鎌倉朝日新聞 (2月1日号 2023年 第527号)

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フェアトレードタウン鎌倉ゼロ次会=1月安国論寺で

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コーディネーターの末吉里花さん

鎌倉をフェアトレードタウンに

推進組織発足に向け産官民が意見交換

フェアトレードをまちぐるみで推進する『フェアトレードタウン』認定を目指そうと鎌倉市は、1月15日市内大町の安国論寺で「ゼロ次会」と称して、市民団体、企業、商店などを交えたパネルディスカッションとワークショップを開いた。約40人が参加して意見交換を行った。 フェアトレードとは、立場の弱い生産者の労働環境などに配慮された商品取引のこと。今回はフェアトレードタウン運動の推進組織の発足に向けた会合で、松尾崇鎌倉市長は「SDGs未来都市に選定されている鎌倉市は、その取り組みにおいてフェアトレードタウンを目指したい。何も決まっていないところから何をやりたいかを話し合い、これから皆さんと共に進めていきたい」と挨拶。 鎌倉市エシカル消費推進アドバイザーの末吉里花さんをコーディネータ―に、日本フェアトレードフォーラム理事の胤森なおこさんが、フェアトレードタウンの認定基準など概要を説明。日本で4番目にフェアトレードタウンに認定された逗子市の「逗子フェアトレードタウンの会」の磯野アサさん(大学1年)が、逗子コーヒーのパッケージデザインなどを担当し楽しく活動している現状などを話した。 ワークショップでは、それぞれ自分のやってみたいことを紙に書き、仲間探しをし、5つのグループに分かれて具体的な進め方などを話し合った。結果報告では、フェアトレードの市民への認知度を高める方法、観光を活かした取り組み、5月のフェアトレード月間に向けてヒトとヒトをつなげて鎌倉を世界にアピールすることなど、積極的な意見がでた。 市では、次年度に推進委員会が立ち上げられるよう声掛けをし令和7年度のフェアトレードタウン認定を目指すという。


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鎌倉駅東口(1957年) 鈴木正一郎撮影

昭和の鎌倉の風景写真展

田辺新之助の紹介パネルも

「古都鎌倉へのまなざし」と題して、鎌倉市中央図書館が2月22日~26日鎌倉生涯学習センターで、昭和30年代から50年代を中心に活躍した写真家・鈴木正一郎、皆吉邦雄、安田三郎の3氏が撮影した鎌倉の風景写真約3百点を展示する。 写真記録集『古都鎌倉へのまなざし』発行を記念した展示会で、写真集の発行は3月ごろ。 展示の見どころは旧市内や観光地だけでなく、市内全域にわたって撮影されており、日常をありのままにとらえた記録であり、撮影時期がはっきりしている。 同時開催で「田辺新之助の生涯―教育者・漢詩人・家庭人」の展示もある。 明治から昭和期に活躍した鎌倉女学院設立者で、漢詩人である田辺新之助の人となりを鎌倉市中央図書館に寄贈された「松坡文庫」資料をもとにたどる。入場無料。
鎌倉市中央図書館 25・2611


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鎌倉みほとけ紀行(128)

海蔵寺・毘沙門天立像

新春は美しい庭や花で知られる扇ガ谷海蔵寺さまを訪ねました。お庭の隅々まで箒の跡が残る庭は輝いて見え、静かな境内に心が和みます。光栄にも和尚さまにお茶をいただき、陽光をあびながら穏やかな時間を過ごさせていただきました。 今回のみほとけは本堂の開山様(源翁禅師)の左側に置かれたこぢんまりとした美しいお厨子にお祀りされた毘沙門天さまです。 像は小さいながら、飛び出してくるような勢いを感じます。足元には二匹の邪鬼を踏み出しています。とても小さな邪鬼ですが、しっかりとした玉眼でこちらを睨んでいます。気品よく力量を感ずる像なので、やはり作者が気になります。 台座下に墨書銘が残り、そこには「扇ケ谷住大佛所、後藤齋宮眞慶」とあります。 老舗鎌倉彫店・博古堂の後藤家によるものでした。後藤家は鎌倉時代、禅宗の仏像制作を担い、運慶の末裔として知られた仏師です。やがて時代の変遷で鎌倉彫という美術工芸品としての新しい道を拓かれ現在に至っています。この毘沙門天像の原型は杉本寺に安置されていたものを江戸時代に模して制作されたといいます。 鎌倉時代から扇ガ谷周辺には佛所が立ち並び盛んに活動されていたそうです。その高い技術力が時を経て鎌倉彫という美術工芸へと展開したことに、往時を垣間みることができた一日でした。
寄木造、玉眼、彩色、像高16・9㎝、江戸時代。本堂内の拝観は不可。


