鎌倉・城廻自治会
鎌倉市城廻の城廻自治会(360世帯)が、市から借り受けている土地を多目的広場として2年がかりで整備し、地域住民の憩いの場にした「城廻多目的ひろば」を10月8日、松尾崇鎌倉市長が視察した。 住宅地の外れにある1105・17㎡の土地で、長い間イベントなど行うことなく未使用だったが、2年前自治会長になった高野俊夫さん(75)が、自治会員らと活用方法を議論。 自然農法の畑づくりをする「体験ひろば」、ワンちゃんとふれあう「ふれあいひろば」、富士山を眺めながらバーベキューなどができる「交流ひろば」の3種類のひろばの建設・運営を決め、市の指導を受けながら、昨年9月ごろから重機をいれて、地盤改良などの作業を進めた。 入り口は暗証番号式南京錠で施錠し、開錠を提示する旗を設置した。農地の堆肥には伐採した草木も使用、ひろばを区分する柵や入口の扉、テーブルやベンチには、住宅地内の家屋取り壊しの際の廃材を利用している。 ひろばの担当者から説明を受けた市長は「見違えるようになっていてびっくりした」といい、「行政に申し立てをするばかりでなく、住民の力で作り上げたひろばは希望の光になる。鎌倉のモデル地域としてこれからもがんばってほしい」と激励した。 高野会長は「ちょうど富士山がきれいに見える日に市長に来ていただいてよかった。このひろばが当会の魅力のひとつとなって、今後住民の皆さんの一層の協力が得られたらうれしい」と話していた。
立子と並んで親子句碑
鎌倉ゆかりの俳人・高浜虚子の句碑が、鎌倉市長谷の鎌倉大仏殿高徳院の立子(虚子の娘)の句碑の隣に建立された。 昨年の虚子生誕150年を記念して建てられたもので、10月8日除幕式が虚子の孫、ひ孫である俳人の星野椿さん(95)、星野高士さん(73)が主宰する俳誌「玉藻」の主催で行われた。 句碑は高さ160㎝、幅85㎝。「咲き満ちてこぼるゝ花も無かりけり」と刻まれている。 鎌倉朝日の俳壇選者でもある高士さんは「椿の念願の句碑ができた。親子句碑になり、多くの方に見てもらえたら大変うれしい」と話している。
詩人やアーティストらと交流
「KAMAKURA POETRY FESTIVAL 詩を」(通称“詩をフェス”)と題して「詩」を中心とした文化の祭典が10月の1カ月にわたり、鎌倉・北鎌倉・大船の書店、カフェ、ギャラリーなどで開かれ、詩の古書市、展示、トークイベント、朗読会、ライブなど「詩」にかかわる様々な催しが行われた。鎌倉でカフェを営む千田哲也さんが実行委員会をつくり開催。各イベントとも好評で、申込が定員を上回るイベントも。 18日の「北鎌倉台峯での一日〜いのちのことばをきく」では、30人ほどの参加者が台峯に足を運び、幼い時から台峯に親しみ、保全活動を続けてきた川上克己さん(88)や美術家の景山健さんから話を聞き、台峯緑地を散策した。 台の川上邸では、美術家・やなぎみわさんと詩人で写真評論家の飯沢耕太郎さんが対談。やなぎさんが台湾で製造した舞台トレーラで野外巡礼劇を各地で巡業していることなどを紹介し、飯沢さんが詩の朗読をした。参加者たちは熱心に耳を傾けていた。(芸楽塾と東京自由大学が主催)鎌倉市雪ノ下の古民家で4日間開かれた「谷川俊太郎写真展」では、築90年ほどの古民家の薄暗い空間の数カ所に谷川さんが撮影した写真が飾られた。谷川さんのまなざしと記憶を思い思いに感じてもらおうという意向。 訪れた人たちはしばし畳に座り詩集や写真集を手にとったり、庭を眺めたり、主宰者が静かに語る話に耳を傾けたりしていた。詩人や写真集の編集者のトークイベントも開かれた。 主催の千田さんは「来年以降も続けていきたい」と話していた。
