波現代全書〉 ▼「坂野惇子の人生―「べっぴんさん」の波乱なる生涯と真実」〈MSムック〉(メディアソフト) ▼「子どもと貧困」朝日新聞取材班著(朝日新聞出版) ▼「ヒトラーと物理学者たち―科学が国家に仕えるとき」フィリップ・ボール著(岩波書店) ▼「野に咲く花便利帳―身近な雑草から山野草まで248種」主婦の友社編 稲垣栄洋監修(主婦の友社) ▼「おかずの基本―主婦の友創業100年のベストレシピシリーズ」主婦の友社編(主婦の友社) ▼「剪定「コツ」の科学―いつどこで切ったらよいかがわかる」上条祐一郎著(講談社) ▼「企画展がなくても楽しめるすごい美術館」藤田令伊著〈ベスト新書〉(ベストセラーズ) ▼「賢く食べて結果を出す!スポめし―MEAL FOR ATHLETES」朝日新聞出版編著 細野恵美監修(朝日新聞出版)
展示・講演会と上映会
第二次世界大戦下「命のビザ」を発給し多くのユダヤ人を救い、晩年を鎌倉で過ごした杉原千畝の没後30年を記念した催しが市内で開催される。
A展示「杉原千畝と小辻節三」1月4~29日鎌倉市中央図書館。杉原とヘブライ文化研究家・小辻節三の足跡。講演会「外交史料から読み解く杉原千畝」28日13時半。講師は外務省外交史料館の白石仁章さん。無料。 25・2611
B「杉原千畝 スギハラチウネ」上映20日13時半、21日10時、13時半、川喜多記念映画館。アフタートークも。22日13時半、バリアフリー上映(日本語字幕と音声ガイド付)。千円(障害者手帳持参、視覚・聴覚障害者と介助者1人は5百円)。
23・2500
鎌倉在住・在勤、鎌倉好きなど鎌倉に縁ある早大卒業生の会「鎌倉稲門会」の新年会。ご家族も。
2月4日17時、鎌倉駅東口日本料理「鯉之助」。4千5百円。毎月第2水曜17時、親睦食事会「サロン・ド・ワセダ」。
同会 55・9771(月・水曜午後)
事務局 090-2633-3715
◆通常例会(会員無料、一般500円)
1/8(日)新春ご利益巡り 10㌔
2/5(日)干支守り本尊参り 12㌔
3/4(土)鎌倉の三大緑地を歩く 13㌔
4/22(土)ツツジと新緑の葉山道 12㌔
5/13(土)朝夷奈・名越切通を歩く12㌔
5/27(土)初夏の鎌倉巡り 13-18㌔
6/17(土)鎌倉の紫陽花 12㌔
8/6(日)鎌倉ぼんぼりウォーク 10㌔
9/23(土)稲穂の里山 舞岡公園 12㌔
10/21(土)秋の鎌倉巡り 10-20㌔
11/4(土)六国峠から能見堂跡 15㌔
12/2(土)錦繍の獅子舞谷 12㌔
ふれあいウォーク10㌔、はつらつウォーク5㌔も(会員100円、一般200円)
阿部マリ子、石井一朗、後田安彦、梅原誠子、小川哉子、並木りつ子(鎌倉)、阿部和子、青木文子、佐藤千代子(逗子)、上田恵美子、鈴木智恵子、堀籠麻子 (藤沢)、内田美代子、加藤みどり、仲戸川勲(横浜)
(敬称略)
ミス鎌倉コンテスト
鎌倉市観光協会が2017年のミス鎌倉を募集。鎌倉の諸行事で活躍する明るく感性豊かな女性。
県内在住、今年4月1日現在18歳以上27歳未満(高校生除く)、未婚、年間約80回の行事に参加できる人。書類選考、3月2日の予選を経て3月17日の本選で3人を選出、4月9日鶴岡八幡宮で披露。審査員は同会会長他。賞品はトロフィーと金一封など。
2月6日17時までに応募用紙(HP)と写真を〒248―0012御成町1―12鎌倉市観光協会2017ミス鎌倉コンテスト係へ。
23・3050
「書きそんじハガキ・キャンペーン」
鎌倉ユネスコ協会が、3月末まで書きそんじハガキを集めている。それを換金し学校に行けないアジアの子どもたちなどに教育の場(寺子屋)を提供する日本ユネスコ協会の「ユネスコ世界寺子屋運動」の一環。ハガキほか未使用切手・プリペイドカード・図書券・収入印紙・各種金券などを〒247―0062山ノ内381鎌倉ユネスコ協会・森井方へ送付。
梅ヶ辻方 090・3308・7032
鎌倉の懐かしい風景も
2017年新春ギャラリー展は、1月4日から8日まで鎌倉生涯学習センターで開かれ、鎌倉市文化協会所属の鎌倉写真連盟(高橋貞夫会長)が作品を展示する。
同写真連盟所属13団体会員の各種コンクール入賞作品や最新技術を駆使した新しい写真のほか、鎌倉市中央図書館提供の写真で懐かしい風景を再現する。鎌倉市文化協会会所属団体の紹介もある。
1月8日午後3時、元朝日新聞写真部の麻生健さんが「写真の力」の題で講演する。入場無料。
問い合わせ高橋方 0467-48・0265
商議所で訪日観光客対応セミナー