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「ひと」
逗子でコンサートを開くソプラノデュオ

山田姉妹 華(はな) さん 麗(れい) さん

小学生のころから、地域の祭りやイベントの舞台で歌っていた。卒業式で華さんは「麗と一緒に歌手になります」、麗さんは「華と一緒に歌手になります」と宣言した。 逗子出身で、7分早く生まれたのが姉の華さん。母はクラリネット奏者で、自宅にレッスン室があった。4歳から本格的にピアノや声楽を学んだ。そのころから二人でハーモニーをつくるのが楽しかった。 小学校5年生のときに、横須賀の公園の舞台で初めて出演料をもらい、翌年にはヤマハ主催のフェスティバルで賞をとった。「このころから、将来は二人で人の前で歌うことを決めていた」と華さん。 中学校ではそろって吹奏学部に入り、姉はフルート、妹はクラリネットを演奏した。横浜市内の別々の高校に進み、姉は音大へ進学する準備を始め、妹は「3年B組金八先生」に出演するなど、俳優活動も始めた。 姉は東京芸大、妹は国立音大の声楽科やオペラ・ソリストコースを卒業。ともに二期会オペラ研修所マスタークラスを、優秀賞を受賞して修了した。 2014年からコンサート活動を始め、17年に初のアルバム「あなた~よみがえる青春のメロディー」を出した。「翼をください」や「ひこうき雲」など、昭和にヒットした曲が並ぶ。 「父の影響で、この時代の音楽を聴いたり歌ったりすることが多かったんです。特に車で旅行するときに聴いていた。懐かしくて幸せな思い出」と二人。一番よく歌ったのは石川ひとみの「まちぶせ」だという。 クリスマスイブが誕生日。「サンタさんは、自分の誕生日に来るものだと思っていた」と麗さん。二卵性双生児で性格は正反対。しっかり者の姉とおちゃめな妹だ。 「麗はいつもただついて来る。試してみようと、大きな駅で柱の周りを一周したら、そのままぐるっとついて来た」と華さん。 男性の好みも違う。学生のころは「○○君、なにそれ、こわっ」などと言い合ったという。声の質も違い、それが絶妙のハーモニーを生む。 2月4日のコンサートでは、5枚目のアルバム「ふたりで紡ぐ、やすらぎのハーモニー~若葉のころ~」の楽曲を中心に歌う。小坂明子さんが二人のために作った「Starry Heart~輝く心~」も、初めて披露。筑前琵琶とのコラボもある。華さんは春ごろ第一子を出産する予定で、産休前の最後のコンサートだ。 華さんは学生のころ、ミス鎌倉を務めたことがある。北鎌倉のカフェで本を読むのがお気に入り。麗さんは、北鎌倉から葛原岡神社へ抜けるなど、鎌倉市内をよく歩いているという。31歳。
(文・写真 真田正明)



山田姉妹ソプラノデュオコンサート

2月4日14時、逗子文化プラザなぎさホール。 逗子市出身の双子のソプラノデュオ山田姉妹(=「ひと」欄に紹介)と逗子市出身の筑前琵琶奏者・藤髙りえ子さん、ピアノ・内門卓也さんのコンサート。滝廉太郎「荒城の月」、G・カッチーニ「アヴェ ・マリア」など。前売3千円、高校生以下2千円。
046 ・870・6622