長谷寺のエノキ
鎌倉・長谷寺の高台から坂ノ下海岸周辺の街並み、彼方三浦半島まで広がる風景を臨むエノキ。 輪蔵の裏山に上る眺望散策路(OCEANVIEW PATH)の中に生える一際大きな樹だ。高さ10m、幹回り260㎝ほど、ノウゼンカズラが巻き付いている。 エノキはアサ科(旧ニレ科)の落葉大高木。こんもりと茂り、かつては一里塚の目標樹として植えられた。漢字で「榎」。 樹形や葉がケヤキやムクノキと似ているが、エノキの葉はギザギザが上半分にだけあり、3本の葉脈が根元から目立つことが特徴。葉はオオムラサキの幼虫の食草にもなる。 樹皮にはゾウの皮膚のようなしわが入り、秋には葉が鮮やかな黄色に色づき、橙褐色で丸い実をつける。 秋、キノコの季節。エノキダケの名前の由来はエノキの根元によく発生するキノコであることから。
文 小林千穂
写真 松原省吾
中村 悟(なかむら さとる)さん
観光客の増加とともに、オーバーツーリズムが年々問題になる鎌倉。古都を楽しんでもらいつつ、住民の平穏な生活も保つ。難しいバランスを計りながら観光振興を進める責任者、鎌倉市観光協会会長に、6月就任した。
二代前の会長のころには協会の理事を務めていたが、この8年間は無役。会長の話は少々驚きだった。しかし、鎌倉商工会議所の副会頭など、地域や生花業界の要職も務める。覚悟をもって臨んだ。協会の中枢に身を置くのは初めてで、現場を目の当たりにするといろんな課題も見えてくる。
就任早々に遭遇したのが、7月の鎌倉花火大会の中止。由比ガ浜沖で花火を上げる台船は、東京湾から三浦半島を回って来る。高波と強風が予想され、出航を5時間遅らせるなど、ぎりぎりまで調整したが、二日前に中止を決断した。
「楽しみにしていただいたお客さんや、協賛していただいた企業には申し訳ないことだった」
いろんなキャンセル料も発生した。だが、街や飲食店には普段よりお客さんが入っていて、一定の効果はあったと、ほっとした。
「用意した花火は、ほかで使うことも来年に回すこともできず、水の中で壊すそう。花火屋さんにとっては忍びない作業だそうです」
いま協会が力を入れているのが、時間と場所の分散化。観光客が一定の時間と場所に集中するのをなるべく避ける試みだ。
昨年は、普段入れない場所を拝観し、案内人や講師の話などが聞ける「鎌倉プレミアムツアー」を企画した。歴史ファンに応えるような「出張鎌倉ミュージアム」も、昨年から明王院や宝戒寺などで開催している。
10月28日から12月7日まで、建長寺で夜間拝観を行う。紅葉の境内をライトアップし、脳をととのえる音楽「ニューロミュージック」を各所で流す。これも時間を分散する試みだ。
材木座の生まれ。近くには「臨海学園」バス停に名が残る、東京都千代田区の施設があった。保養所や邸宅がなくなり、新住民が増えた。「新しいコミュニティができ、にぎやかになるのはいいこと」と思う。
この地で祖父が、1948年に創業した「ナカムラ生花」の3代目。花屋を営む両親の背中を見て育った。別業種や別の生花店で各1年、生花の専門学校で1年学んで、家業に入った。
「花のアレンジは自分の感性でするもの」と考えていたが、40歳のころ一念発起して、国家資格のフラワー装飾技能士1級を取得した。業界の先輩としての責任感からでもある。
長女はすでに嫁ぎ、27歳の長男が昨年から、4代目を継ぐべく一緒に仕事をしている。63歳。
(文・写真 真田正明)
