若宮大路周辺遺跡群で鎌倉時代の石敷きなど
若宮大路周辺遺跡群で鎌倉時代の石敷きなど
市民に鎌倉の遺跡の様相を見てもらい、歴史を身近に感じてもらおうと、若宮大路周辺遺跡群の発掘調査の現地説明会が2月15日開催され、約300人が見学した。
場所は鎌倉市雪ノ下の鎌倉市川喜多映画記念館南側の土地で、集合住宅建築に伴い、昨年12 月から一般社団法人鎌倉・中世文化研究センター(馬淵和雄所長)が発掘調査を実施している。
調査面積338㎡を2分割し、今回前半部分の約8m×約20mを約1m~1・5m掘り下げた。
これまでに、鎌倉時代後期の東西道路(窟屋小路の一部)とそれに直交する南北道路、もしくは寺院(松源寺廃寺)石敷き遺構と、木組みの側溝を持つ道路遺構、井戸などが発見されている。町屋跡とみられる面から、大小のかわらけ皿、瀬戸・常滑や青磁・白磁の陶磁器、瓦、杓文字、硯や塔婆なども出土している。
馬淵所長は「これだけの石敷きが鎌倉で発見されたのは初めてではないか」と話している。発掘調査は6月15日まで。今後、残り半分の発掘も行われる。
鎌倉市雪ノ下1丁目 156番1
鎌倉同人会の記念事業
鎌倉の文化の発信を目指す市民団体「鎌倉同人会」が鎌倉桜「桐ケ谷」を2月19日、鎌倉市立御成中学校(小日山理香校長)と源氏山公園に植樹した。 同会は、1915年に陸奥廣吉らによって創設された鎌倉最古の社会貢献団体。2015年に創立100周年記念事業として、鎌倉時代のサクラを蘇らせようと市内の寺社や公共施設への植樹を始めた。以来ほぼ毎年行っており、今回で16、17本目。 御成中学校では、校舎西側の日当たりのいい、海を見渡せる場所に同会の会員たちが校長といっしょに高さ120㎝ほどの苗を植樹した。 同会では、100周記念事業に一旦区切りをつけようと「鎌倉桜『桐ケ谷』の植樹マップ」を作成した。同会ホームページからダウンロードできる。
佐助サロンで
鎌倉市主催「へいわの学校(国語の時間)」の一環で2月15日、鎌倉佐助サロン(佐助1丁目)で「朗読と音楽『ビルマの竪琴』の催しが開かれ、80人ほどの市民が鑑賞した=写真。 「へいわの学校」は、幅広い年齢層の参加者が交流しながら平和について考える企画で、音楽や美術、校外学習などの催しを市が2019年から行っている。 『ビルマの竪琴』は鎌倉ゆかりの作家・竹山道雄の作品で、今回は原作を3分の1に編集した脚本の朗読。朗読の合間に「埴生の宿」「荒城の月」「朧月夜」などのピアノのメロディーが流れ、クライマックスの水島上等兵の手紙を読むシーンでは会場からすすり泣きの声が聞かれた。 朗読後、脚本・演出を手掛けたエッセイストで鎌倉ペンクラブ会長の伊藤玄二郎さん(81)の解説があった。 伊藤さんは、20代のころ、竹山さんの鎌倉の自宅を訪ね、本人から直接作品についての話を聴いている。伊藤さんは作品の「原風景」や背景などを紹介し、「戦争はあってはならない。過ちを繰り返さないためには記憶を風化させないことだ」と語った。
〝第4弾〟完成
鎌倉在住の画家・伊東雅江さんによる小冊子『かまくらのすてきなたてもののえほん(鎌倉市景観重要建造物等絵でみる図鑑)』の第4弾〔金沢街道エリア・扇ガ谷〕が完成した。案内役のネコが今 回紹介するのは、旧華頂宮邸、旧里見弴邸、旧村上邸、古我邸など。 鎌倉の景観づくりに寄与する歴史的構造物を紹介する冊子で、ポケットに入れて持ち歩けるようCDサイズの12㎝四方。これまでに[長谷エリア][鎌倉駅周辺エリア][由比ヶ浜エリア]の3冊が発行されている。 伊東さんは「現地に行って、見てもらいたい。子どもたちに想いをもってもらい、大切にする気持ちを育てたい」と話している。 300円(税込)。(一社)ひと・まち・鎌倉ネットワークの製作で、売上金から経費を除いた分が鎌倉市景観重要建造物等保全基金に寄付される。 鎌倉市川喜多映画記念館とたらば書房で販売されている。1・2・3弾の3冊セットは寄付を含めて600円。1弾は鎌倉市役所都市景観課でも扱いがある(寄付は任意)。