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『夜叉ヶ池』©19792021 松竹株式会社

鎌倉芸術館名画座

「夜叉ヶ池」上映&アフタートーク

2月18日13時、鎌倉芸術館小ホール。 泉鏡花の原作を篠田正浩監督が1979年に映画化。5代目坂東玉三郎初の映画出演作で、村に暮らす女性と夜叉ヶ池の竜神2役を演じた作品。 上映後、「夜叉ヶ池」撮影助手の中橋嘉久さんが当時のエピソードや大船撮影所の思い出を語る。鎌倉市芸術文化振興財団主催。全席自由千円。
0120 ・1192・40



建築士の仕事展・鎌倉2023

鎌倉に暮らす建築士が日々何をしているかをウェブ配信で伝える。
https://kamasigo.org/ 来年3月末日まで閲覧可能。神奈川県建築士事務所協会鎌倉支部(矢澤正明支部長・会員約40人)主催。 同会の活動紹介、会員26人が関わった設計、施工などを紹介。
問い合わせ前砂さん 090・8563・0793


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ウクライナ、世界の子ども絵画展

ロシア侵攻後の作品も

ウクライナの子どもたちの絵を中心に、世界の子どもたちが描いた絵の展覧会の第2期が、2月7~20日、鎌倉生涯学習センターで開かれる。 鎌倉市在住の造形作家で「NPO十勝めむろ赤れんが倉庫」主宰の浅野修さん(85)は、10年以上かけて約150カ国の子どもたちの作品10万点を集め、北海道十勝の巨大じゃがいもアート館で保管し、紹介している。今回は同アート館の鎌倉での巡回展。 ウクライナの6歳の子がロシアの侵攻前に描いた絵と、その子が侵攻後、地下の避難場所で描いた絵をデータで取り寄せた展示もあり、戦争が子どもの心にどんな影響を及ぼしているかがうかがえる。 昨年12月の第1期の展覧会にテレビ局の取材が入り、そのとき収録した番組が、2月12日午前9時からNHK「日曜美術館」と、23日午後6時からBS1で放送予定。


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倍賞千恵子さん

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早川千絵監督(写真:西山勲)

鎌倉同人会2023春の映画会

「PLAN75」上映と倍賞千恵子さん&早川監督ライブトーク

3月31日13時、逗子文化プラザなぎさホール。 75歳から自らの生死を選択できる架空の制度を媒介に、「生きる」という究極のテーマを全世代に問いかける衝撃作品。上映後、主演の倍賞千恵子さんと早川千絵監督のライブトーク。前売1800円、当日2千円。 鎌倉同人会主催。
問合せ 61・1930。チケット取り扱いは逗子文化プラザ、池田通りのはんこ屋さん21、鎌倉芸術館、たらば書房、栄区民文化センターなど。


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『へルンとセツ』(NHK出版)

心のふる里を行く(50)