11月26日14~17時半、鎌倉生涯学習センター
第一部 講演 米川千嘉子さん 「〈世の中〉の歌、〈萩〉の歌︱実朝と永福門院を中心に」
第二部 歌会と表彰 選者 大下一真さん、木村雅子さん、津金規雄さん、米川千嘉子さん。
会場参加費 無料。主催 鎌倉歌壇・鎌倉同人会。
35年の歴史を持つ鎌倉ガイド協会が史跡・文化財などの案内をする13期生を募集
【募集人員】40人程度。
【募集資格】鎌倉市及び鎌倉市周辺に在住の健康な方。72歳以下。
【申込方法】申込書を12月1日以降にHPからダウンロード。同会へ送付。
【受付期間】12月~1月末。
【選考】書類選考・面接選考を経て合格者は養成講座(3万円)受講。
【問合先】24・6548

「秋の味覚を一皿に」
秋鮭の津軽焼
11月の食卓には、和のぬくもりがよく似合う。炊きたての新米の香り、湯気を立てる味噌汁、秋鮭のこんがりとした焼き色。派手さはなくとも一つ一つに手間と季節が宿るのが和食の魅力。
今回はそんな秋の味覚から「秋鮭」、「林檎」をベースに、一手間掛かりますが季節を感じる一品になります。特に焼き上がった林檎の香りは食欲を湧き立てること間違いなしです。
●材料(2人前)
▽林檎2個▽鮭切り身(甘塩)1切れ▽南瓜2切れ▽獅子唐2本▽占地少々
【ホワイトソース】▽ホワイトソース缶100g▽牛乳50㏄▽水50㏄、塩胡椒適量▽コンソメ小さじ2杯 ※あれば吹き寄せ麩、揚げ銀杏
●作り方
①林檎を洗い頭の部分を切り、中身をスプーン等でくり抜いて種の部分を取り除き、中身は一口大に切り分ける。
②切った林檎は頭も中身も外身も全て塩水に浸けておく。
③鮭を焼いてほぐして置く。
④南瓜を電子レンジ600Wで1分加熱する。
⑤【ホワイトソース】を合わせ加熱して、③と林檎の中身を混ぜるて林檎の外身に流し込む。
⑥オーブンレンジ230℃で12分加熱する。
⑦④と占地、獅子唐を軽く油で炒めて下味を付け焼き上がった林檎の上に飾り付けて完成。器の林檎も蓋も食べられます。
(創作和料理近藤 副料理長)
鎌倉市中央図書館(9月分)
鎌倉市中央図書館(25・2611)は9月に一般229冊、児童書172冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「ぶれない人」望月衣塑子著 講談社▼「論語」光文社古典新訳文庫 孔子著 光文社▼「共感の論理」岩波新書 新赤版 渡邉雅子著 岩波書店▼「誰が日本を降伏させたか」PHP新書 千々和泰明著 PHP研究所▼「世界を動かす巨人たち」集英社新書 池上彰著 集英社▼「逃げ続けたら世界一周していました」岩波ジュニア新書 白石あづさ著 岩波書店 ▼「国際政治における認知と誤認知」ロバート・ジャーヴィス著 みすず書房▼「もしロシアがウクライナに勝ったら」カルロ・マサラ著 早川書房▼「基軸通貨ドルの落日 」文春新書 中野剛志著 文藝春秋▼「犯罪者が目をつける『家』青春新書」 INTELLIGENCE 小宮信夫著 青春出版社▼「脳と免疫の謎」NHK出版新書 毛内拡著 NHK出版▼「世界1万年の住宅の歴史」菊地尊也文 エクスナレッジ▼「忙しい人のための美術館の歩き方」ちくま新書 ちいさな美術館の学芸員著 筑摩書房▼「大人になったら、もっと映画を観よう!」MAGAZINE HOUSE MOOK マガジンハウス▼「美しくない青春」小手鞠るい作 さ・え・ら書房▼「殺意の断片」徳間文庫 鳴神響一著 徳間書店▼「不揃いな家族」アン・パチェット著 早川書房
▼あの人に会える!