光則寺のワビスケメ
冬枯れの庭の池のほとりに1月末ごろからワビスケ「太郎冠者」がピンク色の花を多数つけてたおやかに咲いている。 ここ光則寺は鎌倉有数の花の寺。境内奥の「太郎冠者」は、幹回り約60㎝、高さ約4mのほっそりした木で、枝を広げている。 ワビスケはツバキ科ツバキ属の常緑高木。花は小ぶりで、ラッパ上に開き、全開せず、その控えめな姿が茶花に向く。 境内にはほかにも数種類のツバキが植えられており、入口から左に回るとある「胡蝶侘助」は桃色地に白班が入る花。つぼみはまだ固く、開花が待たれる。さまざま品種のツバキがつぎつぎ咲き、ここしばらくは楽しめそうだ。
文 小林千穂
写真 松原省吾
髙橋 颯(たかはし りゅう) さん
夏の海で海水浴客の安全を守るライフセーバー。そのスポーツとしての魅力を語るには最適の人だ。昨年8、9月にオーストラリアで開かれたライフセービング世界選手権で、2種目で銅メダルをとり、総合で4位に入った。
鎌倉市浄明寺で生まれ育つ。大船高校から国士舘大学へ進み、体育学部スポーツ医科学科の4年生。182㌢の長身だ。子どものころからスポーツ万能だった。小学生のころは水泳、サッカー、器械体操。中学生でバスケットボール、高校生の時はバレーボールをしていた。
スポーツ医科学科は救急救命士を目指す学科。ライフセービング部の積極的な勧誘にあい、入部した。「実践的な訓練になる」と思ったが、入ってみると「いい意味でギャップがあった」。レスキューがスポーツになるとは思ってもみなかったのだ。
泳力を競うサーフレース、砂浜に立てたフラッグを奪い合うビーチフラッグスや、ボードを漕いで競うボードレースなど多くの競技種目がある。子どものころのスポーツ経験が役に立った。
大学のクラブとともに、地域のクラブに所属してビーチの監視に当たっている。伊豆の下田と藤沢市の片瀬西浜のクラブ。どちらも日本では伝統のあるクラブだ。
夏の間はどちらかの海での監視活動に参加している。宿舎に泊まり込み、早朝に訓練してから監視。夕方に片づけを終えてからまた訓練という生活だ。冬でも週末はウエットスーツを着て海に入る。
昨年8月、片瀬東浜でビーチパトロールをしていたところ、声がかかった。溺れそうになった父親と小学校低学年ぐらいの子どもを、近くの人が浅瀬まで引っ張ってこようとしていた。二人で沖のブイにつかまろうとして沈んでしまったのだ。
他のライフセーバーと協力して浜に引き揚げ、水を吐かせる姿勢をとらせた。意識はあったが、父親は会話もできない状態だった。救急車を呼んで載せるところまで、救助活動をした。
大学を休学して、23年12月から昨年7月までオーストラリアのゴールドコーストに住んだ。現地のクラブで、救助用のエンジン付きボート競技の訓練を受けるためだ。7、8月は海水浴場の監視活動のために帰国。9月にまたオーストラリアに渡って、4人のチームで世界選手権に出場した。
消防士を目指している。できれば鎌倉市消防本部に入りたい。「ライフセーバーももちろん、できる限り続けたい」と力強く話す。
ライフセーバー応援セミナー「競技の先にある海の安全2025」は、3月2日10時、藤沢商工会議所・ミナパーク501会議室で。参加費無料で、QRコードから事前登録する。サーフ90藤沢/茅ヶ崎/鎌倉ライフセービングクラブの主催。
「競技の魅力とともに、ライフセービングを通じた人と人のつながりや、コミュニティーづくりを話したい」
(文・写真 真田正明)
アートフェスティバル