「訪日観光客の心をつかむ!インバウンドビジネス成功戦略」のセミナーが昨年12月8日、鎌倉商工会議所で開かれ、市内の商工業者ら約40人が参加した=写真。 講師はインバウンド観光に特化したサイトを立ち上げ、企業や自治体むけに情報発信などをしている「やまとごころ」社の村山慶輔代表。 村山さんは、訪日外国人旅行が人気を得ていて、訪日観光客数は今年10カ月で2千万人を超えていて、2020年は4千万人を目標にしていること、訪れる人の動向が「モノ」から「コト」に移っていて、体験型の商品が注目されていること、受け入れ側としては外国語の苦手意識をなくし、外国人目線を把握するなど相手の求めているものを知って対応すること、集客の戦略を考え、口コミが広がる仕組み作りをすること、地方こそ世界を舞台に勝負すべき、と例をあげながら話し、最後に「連携」と「共創」、コラボレーションを勧めた。 同商議所観光部会の藤川部会長は、「我々は小さなことに囚われていないで、グローバルな視野で物事を見ていかなければならないことを痛感した」と話していた。
充実した福利厚生「しおかぜ湘南」
中小企業の福利厚生を支援する「湘南勤労者福祉サービスセンター」(愛称・しおかぜ湘南)が、昨年12月から3月20日まで冬の加入キャンペーンを実施している。新規加入の事業所には2カ月間会費無料の特典がある。 加入条件は、鎌倉・藤沢・茅ヶ崎市内にある、従業員3百人以下の中小企業の事業主と従業員。一人月額5百円で慶弔給付金、人間ドックや宿泊旅行の補助、レクリエーション、映画・観劇等チケットの割安、レジャー施設での割引利用など、大企業並みの福利厚生サービスを受けられる。 隔月で発行される会報には、各種イベント、講座、優待券などの情報が満載されていて、加入している会員さんからは「会費以上のサービスを受けられて大変お得です」と評判が高い。 現在、加入企業数は約2千百社、会員は1万1千3百人。詳細はお問い合わせを! 同事務局 0466・50・3900
鎌倉・葉山のマツヤ
鎌倉で50年以上、サービスステーションでの給油を中心に、自動車整備、車検、中古車販売などを営む「マツヤ」は、昨年11月、神奈川県警察が事務局となっている「高齢者運転免許自主返納サポート協議会」加盟し、当事者に車いすの出張安全整備、家族の車検割引、灯油配達割引、同乗時のガソリン割引などを行っている。
「運転免許自主返納」は、加齢に伴う身体機能や認知機能の低下により、運転に不安を感じている高齢者が、運転を継続せずに免許証を返納したい場合は自主的に運転免許取り消しの申請ができるように1998年(平成10)4月から制度化された。
神奈川県では近年、高齢者の運転による交通事故が多発していることから事故防止の施策として2009年5月に、「高齢者運転免許自主返納サポート協議会」を発足させて、免許証返納者は申請により「運転経歴証明書」の交付が受けられ、証明書の提示で、加盟店の商品割引や宿泊料金等施設利用料の割引など多種のサービスを提供している。
マツヤでは、運転免許返納の仕方や、車の無料出張査定による買い取り、廃車、車に関する保険や税金の無料相談などもしているのでお気軽にお電話を。小冊子「運転免許返納簡単サポート読本」の無料配布も。
株式会社マツヤ(フリーコールマーク)0120・33・8537
1月
▼鎌倉えびす1~3日本覚寺。10日本えびす。
▼船おろし2日坂ノ下・材木座海岸。
船祝い4日腰越漁港。
▼手斧始式4日13時、鶴岡八幡宮。営繕事始め。
▼除魔神事5日10時、鶴岡八幡宮。
▼初神楽6日15時、八雲神社(大町)。
▼大注連祭8日11時半、白山神社(今泉)。
▼汐まつり・潮神祭11日坂ノ下・材木座海岸。
▼護摩焚き供養13日成就院の虚空蔵堂。
▼左義長神事15日7時、鶴岡八幡宮。
▼閻魔縁日16日円応寺。
▼祝成人寒中みこし錬成大会15日片瀬海岸東浜。
▼初天神(筆供養)25日10時半、荏柄天神社。
▼文殊祭25日常楽寺。
▼初不動28日明王院。
年賀状を電子メールで済ます人が、若者を中心にだいぶ一般化してきました▼平成27年度の65歳以上人口の割合は、日本としては約27%。鎌倉市は30%となっています。鎌倉市は全国平均よりも上回っているのです。 ご年配の方が多いのであれば、それを活かした鎌倉らしさにつなげられたらと思います。例えば、凧揚げ、独楽回し、羽子板など、昔ながらの正月遊びや礼儀作法を直接積極的に設けてはどうでしょう▼神社、仏閣。海、川、小高い山や森。伝承できる環境が整っている鎌倉だからこそ…高齢化らしい、豊かな人の営みを演出したいものです▼浜辺で先輩たちが凧揚げに興じている風景は、まさにその一つではないでしょうか。(N)