清方の代表作〈築地明石町〉三部作
11月30日まで鏑木清方記念美術館。代表作〈築地明石町〉三部作の公開と資料。450円。
23・6405
▼扇影衣香︱鎌倉と宋元・高麗の仏教絵画の交響
12月14日まで鎌倉国宝館。宋元・高麗・鎌倉の3つの地域で制作された仏教絵画を展示。千円。
22・0753
▼鶴岡八幡宮の季節展︱文様と美
2月1日まで鎌倉文華館鶴岡ミュージアム。伝統文様に焦点を当てた展示。石段脇の大銀杏のかつての姿も。6百円。
55・9030
▼鎌倉彫18人展
11月1~3日円覚寺・選仏場。現代鎌倉彫作家18人の作品展。
同実行委25・1500
▼平和への祈り︱平山郁夫
11月5~13日鎌倉芸術館。鎌倉で暮らした平山郁夫の画業の背景や文化を通じた交流の作品展示。無料。
48・5500
▼第64回村田佳代子個展
11月6~9日鎌倉芸術館。「21世紀が四半世紀過ぎる今~ヨハネ黙示録を重ねて」と題して、「ヨハネの黙示録」の絵画3種類15点と、2001年から大阪万博に至るまでの25年間の国内外の出来事を描いた作品10余点を紹介。
村田良策記念アトリエM22・1759
「アトリエのモティーフ棚」
▼鎌倉・川喜多邸を訪れた映画人
11月24日まで川喜多映画記念館。開館15周年記念。川喜多夫妻の映画界の貢献を振り返り、田中絹代、アランドロンなど川喜多邸を訪れた映画人との交流を紹介。3百円、鎌倉市民無料。
【関連上映】「東京物語」11月1・2日/「東京画」1・2日。「黄色いからす」11・12・14・15日/「結婚式・結婚式」11・13・14・16日/「愛情の決算」12・13・15・16日/「千羽鶴」18・19・21・22日/「日も月も」18・20・21・23日/「辻が花」19・20・22・23日。千3百円。
23・2500
▼ギャラリー一翆堂
島谷満孝作陶展~11月3日。4~9日岩崎久人 能面展 傘寿記念。14~18日古布の詩。20~24日山根悠介 陶展。26日~12月1日はやしみつこ回顧展「みつこさんの愛した能面たち」。
22・3769
▼日本画家 堀文子 版画展
11月7~9日大船仲通りのコロナ堂4階ギャラリー。自然や命をテーマに描いた堀文子の版画約30点、書籍、グッズの展示販売。
44・5670
版画「花籠」
▼栁沼教室 鎌倉スケッチ会展
11月2日まで鎌倉生涯学習センター。
栁沼方0466・37・3082
▼北鎌倉ギャラリー月
▽碧夕季里展 11月1~10日。
▽山本朋子 九谷焼展12~18日。
22・2913
「月のある心象風景・記憶の断片」
▼鎌倉マジシャンズクラブ 第57回 奇術大会
11月2日13時、鎌倉芸術館。日本古典奇術の継承者 藤山大樹さんをゲストに。無料。
山田方31・1829
▼原田寛写真展「富嶽写景」
11月20~22日鎌倉プリンスホテル。鎌倉を拠点に撮影した富士山風景をテーマに。
星月写真企画27・8821
「稲村ケ崎波濤」
▼みらいふる鎌倉「芸能祭」
11月21日10時半~15時半、鎌倉生涯学習センター。舞踊・大道芸・腹話術など20組が参加。無料。
事務局23・1075
▼浮世絵と絵図と地図と 描かれた藤沢の江戸から近代まで
11月3日まで藤澤浮世絵館。江戸時代の絵図から近代の地図へと発展する姿を紹介。無料。
0466・33・0111
▼熱気の向こうの白と黒ビッグ錠と風間サチコ異食なふたり
12月21日まで藤沢市アートスペース。ビック錠の漫画と風間サチコの木版画。無料。
0466・30・1816
▼第13回かまくらの風クラシック音楽コンサート「ピアノ・チェロ デュオコンサート~北国のハーモニー」
11月23日14時、鎌倉婦人子供会館ホール。田中英純さん(ピアノ)、山本健太郎さん(チェロ)。グリーグ チェロ・ソナタ イ短調Op.36など。2千8百円。
22・0507
▼湘南ふじさわジャズミーティング
11月8日10~20時、藤沢駅北口周辺。湘南ゆかりのプロミュージシャン、アマチュアバンド、地元の団体などの演奏。無料。主催は同実行委。
▼湘南グループ~日本のうた・歌・詩「秋のコンサート35」
11月9日14時、鎌倉生涯学習センター。メンバーの作品、古典落語「六尺棒」など。2千円。