3月28日〜4月6日極楽寺・稲村ガ崎・鎌倉山3地域で海と山と歴史とアートをテーマに27回目となるアートフェスティバルを開催。30数カ所の画廊、工房、商店などでアート展示、料理教室や工作などの体験・講座。
▼スペシャルイベント
▽ 福島ミサトSakuraJazz Live29日15時、極楽寺。3千5百円。▽藤村俊介〜古民家でチェロのひとときを31日15時、極楽寺。4千円。▽稲村ガ崎〜極楽寺散策 29日9時15分稲村ガ崎駅集合。
聖福寺跡、成就院、極楽寺。千5百円。▽姥ヶ谷〜稲村ガ崎海浜公園30日9時15分稲村ガ崎駅集合。寸心荘、文人・著名人の旧宅跡など。2千円。
▽鎌倉の食べられる野草探索会 4月2日12時45分極楽寺駅集合。山道で野草を探す。
見分け方、調理方法も。千5百円。
問合せどんぐり工房32・9832
映画と養老先生の講演
4月6日10時、鎌倉生涯学習センター。
映画「小さな羽音~チョセンアカシジミ蝶の舞う里」(1992年飯塚俊男監督)。山形県川西町を中心に人里でチョウの生態を追ったドキュメンタリーの上映。
鎌倉在住の解剖学者、大の虫好きで、昆虫採集や標本制作に取り組んでいる養老孟司さんが「ゾウ虫と地球~生き続ける昆虫たち」の題で講演する。主催は鎌倉で映画と共に歩む会。
1500円。島森書店、たらば書房扱い。
問い合わせ藤本さん080・5055・3935
※小学生親子30組と中学生50人をご招待 ハガキに〒住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、1面題字下住所の鎌倉朝日へ。3月10日消印有効。多数抽選。
鎌倉市中央図書館(1月分)
鎌倉市中央図書館(25・2611)は1月に一般130冊、児童書4冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「魂の教育」森本あんり著 岩波書店▼「マンガ家と学ぶ著作権実務入門」すがやみつる著 樹村房 ▼「『吾妻鏡』の時代」関幸彦編 山川出版社▼「京都からみた鎌倉幕府の成立」小径選書 田辺旬編著 小径社▼「都市鎌倉の展開と鶴岡八幡宮の社人集団」佐藤博信著 勉誠社▼「近くも遠くもゆるり旅」益田ミリ著 幻冬舎▼「ルポ学校がつまらない」小林美希著 岩波書店▼「図書館を建てる、図書館で暮らす」橋本麻里著 新潮社▼「美味しく食べて細胞活性!はたらく細胞公式レシピBOOK」伊藤明子監修 講談社▼「給食がおいしいと評判の保育園・幼稚園の人気メニュー」WILLこども知育研究所編著 金の星社 ▼「『人は右、車は左』往来の日本史」朝日選書 近江俊秀著 朝日新聞出版▼「高峰秀子と作家たち」高峰秀子著 河出書房新社▼「吉田進のクロスオーバー音楽塾」吉田進著 アルファベータブックス ▼「良寛和尚歌集」岩波文庫 相馬御風編注 岩波書店▼「バルセロナで豆腐屋になった」岩波新書 新赤版 清水建宇著 岩波書店▼「本日、東京ラプソディ」中野翠著 毎日新聞出版▼「ハワーズ・エンド」光文社古典新訳文庫 フォースター著 浦野郁訳 光文社▼「タイタン・ノワール」ハヤカワ文庫 SF ニック・ハーカウェイ著 早川書房
「京丹後のお祝い郷土料理」
丹後のバラ寿司
気温が上がり、少しずつ景色は春に変わり始めていく鎌倉。毎年3月末頃サクラが満開になり、1週間ほどで散り始める印象がありますが、今年は天候に恵まれて鎌倉を訪れた多くの人が少しでも長く観覧できることを願っています。
今回は京都丹後のお祝い事に欠かせない郷土料理を紹介します。
●材料(4人前)
【鯖そぼろ】▽味付き鯖缶200㌘▽砂糖25㌘
【椎茸旨煮】▽干し椎茸10㌘(戻す前)▽戻し汁50㏄▽砂糖大さじ1/2杯
▽醤油大さじ1/2杯
【薄焼き玉子】▽卵2個