逆境を糧に生き抜く 池田雅之

今回は人気脚本家の田渕久美子さんの小説『へルンとセツ』(NHK出版)を紹介してみたい。へルンとはイギリス人作家のラフカディオ・ハーン、帰化名、小泉八雲(1850~1904)、セツとは八雲と結ばれた日本の武家の娘小泉セツ(1868~1932)のことである。同著は八雲とセツの出会いから結婚に至り、二人が松江を去るまでのドラマを丹念に描いている。田渕さんのライフワークの一冊である。 八雲の松江滞在は、1890年(明治23)8月から翌年11月にかけての1年3カ月余りにすぎなかった。セツは明治24年2月に住み込み女中として八雲の家に入るが、八雲にたいそう信頼され、8月には二人は結婚している。八雲41歳、セツ23歳であった。小説では二人の結婚に至る経緯が、小泉家、養家の稲垣家などの松江士族の没落というドラスティックな時代背景に描かれている。 通読して伝わってくる主調音は、明治期の逆境を生き抜いてきた、八雲とセツの共感共苦の魂、その厳しいまでの美しさであろうか。二人の20歳代の試練には共通性があり、あえて言えば「貧困」と「不運」という二語に尽きるだろう。八雲の20歳代のはじめは、アメリカのシンシナティーにおり、ビラ配りや電報配達などをして飢えをしのぐ日々であった。八雲は無一文で餓死寸前の生活を送り、仕事にもありつけなかったと述懐している。 一方、没落武士の娘セツも養女として過ごした稲垣家と本家の小泉家の困窮を救うべく、針仕事などをして昼夜を分かたず働いていた。そのためか、士族の姫君とは思われぬほどに、手は荒れ、ささくれ立っていたようである。しかし、向学心があり、知性も際だって高く、小さい頃からもの語り好きだったという。このことも、セツの八雲への接近を可能にした。 八雲のアメリカでの悲惨とセツの松江での苦難と差別は、大海をはさんで二人を結びつける素地を生んだ。この二人の20代の逆境が同時並行的に描かれ、徐々に松江での二人の出会いと結婚とにフォーカスが絞られてゆく。八雲とセツは逆境にもめげず、むしろ、それを糧として、結ばれるべくして結ばれた夫婦であることが、伝わってくる。 セツと八雲のドラマは、今、何を訴えかけているだろうか。3歳の時、フランス人下士官ヴァレットからもらった虫眼鏡を、セツは宝物のように生涯大事にしていた。この虫眼鏡は小説の中では、物を拡大する道具ではなく「本当のことを映し出す」鏡として象徴的に使われている。 作者は小説の中で、「見ているものと本当のことは違うのだ」とセツに語らせている。この一語に作者のメッセージがこめられているように思う。この小説は、人間にとって、見てくれではない真実、人生の本質とは何かを問いかけている。
(早稲田大学名誉教授・鎌倉てらこや顧問)


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季節の心(74)

梅ほころぶ 佐伯 仁

●梅、人と共に多彩に
2月。梅。万葉期、大宰府での梅の宴は現代の元号「令和」を生んだ。 当時の長官・大伴家持が都と離れた高級官僚を慰めた意図も窺える。 菅原道真は飛び梅の伝説を残し、太宰府天満宮は天神様の本宮となった。 その参道の茶店の菓子、梅ケ枝は名物になり、今も人気。菓子以前、人々を救ったのは、梅の実の燻製・烏梅。鎮静・解毒の薬効は貴重だった。 さらに烏梅は着用が限られた紅染の媒染剤にも活用、紅は女性を艶やかに染める。まるで神技。今も人は梅の実の種の核を天神と尊んでいる。 また梅の魅力は日の丸弁当。腐敗を防ぎ食欲をそそる美しい日本の弁当。科学知識が不充分な時代、渡来した多彩な文物から学び、風土に合った創意の蓄積は重い。 一方、梅の実を“美味しく”食べたいと努力したのは明治期、和歌山の人々だった。篤農家が育てた品種を南辺高学の教諭と生徒たちの手を借り、「南高梅」が誕生・普及した高級品種として昨今、人気。 万葉集に118首も梅の歌があるように、春の向こうに見える梅の横顔は生き生きと香り豊か。
 白梅に明くる夜ばかりとなりにけり 蕪村