0466・27・1875
▼映画誕生130年「輝き続けるスクリーンナンバー」
11月18日14時、横浜みなとみらいホール。村田望さん(ボーカル)、橘光一さん(エレクトーン)で「王様と私」など。3千円。
スタジオエスポワール090・2207・0031
▼鎌倉市共生のまちづくり講座「育ちを叶えるヒントを探す」
11月14日15時、鎌倉生涯学習センター。子どもの「困り感」に気づくためのヒント。講師は作業療法士 大郷和成さん。無料。要申込。
鎌倉市福祉総務課61・3436
▼秋の公開講演会「日本の幽霊、イギリスのゴースト」
11月22日14時、早見芸術学園。京都精華大学 堤邦彦名誉教授と東京大学 草光俊雄名誉教授の講演と対談。千5百円。ハガキかネットで要申込。
鎌倉ペンクラブ24・4002
▼鎌倉の風景を描く水彩画講座
11月28日9時半、鎌倉生涯学習センター。ルースペインティングを学ぶ。講師は矢野元晴さん。千5百円。申込はネットか往復ハガキで~14日。
25・2030
▼傾聴ボランティア養成講座
12月3・10日9時45分、鎌倉生涯学習センター。傾聴の基礎を学ぶ。2千円。申込~24日。
傾聴かまくら090・3877・9923
▼大船夜市2025
11月3日11~21時、鎌倉芸術館通り。湘南地域の商店や飲食店の露店・物産展など。特設ステージでコンサートやパフォーマンスも。主催は同実行委・鎌倉青年会議所。
▼写真供養感謝祭
11月8日11~14時、浄智寺。思い出の写真の焚き上げ。浦賀ウインドオーケストラの生演奏も。
実行委090・9812・2717
▼かまくら国際交流フェスティバル
11月9日10~15時、鎌倉大仏高徳院。市内中心に活動する17団体が参加。バザー、国際交流、団体紹介、活動体験、バリ舞踊、和太鼓演奏など。3百円(拝観料)。
同実行委61・3872
▼鎌倉風致保存会
▽みどりのボランティア11月1日朝夷奈切通。8日東勝寺跡。15日御谷山林。29日十二所果樹園。各9時20分現地集合。
▽お話サロン「世界の森と人︱アフリカ・南米からの国際協力レポート」15日14時半、大路ビル3階。申込~11日。
▽歴史ウォーク 19日9時半、鎌倉生涯学習センター。▽家族でみどりのボランティア 22日9時半、御谷山林。▽緑と歴史探訪 26日9時半、北鎌倉~扇ガ谷周辺。
23・6621
▼ふらっとカフェ鎌倉
誰でも参加できる地域食堂。▽おてら食堂(安国論寺)11月2日12時半。▽二階堂デイサービスセンター21日17時半。
▽ソンベカフェ26日16時半。各大人5百円、中学生以下無料。要予約。
渡邉方090・5199・1654
flatcafekamakura@gmail.com
▼鎌倉ガイド協会
▽神武寺から磨崖仏、鷹取山絶景トレッキング11月7・10・19・21日9時、
東逗子駅集合。約4㎞。8百円。▽朝夷奈切通から金沢八景 24・26・28・30日9時半、鎌倉駅西口時計台前広場集合。約6㎞。8百円。▽茅ヶ崎城址(中世城郭)と大塚・歳勝土遺跡(弥生遺跡)巡り
27日・12月2日9時、センター南駅改札口前通路集合。約4・5㎞。8百円。
【休日の鎌倉散歩】A山崎・深沢探訪 15日9時半、湘南モノレール大船駅改札裏側広場集合。約4㎞。B晩秋の紅葉 六国峠から天園、永福寺 12月6日9時半、鎌倉駅西口時計台前広場集合。約4㎞。AB8百円、保護者同伴小中学生無料。
24・6548
▼大船フラワーセンター
▽秋バラ ライトアップ 11月1・2日。▽ハロウィンライトアップ25・26日。▽バラのガイドツアー 6日13時半。▽コンサート 2・16日11・14時。無料。▽園長さんぽ 9日10時頃。▽四季の菊作り 8日13時半。無料。▽つまみ細工教室干支の熊手つくり 22日10時・13時半。3千円。申込~5日。▽季節のハンギングバスケット 30日10時半。5千円。申込~13日。
▽押し花アート教室 12月6日10時半。2千円。申込~17日。▽クリスマスリース作り 12月6日13時半。2千5百円。申込~18日。▽アレンジメント教室 12月13日10時。2千円。申込~26日。入園料4百円。
46・2188
▼漁協の朝市