▽塩小さじ1/2杯
▽紅白蒲鉾50㌘▽絹さや4本▽ご飯2合
【寿司酢】▽酢40㏄▽砂糖30㌘▽塩2㌘
●作り方
①鯖缶をフライパンで潰しながら炒め、焼き色が着いたら砂糖を加えて冷ます。
②椎茸を戻し、レシピの調味料で椎茸を煮詰め冷ます。(汁が半分くらいになるまで)
③絹さやを色付くように茹でる。
③絹さやを色付くように茹でる。④卵を薄焼きにし、冷ます。⑤ご飯を炊いて【寿司酢】と混ぜる。⑥ ②、③、④、蒲鉾を全て細切りして、【鯖そぼろ】と一緒に寿司飯に盛り付け完成。
④卵を薄焼きにし、冷ます。
⑤ご飯を炊いて【寿司酢】と混ぜる。⑥ ②、③、④、蒲鉾を全て細切りして、【鯖そぼろ】と一緒に寿司飯に盛り付け完成。
(創作和料理近藤 副料理長)
菩提樹のささやき
3月9日13時、建長寺。毎年夏に開催する「東北の子ども達を鎌倉にご招待!建長寺で会いましょう!」のためのチャリティーコンサート。
菅井瑛斗さんのチェロでエルガー「愛の挨拶」、都了中さんの一中節、福原道子さんの篠笛で「早春譜」「鞠と殿様」など。
3千5百円、高校生千5百円、前売3千円、中学生まで無料。
斎藤さん090・3689・8011
▼着物の美
3月1日~4月13日鏑木清方記念美術館。着物姿の女性を描いた作品や挿絵を紹介。清方が娘のために紅梅を描いた打掛などの資料も。3百円。
23・6405
▼映画字幕翻訳の仕事︱ 1秒4文字の魔術
3月30日まで川喜多映画記念館。字幕カードを手書きしていた時代の制作や歴史の変遷、映画字幕翻訳にまつわる事柄を資料とともに振り返る。2百円、鎌倉市民無料。
【関連上映】「スティング」3月11・12・14・15・16日/「カンバセーション…盗聴」11~16日/「瞳をとじて」25~30日/「神の道化師、フランチェスコ」25・26・27・29・30日。千円。【トークイベント】29日13時、「瞳をとじて」字幕翻訳者原田りえさん。千6百円。
【シネマセレクション】生誕100年の映画人︱芥川也寸志・大滝秀治・阿久根巌︱「八甲田山」「ゼロの焦点」「黒い十人の女」千円。
23・2500
▼大佛次郎と山口蓬春︱時代を拓いた小説家・画家
3月30日まで山口蓬春記念館。『天皇の世紀』を手掛けた山口蓬春の装画を大佛次郎の文章とともに公開。6百円。
046・875・6094
▼五百住乙人展
3月4~11日鎌倉芸術館。鎌倉で半生を過ごした画家の50余点の油彩画を展示。無料。
同館48・5500
▼浮世絵でめぐる明治の東海道と藤沢 東海名所改正道中記
3月4日~5月6日藤澤浮世絵館。明治の東海道の姿を描いた三代歌川広重の『東海名所改正道中記』や当時の藤沢宿や江の島の様子を写真や銅版画で。無料。
0466・33・0111
▼琅玕居 西松凌波展︱雪月華・星・観自在 3月10~17日
Gallery ジアース。“現代の文人”を目指す凌波さんの絵と書、工芸の作品。父秋畝の小品やコレクションも。
25・5235
▼第26回 原田寛風景写真講座作品展「鎌倉彩々」
3月18~23日鎌倉生涯学習センター。原田寛風景写真講座と倶楽部和会員有志43人86作品の展示。講師作品の展示も。
23・3694
▼カラフルな魔女 角野栄子の物語が生まれる暮らし
3月23日13時半、鎌倉芸術館。『魔女の宅急便』の作家のドキュメンタリー映画の上映。角野さんと宮川監督のアフタートークも。千5百円。
鎌倉市芸術文化振興財団48・5500
▼ギャラリー一翆堂
▽神戸勝史 個展 夢幻
︱mugen 3月22日まで。鎌倉で生まれ育った神戸さんが神獣や動植物をテーマにしながら理想郷を描く。
▽穎川麻美子 日本画展〜花そして景in鎌倉25~30日。
22・3769
▼北鎌倉ギャラリー月