み る

▼川喜多映画記念館
映画の分類学入門
―ジャンルで読み解くハリウッド
3月12日まで。ハリウッドの名作をジャンルごとに紹介。2百円。
▽関連上映 2月7・10・12日10時半、8・9日14時「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」7・10・12日14時、11日10時半「荒野の誓い」(12日は上映後解説あり)。21・23・24・26日12時半「アラビアのロレンス 完全版」22・25日10時半、22・25日14時「恋におちたシェイクスピア」
▽講演「ハリウッド映画史とジャンルの盛衰」11日14時。講師は映画研究者・村山匡一郎さん。 各千円、小中学生5百円。
23・2500
▼県民が見た世界遺産・絶景・暮らし写真展
3月12日まで(月曜休館)本郷台のあーすぷらざ。世界遺産や絶景などを伝える写真コンテストの公募作を展示。
045・896・2121
▼現代美術
草間彌生・村上隆 他
ギャラリー伸 24・4081
▼旅する、大蔵経―称名寺所蔵宋版一切経の道程
2月3日~3月21日県立金沢文庫。インド発、称名寺着の仏教史を称名寺所蔵重要文化財・宋版一切経を中心にひもとく。4百円。
045・701・9069
▼横尾龍彦 瞑想の彼方
2月4日~4月9日県立近代美術館葉山。聖書や神話に着想を得た幻想画で評価を得た画家の国内美術館で初の回顧展。約90点を紹介。1200円。
046・875・2800
▼鞠つるし雛展
2月10・11・12日逗子文化プラザ。ボランティアが制作したつるし雛の展示と販売。売り上げは地域の子供たちに還元。
湘南逗子BBクラブ・五味川方 090・4066・2411
▼キャラクターデザインの先駆者土方重巳の世界
2月11日~4月9日横須賀美術館。「ブーフーウー」などキャラクター達の原画やグッズ、戦前戦中に手がけた映画のポスターを紹介。千円。
046・845・1211
▼ふくぶんファミリーシネマ「異動辞令は音楽隊」
2月12日10時半・13時半、葉山町福祉文化会館。現場一筋の刑事が警察署内の音楽隊に異動、戸惑いつつも打ち込んでいく姿を描いた作品。葉山町主催。千円。
046・876・1871
▼松平造酒助江戸在勤日記―武士の絵日記
2月18日~4月9日県立歴史博物館。庄内藩の上級武士、松平造酒助久茂が在勤中残した約50冊の絵日記と書簡から江戸での生活や職務、造酒助が見た幕末江戸の様相を紹介。3百円。
045・201・0926
▼拉致問題啓発舞台劇公演「めぐみへの誓い」
3月1日13時半、鎌倉芸術館。拉致問題の説明とミニコンサート、舞台劇とパネル展示。政府拉致問題対策本部主催。無料。申込は代表者氏名、住所、、来場者全員の氏名を明記し往復ハガキで〒231―8588神奈川県国際課へ。8日必着。
045・210・3745



き く

▼今心に響く日本の歌、今心華やぐオペラアリア
2月11日13時・15時半、藤沢リラホール。和洋の旋律をコンサート形式で。歌劇「椿姫」より“燃える心を”など。湘南エールアンサンブル主催。3500円。
事務局 080 ・7383・7617 写真=早河明子さん(ソプラノ)
▼第23回白いうた青いうたフェスティバルin鎌倉 2月19日14時、鎌倉芸術館。12団体の合唱と新実徳英さんのお話。鎌倉混声合唱団ムジカおさらぎ主催。千円、高校生以下無料。
31・8663
▼第25回湘南鎌倉フィルハーモニック管弦楽団定期演奏会―身体にいい音楽会
3月4日14時、鎌倉芸術館。チャイコフスキー交響曲第5番、バレエ音楽「白鳥の湖」組曲など。4千円。
癒しの医療を考える会 050・6868 ・9986
◆5組10人ご招待 申込は2月10日までにハガキに氏名・年齢・住所・を記入して1面題字下住所の鎌倉朝日へ。
▼ファンタスティック☆ライブラリー・111
2月4日11~16時、深沢学習センター。
▽図書館とともだち・鎌倉「バリアフリーって、なあに?」「旧図書館修復なる!改めて間島弟彦・間島愛子夫妻に学ぶ」「読むことが億劫になっていませんか?」
▽かまくら女性史の会「かまくらの保育Ⅱ昭和の初めから敗戦まで」
▽松坡文庫研究会「田辺松坡題・大橋觀籟画『鎌倉風景拾二帖』をよむ」
▽鎌倉市図書館「鎌倉玉縄のちょっと昔のお話」「ご当地ボードゲーム大会」「写真展『古都鎌倉へのまなざしin深沢』」
市図書館主催。無料。開催日以降、各団体の発表パネルなどは市内図書館を巡回展示。
中央図書館 25・2611



まなぶ

▼目指せアスリート!
2月19日14時、葉山町福祉文化会館。元青学駅伝部主将・川村さんらのトレーニング法とメンタルコーチ。26日14時、栄養学。無料。
体育協会 070・8478・5076
▼DVD鑑賞と学習会「人は死なない」
2月23日14時、山波言太郎総合文化財団(由比ガ浜4―4―11)。東日本大震災や終活から死を考える。無料。要予約。
24・6564
▼笑顔で幸せに生きるコツ
2月25日10時、逗子文化プラザ。怒りに振り回されないコツを学ぶ。千円。要予約。
046・872・3001