▽腰越 11月6・20日10時~売切れ次第終了。腰越漁協事務所前。
32・4743
▽湘南 鎌倉支所 11月9日10時、鎌倉パークホテル駐車場。
22・3403
▼COCO FES「Be Real~私たちの居場所」
11月9日10~16時、COCORUかまくら(鎌倉青少年会館)。中高生の大文化祭。ダンス、ライブ、美術作品の展示など。
市青少年課61・3886
▼鎌倉ユネスコ協会
▽バザー11月9日10~13時、同会深沢倉庫(深沢中学へ上る手前の信号右折の長屋)。※献品受付 衣類・雑貨・支援用食糧品。
080・6602・9498
▽書きそんじハガキでアジア寺子屋支援未使用切手・プリペイドカードなども。鎌倉市関谷387―13鎌倉ユネスコ協会・小倉宛。
▼湘南邸園文化祭
Aエリアナ・パヴロバ顕彰碑︱腰越戦没者慰霊碑ツアー 11月16日13時七里ヶ浜駅改札集合。千5百円。
B大黒柱となった女性たち パヴロバ・バレエスクール&鎌倉婦人子供会館 29日13時半、鎌倉婦人子供会館。2千円、学生千円。A・B 要申込。鎌倉邸園文化クリエイション FAX32・1650
C神霊教鎌倉霊源閣 29・30日10~16時、旧山本条太郎別荘。5百円。
長谷の会080・3084・4837
秋の建物公開「旧華頂宮邸」
11月15・16日10~15時。無料。
鎌倉市都市景観部61・3477
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ11月15日10時、山ノ内配水池脇
▽山歩き16日9時、山ノ内公会堂。北鎌倉台峯緑の会。
090・6502・2470
▼かまくらスポーツレクリエーションフェア
11月16日10~15時、鎌倉武道館。民踊・インディアカ・ボッチャなど。無料。
鎌倉市健康福祉部43・3419
▼笛田リサイクルマーケット
11月16日10時半~15時、笛田リサイクルセンター。フリマ・古本市・ライブ・フードエリアなど。
鎌倉リサイクル推進会議32・9094
▼第45回 鎌倉福祉まつり
11月23日10~14時、鎌倉市福祉センター。バザー、福祉体験、子ども広場、模擬店など。※11月10~13日バザー寄付物品の受付。
鎌倉市社会福祉協議会23・1075
▼第34回かながわトントンまつり・かながわ畜産の日フードフェス
11月2日10~15時、湘南台公園、湘南台市民センター。
養豚協会046・238・2502
畜産会045・761・4191
▼新湘南ウェルビーイングフェスタ
11月29日9~17時、湘南アイパーク。入場無料。
▽講演 9時20分「ウェルビーイングってなんだろう~しあわせは身近なくらしの中にある」、15時10分「自分の健康は自分で守る」など。要申込。
▽屋外イベント 11時「芝生で青空ストレッチ」、13時「軸トレ!体幹エクササイズ」。 「未来の街歩きAR体験」「モビリティ・ハブで乗り物体験」など。要申込。無料。
▼交流センターフェア
11月22日、逗子文化プラザ市民交流センター。
▽星空の展覧会 9~21時。
▽中庭カフェ 10~16時。
▽秋の夜長の星とピアノ
13・15時。2千円、高校生以下5百円。
046・872・3001
▼あーすフェスタかながわ
11月29・30日10~16時、本郷台のあーすぷらざ。
045・285・0759
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット11月28日8時~14時半。雑貨・衣類・手造り品など約20店。▽骨董市29日7時半~14時半。※フリマ・骨董市出店者募集中。
片岡方090 ・5442 ・3778
横浜での講演会・マルシェへの誘いとミャンマー地震 被災地支援のお願い
代表理事 名知仁子
いつも温かいご支援ありがとうございます。
今回、皆様にお伝えしたいことが二つあります。一つは、当会が横浜で初めて講演会とマルシェに参加することです。
11月30日(日)14時、横浜平和プラザホテル11階で講演会を開きます。これまで東京・埼玉・京都・福岡で講演してきましたが、神奈川では初めてでご縁をいただけたことに心から感謝しています。
参加費500円。申し込み https://x.gd/p4vQj