▽中尾誠展3月1~23日。没後6年と中尾アトリエ玄牛舎最後の年の記念展。▽白青会展27~30日。有田・九谷の絵付け。
22・2913
▼第12回葉山一色海岸アート展
3月8~20日葉山しおさい公園。一色界隈に暮らす出展者18人が「記録と記憶」を作品にして展示。入園料3百円。主催はISSHIKI BEACH ART
▼能を知る会︱東京公演
3月13日14時、観世能楽堂。▽講演 迷える神~閼伽汲む女 葛西聖司さん。▽狂言 伊文字 野村萬斎さん。▽能 三輪白式神神楽 中森貫太さん。7100円~。
鎌倉能舞台22・5557
▼鎌倉こども能発表会
3月16日13・15時、鎌倉能舞台。市内在住在学の小4~中学生の発表会。無料。申込は10日まで。
鎌倉市文化課61・3872
▼グリーンシネマかまくら
3月14・15・30・31日。「ハッピー・リトル・アイランド」。1200円。要申込。
40・3389
▼植木リトゥルエコーアンサンブル 第39回定期演奏会
3月8日13時、鎌倉芸術館。小学生によるビッグ・バンド・ジャズ。リパブリック讃歌、サテンドールなど。無料。
24・2272
▼かまくらジュニアオーケストラSpring Concert withリコーダーアンサンブルf
3月27日13時、湘南台文化センター。 「アンダンテカンタビレ」など。無料。
同事務局080・5512・6137
▼対談「憲法9条を巡る動き~日本は、世界はどこに行くのか」
3月9日13時半、鎌倉生涯学習センター。神戸女学院大学内田樹名誉教授と京都精華大学白井聡教授の対談。千円、20歳以下無料。
鎌倉九条の会24・6596
▼シンポジウム「鎌倉再発見!日本遺産から紐解く歴史と文化」
3月15日10時、建長寺。講演は建長寺 長尾宏道 宗務総長、事例紹介やパネルディスカッションも。拝観料5百円。
日本遺産いざ鎌倉協議会045・316・4602
▼「ご遺骨が鳴らす警鐘を聞こう~人の尊厳と魂を守る」
3月17日13時、逗子市民交流センター。引き取り手のない遺体の急増と社会的背景や市の取り組みなど。5百円。
文殊の会046・873・4144
▼華hanaの会「お地蔵さまの不思議~はじめのいっぽ」
3月18日13時、フジサワ名店ビル6階。『湘南のお地蔵さま』の著者・中島淳一さんの講演。5百円。
湘南桜友会090・9290・2098
▼開業55周年記念湘南モノレール GO! GO!春まつり
3月8日湘南江の島駅。▽ステージ11時しょもたん、13時鎌倉女子大学ダンス部など。
▽物販展示 開業55周年記念ビールお披露目発売など。
45・3342
▼湘南江の島春まつり
3月8・9日江の島、片瀬海岸東浜。流鏑馬・武者行列(8日)、お笑いステージ・太鼓演奏(9日)など。藤沢市観光センター
0466・22・4141
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット3月28日8時~14時半。雑貨・衣類・手造り品など約20店。▽骨董市29日7時半~14時半。
※フリマ・骨董市出店者募集中。
片岡方090・5442 ・3778
▼ふらっとカフェ鎌倉
誰でも参加できる地域食堂。▽おてら食堂(安国論寺)3月2日12時半。
▽二階堂デイサービスセンター21日17時半。
▽ソンベカフェ26日16時半。各大人5百円、
中学生以下無料。要予約。
渡邉方090・5199・1654
flatcafekamakura@gmail.com
▼へいわの学校「平和がもっと好きになる。」
3月7日14時、鎌倉芸術館。▽出前授業 日本被団協︱塩瀬康雄さん。▽平和を作る活動発表 市民団体の取り組み。
▽みんなで座談会。無料。申込不要。
鎌倉市文化課61・3872
▼木にふれて!あそんで!まなぼう!