さんか

▼鎌倉風致保存会の催し▽みどりのボランティア 2月4日9時半、建長寺回春院。下草刈りなど。▽歴史ウォーク2月4日13時、鎌倉の井戸を巡る。1500円。要申込。
23・6621
▼鎌倉ガイド協会 古都鎌倉史跡めぐり
A春告げる梅を訪ねて新林公園へ 2月8・10・18・22日9時半、湘南モノレール湘南江の島駅集合。約4キロ。
B徳川時代の鎌倉を円覚寺・東慶寺にて 2月13 ・16・27日・3月1日9時半、北鎌倉駅東口・円覚寺側集合。約2キロ。
C梅香る曽我の里に 曽我兄弟ゆかりの地を巡る
2月20・24日9時半、JR国府津駅集合。別所梅林など。約6.5キロ。
D曾我物語ゆかりの東海道を行く第2弾 3月3・9日9時、JR平塚駅北口集合。約5キロ。
E鎌倉殿「ゆかりの地」めぐり 3月8日9時半、鎌倉駅西口時計台広場集合。申込22日まで。
各7百円。交通費、拝観料等別。HPから要申込。
24・6548
▼第7回逗子復幸男女決定戦
2月11日10時、法性寺。山門から本堂正門まで坂を上り、福男、福女を決める競争。小学生以上対象。逗子災害ボラバスターズ主催。申込は催し名・氏名・年齢・性別・を明記しzvbs311@gmail.comへ。
服部方 080・5095・5763
▼鎌倉ユネスコ協会
▽バザー2月12日10~14時、同会深沢倉庫(深沢中学へ上る手前の信号右折の長屋)。毎月第2日曜、雨天開催。※献品受付
衣類・着物・雑貨・支援用食糧品。
44・9830
▽書きそんじハガキでアジア寺子屋支援未使用切手・プリペイドカードなども。鎌倉市御成町11―2ヤノヤビル2F。
080・6602・9498
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ2月18日10時、山ノ内配水池脇。
▽山歩き19日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方☎45・7420
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット2月24日8時半~14時半。雑貨・衣類・手造り品など約20店。▽骨董市25日7時半~14時半。※フリマ・骨董市出店者募集中。
片岡方 090 ・5442 ・3778
▼わかめ干し作業体験
2月20日8時、小坪漁港。逗子観光協会主催。千円。6日までに申込。
046・873・1111
▼鎌倉生涯学習センターの催し
▽フィンガーペイントであそぼう 2月23・24日10~12時、13時~15時。
3歳~小6対象。無料。▽お花でお絵かき!?みんなの動物園をつくろう 3月19日13時、市内在住年長~小6対象。花びらや葉っぱで動物を描く。17~28日申込。▽音と映像で楽しいよみきかせ 3月12日11時・13時半、0~6歳対象。無料。HPから申込。
25・2030
▼ボーイスカウトとワクワク自然体験あそび
2月26日9時、逗子市民交流センター。年中~小3対象。披露山のひみつきちを目指す。日本ボーイスカウト神奈川連盟逗子第1団主催。無料。QRから4日までに申込。
渡辺方 090・4383・0951
▼第14回ぐる~と湘南のみち 江の島から浜辺の歌へウォーキング大会 2月26日奥田公園集合。22・40㎞コース7時45分集合。12㎞コース9時集合。5百円、中学生以下無料。湘南ふじさわウオーキング協会。
0466・28・2052
▼第16回鎌倉市親子テニス教室
3月18日9時半・11時半・14時半、笛田公園。キッズ(5~9歳)・ジュニア(10~15歳)・大人の3クラス。鎌倉市在住・在勤・在学対象。一人1500円。現役のコーチらが指導。市体育協会主催。18日から申込。詳細は市テニス協会HP。