11~17時まで2階のマルシェにも参加し、ミャンマー産の有機栽培コーヒーを販売します。売上は出展経費を除きすべて現地での活動に充てさせていただきます。会場で当会のボランティアパートナーたちが運営のサポートにあたります。 ぜひお気軽にお声がけ下さい。今、ミャンマーでは徴兵制の継続など、人々の暮らしはますます厳しくなっています。日々の生活に追われ、未来に夢や希望を描くことが難しい状況です。私たちは「ミャンマーを決してあきらめない」という思いで活動を続けています。
二つ目は、3月28日にミャンマーで発生したマグニチュード7・7の地震で大きな被害を受けたシャン州の3つの村に、毛布や蚊帳、 マット、石けん、歯ブラシなど約200万円分の物資を届けることができたことです。次の段階では、そのうちの1つの村で住民の移動や漁業を支える「船の修理支援」を行う予定です。
地震から7カ月が経った今もなお、被災地のすべて に支援が行き届いているわけではありません。私たちは対象の村の161世帯に、順次船の修理をします。
この地域では1世帯に1隻の船があり、生活に欠かせない移動や漁業に使われています。新しい船を買うには約250万Kyat(約18万円)必要ですが、部分的な修理なら1隻あたり80万~90万Kyat(6万 ~6万5千円)でできます。現在、修理が必要な船は134隻でその修理などに約1千万円かかります。被災された人々が一日も早く自立できるよう、皆さまのご支援、ご協力をお願いします。
事務局 東京荒川区東尾久8―41―23
FAX 03・6807・7499
myanmarfcg.info@gmail.com
http://mfcg.or.jp/
https://www.facebook.com/mfcg.or.jp
【この記事は清興建設提供】
ずしはやま未病フェス
発病には至らずとも軽い不調がある「未病」の状態を改善し、カラダのケアを楽しく実践できる「ずしはやま未病フェス」が9月28日、逗子市の亀岡八幡宮境内で行われ市民ら約400人が秋の一日を楽しんだ=写真。 同フェスは、逗子のレンタルスペース「サードプレイス仲町橋」に集まった仲間たちのつながりが発展し、未病をテーマにした健康イベントへと結実。今回3回目で、食・施術・音楽・物品販売など過去最多の29のブースが並んだ。 「未病」の概念を普及し、健康寿命の延伸を目指す県の取り組みの一環として、県健康増進課も明治安田生命と連携し血管年齢測定などの健康チェックを行った。市の地域包括支援センターはフレイル測定会、ずし未病センターのブースではクイズラリーを行い市役所1階と逗子アリーナの2カ所に設置されている未病センターの利用を促した。 ヨガや体操、昭和歌謡や久木小学校合唱団の歌、和太鼓など10団体が30分ずつデモンストレーションや演奏を披露し、リンパケアや気功整体、運動やセラピー、体に優しい食べ物などの出店もあった。ヨガを指導した鈴木佳野実行委員長は「医療だけ頼らず、健康と豊かさを皆さんで共有し、広げていきたい」と参加者と交流していた。(K)
みらいふる鎌倉
みらいふる鎌倉主催の多世代交流事業・地曳網が10月18日、鎌倉の坂ノ下海岸で開催され、市内の幼稚園児120余人を含む約300人が参加した=写真。 今回12回目になる鎌倉ならではのイベントで、同会に新設された「地域社会交流部」が主体になり実行委員会方式で企画。市の事業としても位置づけられ、湘南漁業協同組合鎌倉支所の支援も。 引き上げられたクロダイ・コウイカ・ウルメイワシ・アジが全員に分配され、クロダイなど大物はジャンケンで配布。漁師が獲れた魚の説明(お魚勉強会)を行ない、市のこどもみらい部職員によるゲーム、市内町内会会員の海藻展示もあった。最後に海岸清掃も行い、参加者たちは世代を越えた交流の場として一日を楽しんだ。
鎌倉校の生徒たちも
バレリーナの森下洋子さんが理事長・団長を務める松山バレエ団の「くるみ割り人形」の公演が、12月13日に鎌倉芸術館で開催され、主役の森下洋子さんと一緒に、同団鎌倉教室の小学生8人が出演する。いずれも本校でのオーディションで選ばれ、本番にむけて猛練習の最中だ。