3月7~9日11~16時鎌倉MUJI。パネル展示、おはなしコーナー、和器(木の器)にふれようなど。無料。主催は游風。
▼鎌倉ユネスコ協会
▽バザー3月9日10~14時、同会深沢倉庫(深沢中学へ上る手前の信号右折の長屋)。※献品受付 衣類・着物・雑貨・支援用食糧品。
44・9830
▽書きそんじハガキでアジア寺子屋支援 未使用切手・プリペイドカードなども。鎌倉市関谷387―13鎌倉ユネスコ協会・小倉宛。
080・6602・9498
▼鎌倉市演武会
3月9日鎌倉武道館。▽演武の部12時半。合気道、剣道、なぎなた、太極拳、居合道など。▽体験の部 15時。10競技から1つ選んで体験。無料。鎌倉市スポーツ協会主管。
▼鎌倉風致保存会
▽みどりのボランティア3月15日御谷山林。29日十二所果樹園。各9時20分現地集合。▽60周年記念植樹祭 1日▽みどりウォーク26日▽お話サロン「箱根の地形、自然、歴史、文化のお話」 29日
23・6621
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ3月15日10時、山ノ内配水池脇
▽山歩き16日9時、山ノ内公会堂。北鎌倉台峯緑の会。
090・6502・2470
▼大船フラワーセンター
▽夜桜ライトアップ 3月1日20時まで、2日19時半まで。▽フラワーコンサート 2日・16日各11・14時。 ▽園長さんぽ9日10時。無料。▽さくら マスクチャームづくり 14、19日10時半・13時・14時半。5百円。入園料4百円。
46・2188
▼鎌倉ガイド協会
▽仮粧坂古戦場、源氏山公園、佐助稲荷へ3月5・7・10日・12日9時、鎌倉駅西口時計台広場集合。約4㎞。8百円。
▽桜の建長寺から散在ガ池森林公園へ18・21・24・27日9時、北鎌倉駅東口集合。約4㎞。8百円。▽頼朝ゆかりの無量寺・乗蓮寺・弘明寺へ26・28日9時、蒔田駅1番出口集合。約3・5㎞。8百円。
▽鎌倉山、広町緑地の大桜観賞22日9時半、極楽寺駅前集合。約3・7㎞。8百円、保護者同伴小中学生無料。▽藤沢で桜と浮世絵三昧 4月1~4日10時、辻堂駅北口改札前集合。約8・5㎞。8百円。
24・6548
▼フリーマーケットin鎌倉海浜公園由比ガ浜地区
3月22日10~15時(雨天中止)。
鎌倉市公園協会45・2750
▼古着市
3月23日10~13時、笛田リサイクルセンター。古着市、弁当や焼き菓子、東北支援物産品販売も。
鎌倉リサイクル推進会議32・9094
▼てらこやLIVE2025
3月28~30日。▽ギャラリー展示 銀の鈴社。てらこやの活動紹介。
▽子ども向けイベント(小1~中3) 9時半鎌倉駅西口時計台前か10時由比ガ浜海浜公園に集合。大学生と鬼ごっこやボール遊びなどをして思いきり遊ぶ。
鎌倉てらこや84・9746
▼湘南青少年環境会議in逗子2025
3月29日10時、逗子開成中学高等学校。「環境省も一緒に!中高生による中高生の為のみんなで考える環境問題」清水大吾さんの講演、中高生の取り組み発表、ワークショップ。無料。要申込。主催は逗子ロータリークラブ。
クラウドファンディングに挑戦!サポーター募集中
代表理事 名知仁子
2021年2月1日のクーデターから4年が経ちましたが、ミャンマー情勢に改善の兆しが一向に見られず、多くのミャンマー国民の生活に甚大な影響を与えています。経済の停滞や国際的な貿易の縮小のため、食料品も生活用品も、あらゆる物の値段が上がっています。
このような現状の中で、当会のような活動はますます必要です。巡回診療や保健指導を継続し、菜園活動も広げていきたいと考えています。そのためには、看護師、野菜栽培の専門家などのスタッフを強化したいし、物資の調達や輸送が非常に難しい中、専門知識を持つ物資調達管理調整員も雇いたいと思います。今後も物価上昇が予想される中、継続的な支援がなければ先々の事業計画を立てられません。そこで当会ではマンスリーサポーターを募集しています。
「ミャンマーを決してあきらめない。〝医療〟と“菜園〟で未来を創る」のサイトをご覧ください。https://readyfor.jp/projects/mfcg-support/
内戦は現在、このラッカイン州でも繰り広げられ、その戦いがラッカイン州の直下にある我々の活動地であるエヤワディ地域にも波及しています。ここでは爆弾の爆発はあっても戦闘が勃発することが殆どないため、慎重に活動を継続してきました。「まだ大丈夫」と思っていたのですが、昨年11月ごろから空軍の飛行機の音を聞く機会が増え、飛行機が旋回しているのを目のあたりにしていました。そしてとうとう12月23日の夜から戦闘が開始されたのです。