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(12月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は12月に一般111冊、児童書46冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「真説老子-世界最古の処世・謀略の書」高橋健太郎著 草思社▼「世界の麺図鑑」地球の歩き方編集部編集 地球の歩き方(旅の図鑑シリーズ)▼「古民家のカフェとレストラン-首都圏に残る、レトロなくつろぎ空間」ぴあ(ぴあMOOK)▼「アフター・アベノミクス-異形の経済政策はいかに変質したのか」軽部謙介著 岩波書店(岩波新書)▼「地図をつくった男たち-明治測量物語」山岡光治著 KADOKAWA(角川ソフィア文庫)▼「奇跡の鎌田式ウォーキング-速遅歩きで体も心も脳も若返る」鎌田實著 家の光協会 ▼「観光立国・日本-ポストコロナ時代の戦略」箱谷真司著 光文社(光文社新書) ▼「その日本語、ヨロシイですか?-楽しい校閲教室」井上孝夫文・絵 草思社(草思社文庫)▼「合本村上春樹-読む。聴く。観る。集める。食べる。飲む。そして、思う。」マガジンハウス ▼「森の来訪者たち-北欧のコテージで見つけた生命の輝き」ニーナ・バートン著 草思社▼「がんばりすぎない発酵づくり-もう失敗なんて怖くない!」舘野真知子著 文化学園文化出版局▼「杉原千畝-情報に賭けた外交官 英文版」白石仁章著 出版文化産業振興財団(JAPAN LIBRARY)



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モノレールサミットのステージ

モノレールサミット大にぎわい

全国の事業社20社が集合

「第1回モノレールサミット」が1月21・22日の2日間、湘南モノレール湘南江の島駅ビルで開催された。湘南モノレールが2020年に開業50周年を記念して企画したイベントで、延期されていた。日本全国から鉄道やモノレールの事業社20余社が出展し、親子連れなど約1万人(主催者発表)が参加した。 1階の特設ステージで鉄道ファンの芸能人、南田裕介さん、吉川正洋さん、岡安章介さん、田中匡史さんによるトークや、鉄道写真家の中井精也さんの講演会があり、11時の開始時間の3時間ほど前から観覧希望者の列ができた。 鉄道事業者、モノレール事業者のPRステージでは、湘南モノレールなどの懸垂式と、東京モノレールなどの跨座式のそれぞれの利点や、一押しの区間などが紹介された。 事業者によるグッズ販売コーナーでは、ステッカー、キーホルダー、マグネットなどが販売され、湘南モノレールの制帽を被って記念写真を撮ったり、芸人さんからサインをもらったりしてにぎわった。 茅ケ崎から学友の親子と訪れた男の子(小学3年)は「鉄道が好きだし、芸人さんもくるので楽しみにしてきた」と3階のガラス越しにステージをながめていた。


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キッチンカーを無料で貸し出し

逗子市商工会

まちのにぎわいや地域の活性化を目指し、逗子市商工会(逗子市沼間・三宅譲会長)が1月から移動販売車(キッチンカー)の貸し出しを始めた。1月17日に同商工会の建物の前で、車のお披露目と愛称の発表会が開かれ、事業者や報道関係者らが出席した=写真。 車種はトヨタ「タウンエーストラック」で、200ℓの給排水設備を積み、冷凍冷蔵庫、オーブンやガスコンロ、炊飯器などの設備がある。 この日、利用事業者第1号の琉球居酒屋「来楽」(逗子市逗子)が、キッチンカーで沖縄そばとドーナツを作り提供。 愛称募集には、83件の応募があり、「ドリームキッチン」に決まった。 この移動販売車は、同商工会が厚生労働省などの助成金を活用し、飲食店許可を取得できる設備を持った〝走るチャレンジショップ”で、既存事業者の新商品のテスト販売や販路開拓の支援、創業支援を行っていく。 対象は、逗子市内で事業を行いたい人。レンタル料なしで、水道光熱費などの利用料金として1日2500円のみ負担。 ガソリン代やガス代などは実費。4月からの利用者を募集中(多数抽選)。
問い合わせ同商工会 046・873・2774