講師の石山亜衣さんは、鎌倉校開校以来16年、「ママと赤ちゃんのクラス」~高齢者まで幅広く指導に当たる大ベテラン。「子どもたちはエネルギーも持っているので本番はやりとげると信じている」と石山さん。子どもたちも額に汗を光らせながら「森下先生といっしょに踊れるなんて夢のよう」と意気込む。
森下さんからのメッセージも届いている。「鎌倉という文化への理解が深く、歴史ある地でクリスマス間近のひとときに、楽しく、温かく、お子様からご年配者まで幅広い世代の方と、平和への祈り、命慈しむ未来への希望を分かち合えたらと願っております」
12月13日14時30分開演、鎌倉芸術館。
チケットの申し込み0570・00・1741 問い合わせ松山バレエ団03・3408・7939(1面下にご案内)
「関谷夕景」 黒川 明
関谷は鎌倉の北部。見晴らしがよい高台に、鎌倉野菜の産地として農地が広がる。農地の先には谷があり、そのずっと先に富士がそびえる。
朝は曇って見えなかった富士が、午後になって裾野が見えてきた。夕方には頂上まで全身を見せてくれた。落日の光りが、たなびく雲を下から照らし、影をその上部に作っている。山を染め、足元の草の先端を浮かび上がらせた。
日没までの色彩の変化は絵を描くことも忘れさせるほどの幸せな時間をくれた。
水彩 31×41㎝
法隆寺でなくても
奈良の法隆寺は今から1400年以上前に建てられた日本最古の木造建築物です。築後何回かの大改修を行っていますが、五重の塔などのその姿は現在でも重厚で美しいです。
一方、日本の住宅に目を向けると20~30年で建て替えられている現実があります。その違いは何でしょう。建設費を抑えるためにいろいろな施工がされています。部材そのものを粗悪な素材や安価の素材を使ったり、人件費を抑えるために人手を省けるところは徹底的に省いたりしています。
街中を歩くと昔ながらの趣のある家がまだ少し残っています。100年近くたっていても、外見も中身も何の問題もなく普通に存在しています。その間には大きな地震も何回もきていますし、毎年台風もきます。
昔ながらの趣のある家は、冬は寒く・中は暗く・設備は古いなどの問題を抱えています。しかしその問題は簡単に解決できることです。重たい瓦は金属板に、部屋の模様替えや明り取りの取り付け、設備は新しい物に取り替えればいいのです。
寺や神社に行って何で落ち着くのかを考えると、日本人の心に響くものがそこにあるからだと思います。合板・ベニヤ・ビニールクロスから、心に響く感動は得られるのでしょうか。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/
11月
▼宝物風入 1~3日円覚寺、建長寺。虫干しを兼ねて寺宝を公開。
▼国宝舎利殿特別公開1~3日円覚寺。
▼湘南キャンドル 3日まで17~21時、江ノ島サムエル・コッキング苑。
▼丸山稲荷社火焚祭 8日14時、鶴岡八幡宮境内。五穀豊穣、無病息災祈願。鎌倉神楽奉納。
▼写真供養感謝祭 8日11~14時、浄智寺。
▼七五三祈請祭 15日。女子7歳「帯解き」、男子5歳「袴着」、男女3歳「髪置き」息災と幸福祈願。
▼紅葉ライトアップ 22日~12月7日長谷寺。
▼湘南の宝石 22日~2月28日江ノ島サムエル・コッキング苑など。
▼新嘗祭 23日10時、鶴岡八幡宮。収穫の感謝と国の弥栄を祈念。
▼時頼忌俳句大会 23日11時、建長寺。
▼一ツ火法要 27日17時、遊行寺。事前予約制。灯火を燈し仏法甦り念仏祈念。
鎌倉市内で唯一現存する木造学校施設、国登録有形文化財の御成小学校旧講堂で、改修工事がはじまります▼関東大震災で被災し廃止となった御用邸跡に、1933年、鎌倉郡御成尋常高等小学校として開校▼旧講堂では1937年に来日したヘレン・ケラーが講演したことでも知られており、長く体育館として使われており、私自身も体育の授業を受けた記憶が残っています▼体育館としての役目を終えた木の空間は、少しの休憩期間を経て新しい空間へと生まれ変わろうとしています▼この文化財が、工事ののち、地域の記憶をたずさえ、ふたたび子どもたちの足音を受け止めてくれると思うと楽しみであると同時に厳粛な気持ちでもあります。(N)