また、徴兵制の施行は男女を問わず、男性は18~35歳まで、女性は27歳までが対象です。1月はヤンゴンだけで473人の若者が訓練への参加を強制されました。兵隊に捕られ、同じ国の人と闘わなくてはならない現実は恐怖です。村から若者の姿が消え、田んぼの稲刈りができる人がいなくなって減反せざるを得ない状況に追い込まれたり、人手不足で野菜の収穫ができなくなり収入がなくなったりした人もいます。これは、経済の急激な悪化に拍車をかけています。
若者が夢を持てず、未来に希望を抱けない現実。それでも当会は夢を失うことなく、ミャンマーの住民と共に未来を創りたいと願っています。一人でも多くの同志のサポーターへの参加をお待ちしています。
会員限定の3月22日(土)年に一度の活動報告会にご招待。キャンペーンが終了後もサポーター募集は継続。
事務局 東京荒川区東尾久8―41―23
FAX 03・6807・7499
myanmarfcg.info@gmail.com
http://mfcg.or.jp/
https://www.facebook.com/mfcg.or.jp
【この記事は清興建設提供】
文化勲章受章記念講演会に500人
今年度文化勲章を受章した逗子市在住の詩人で、俳句、短歌、オペラや能など幅広い分野で長年活躍してきた高橋睦郎さん(87)の功績を称え、同市は2月2日に文化勲章受章記念講演会と市民栄誉賞の贈呈式を逗子文化プラザホールで行い、市民ら約500人が参加した。 高橋さんは、母への慕情と少年期の陰影を詠った詩を朗読したあと、「逗子に住んで~こしかたゆくすえ」と題した講演を行った=写真。北九州市門司での孤児同然だった幼年期の思い出や、学生時代の詩との出会い、上京後の谷川俊太郎や澁澤龍彦、三島由紀夫らの文化人との交流も披露。 高橋さんは「多くの出会いに恵まれたのは一つひとつの出会いを大切にしてきたおかげ」と振り返り、逗子に移り住むまでのエピソードや地元での生活、交流なども語った。 「私にとって逗子はかけがえのない場所。人生は出会うもので決まる。出会う対象を虚心に受け入れることが大切」。そして最後に出会いの原点である母への思いをこめ自作の「泳ぐ母」を再び朗読。質疑応答もユーモアを交えたなごやかな時間となった。 そのあと、桐ケ谷覚逗子市長から市民栄誉賞が贈られた。同市の市民栄誉賞はサッカー日本代表監督を務めた岡田武史さん以来2人目となる。(K)
パートナーシップミーティングin逗子
地域に暮らす人々が抱えている困りごとやアイデア、スキルなどを持ち寄り、それぞれの目標、夢を実現するための「つながりの場」をつくる「パートナーシップミーティングin逗子」が2月1日逗子文化プラザホールで行われ、約70人が集まった=写真下。 「まずは地元から」と題された県主催の事業は、逗子文化プラザ市民交流センターとの協働で3回目。 基調講演で「いなかパイプ」の佐々倉玲於代表が、自然豊かな高知県四万十町の農山漁村の地域事業者と都会のニーズを結び、雇用の拡大や課題解決をめざす活動を紹介した。 事例発表は、不登校支援やフードパントリーなどにも取り組む「CoCoLoの会」と三浦市で古くから農園を営む「スズカク農園」のユニー クなコラボ企画で、昨年度は累計約4500本もの規格外大根の売り上げを地域に還元。当たり前の「もったいない」を活かす独自の取り組みが発表された。 2つ目の事例は、「逗子竹活」の内山学代表が、市内の竹林で間伐した竹で竹細工やメンマを作りながら、竹林を保全し、防災、教育分野への貢献を行っていることを話した。 後半は班に分かれて各自の活動紹介や抱える課題を協力しあえる相手を見つけるマッチングタイムを行い、交流の輪を広げた。 当日の成果は県のNPO協働推進部ともアンケートで共有され、今後の地域活動の拡大に活かされる。(K)
「リバーサル商品」開発逗子商工会で発表会
地域の事業者の支援を行う逗子市商工会は1月27日「リバーサル商品&新商品合同プレス発表会&展示会」を同会館で行った=写真。 アフターコロナを見据えた販路の拡大や新規顧客の獲得を目的とした商品開発に挑んだ市内7事業者が参加。これまでに埋もれてしまった既存商品やサービスを見直し、新しい視点を加えた「反転・逆転・復活」を意味する「リバーサル商品」を中心に発表が行われた。 ▼「魚平商店」は「アジフライサンド」を紹介。毎週金土曜、限定発売する。 ▼「S and Raw café」は全国発送が可能なビン入りスイーツ新商品を考案。▼「さとゆり本舗」の佐藤由里さんは利尻昆布や鰹節などで「八宝出汁」を発表。▼「クルクルシナモン」はシナモンの量を2・5倍にした「プレミアムシナモンロール」をアピール。 ▼「Z,s Community project」の村上理恵代表は「濃蜜酒粕ケーキ」を5月25日に再発売する。 ▼「SiCi」は、ラムネとボーロを缶入りにした「パクパクぱっくんフェイズフリー」を新発売。▼今回唯一の男性登壇者「逗子地域資源利活用」の内山学代表は「逗子の竹活メンマ」を市の名物にと予約を開始する。 各事業者のブースでは活発な交流も行われ、女性の活躍が目覚ましい同商工会の魅力が発揮される華やかな発表の場となった。(K)
イタリアンのシェフ 久野さん
毎月第2土曜日に子ども食堂にピザ50枚を届けるようになって早や1年。「地域密着型の継続してやり続けられることをしたかった」と話すのは、七里ヶ浜のイタリアンレストラン「カーサパラディーゾスルマーレ」のシェフで経営者の久野貴之さん(51)=写真。 鎌倉のためにできることはないかと考え、少子化の問題も危惧していたので「ふらっとカフェ鎌倉」主宰の渡邉公子さんに相談したところ、ピザの要望が多いことを聞き、業者とタイアップして冷凍ピザを仕入れて届けることになった。ふらっとカフェ鎌倉ではこれを一人親家庭や生活困窮の家庭に戸別配布している。 久野さんはほかにも能登災害ボランティアとして炊き出しの支援にいったり、鎌倉インテルのスポンサーになったりしている。18歳から2年ほど和食を手掛けたあと、20歳からイタリアンの料理人になり、15年前に独立して築地に店を出した。現在、4店舗をもつ。東京生まれ、東京育ちで、鎌倉在住9年目。 「ピザの提供も継続していくことが大切と思う」と意欲を示していた。
「春景鎌倉山」 黒川 明
鎌倉山1丁目辺りでスケッチしたのは2年前。3月末のことだったと思う。桜がバス通りだけでなく、あちこちに咲いていた。道路のわきの草むらにイーゼルを立て、向かいの丘を描くことに決めた。目の前には春景色が「しっかりかけよ」と、展開していた。そのスケッチを引っ張り出してみたがどうもつまらない。描き上げた時は満足していたはずだが。新たに描くことにした。
紙にも筆にも絵具にも「春を呼んでくれ」と祈りながら。
水彩 36×51㎝
家は人情の塊
生活に必要な物は安いに越した事はありません。特に同じ商品ならなおさらです。ガソリン1ℓを1円でも安い店を探しに家の近くのGSではなく隣の町のGSまで行った話など聞くと、考えさせられます。自分の子どもや、祖父母などが近所のGSの前で転んで怪我などした時、その店の人が助けてくれるでしょう。その時この家の車の燃料はうちでは入れていないことなど考えずに救護してくれます。日本人の精神文化です。
20年以上前になりますが冷害でコメ不足になりました。町内の米屋さんでお得意さんに「心配しないで、あるだけはお売りしますよ」と言った店と、在庫を奥に隠し売り惜しんだ店に、コメの流通が戻ってから大きな違いが出ました。
建築工事に関しては相見積もりを否定しませんが、見積金額の安い業者ばかりを選択してきて困っている方をよく見ます。
建築工事は品物+工事費+誠意+為です。「為」とはその家そのものの為や、そこに住む人達の為を言うのです。それには長い付き合いが必要で、出入りの意識が必ず必要です。
相見積もりで安い金額提示の業者ばかりと付き合っていると、誠意と為の無い家になってしまい、気が付くと訪問販売の悪徳と言われる業者しか家に出入りしなくなるかもしれません。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/
3月
▼湘南江の島春まつり 8・9日江の島・片瀬海岸。
▼祈年祭 15日11時、亀岡八幡宮(逗子)。五穀豊穣、商売繁盛を祈願。
▼彼岸会 17~23日各寺院。
▼宇佐神宮遙拝式 18日10時、鶴岡八幡宮。
▼祖霊社春季例祭 20日10時、鶴岡八幡宮。
4月から鎌倉で「学びの多様化学校」としての、不登校特例校が開校します▼昨夏の説明会では「転入学定員30人(各学年10人)程度」の枠に対し、説明会への参加を申し込んだ児童生徒は95人いました▼このことは、関心の高さと現代社会においての必要性を感じさせられる数字と考えます▼「95人のうち25人が市外からの参加」であったり、神奈川県内の公立の多様化学校は大和市だけだったりすることからも県内外からの注目度と期待値が高くなっていると思います▼家庭という社会だけでは得られない、集団生活でのみ培われる社会性というものが存在するはずです▼鎌倉の新たなチャレンジを楽しみに応援したいと思います。(N)