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はしご乗りや訓練

3年ぶり消防出初式

鎌倉市消防出初式が1月6日、鎌倉市山崎の山崎浄化センターで行われ、約500人(主催者発表)が参加した。新型コロナウイルスの影響で、開催は2020年以来、3年ぶり。 市内の消防団28分団266人が一堂に会し、永年勤続功労や自主防災活動優良団体の表彰があった。そのあと、鎌倉とび職組合・大船とび職組合によるまといの振り込みやはしご乗りがあった。見物客ははしご乗りの妙技を息をのんで見守り、技がきまると大きな拍手をおくった=写真。 消防車やはしご車、救急車などが出動して、火災の起きたビルに取り残された人を救出する総合訓練も行われた。消防団による一斉放水で会場に虹がかかった。 会場に展示された白バイや消防車に、子どもたちが乗り込むと、「ハイ、ポーズ」と記念撮影。 大井勝則消防団長は「災害のない安全安心のまちづくりを目指します」と式典の謝辞を述べた。


鎌倉朝日新聞社

「ひとり一人が灯に」

二十歳のつどい

令和5年鎌倉市二十歳のつどいが1月9日、鎌倉芸術館で開かれ、1149人が参加した=写真。対象者は1523人で参加率は75%。  新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一昨年は開催が中止されたが、昨年から午前・午後の2部制を導入して開催。 令和5年鎌倉市20歳のつどい該当者19人で実行委員会を構成し、昨年7月から10回ほど集まり、プログラム構成や、リーフレット、ロゴの制作と記念品のロゴ入りガラスコップの制作、恩師からのビデオレターの制作などを行った。 つどいのテーマは「灯(ともしび)」。未来の平和を願ってひとり一人が人々を照らす灯となることの願いをこめた。 実行委員で午前の部の舞台でテーマ説明を行った市川康太さん(御成中出身)は「岩岡寛人教育長からも言葉をいただき、テーマの『灯』にふさわしい明るい式典となってよかった」と顔をほころばせながら答え、午後の部の担当者・寺崎里紗子さん(鎌倉女子大中等部出身)、大村真子さん(玉縄中出身)らにバトンタッチした。


鎌倉朝日新聞社

大河ドラマ館の閉館を惜しむスタッフたち(鎌倉市提供)

鎌倉・大河ドラマ館

来場者31万5千人

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送を契機に、昨年3月1日に鶴岡八幡宮境内に開館した大河ドラマ館は1月9日、閉館した。 同ドラマ館は、鎌倉市がドラマの舞台となる鎌倉、及び関係自治体の歴史・文化を全国に発信し、観光振興による地域の活性化を図るため、2021年2月に鎌倉市推進協議会を立ち上げ、運営してきた。開館315日の期間中の延べ来場者数は31万5011人だった。


鎌倉朝日新聞社

スケッチ日和(62)

「岩の肖像」 黒川 明

葉山御用邸の裏に小磯の鼻という岩場がある。この岩はその一角にあって、竜宮が祀られている。反対側から見るとそれを表す鳥居が立てられていて、干潮時には砂浜でつながる。 海岸の岩は海と陸地がせめぎあう最前線に立つ。海をせき止めて立つ。台風にも高波にも耐えて立つ。風に、波に、温度に傷つけられる。無数の傷は耐えてきた年月を思わせる。その姿はとても美しい。 耐えることのできない私は、敬意をこめて肖像画に仕上げたいと思った。
水彩 36×51㎝



鎌倉年中行事

2月

▼節分祭 ▽法要・豆まき3日11時長谷寺。13時半・15時遊行寺。14 時龍口寺。▽祭典・神事のみ10時、森戸神社(葉山)。13時鶴岡八幡宮。15時鎌倉宮(福豆配布)
▼初午祭 5日14時、鶴岡八幡宮境内の丸山稲荷。農耕開始にあたり豊作を祈願する。
▼針供養 8日10時半、荏柄天神社。
▼紀元祭 11日10時、鶴岡八幡宮。建国を祝う。
▼大国祷会成満祭 11日10時水行、12時大法要。長勝寺。
▼涅槃会 15日10時建長寺。10時写経、13時法話、14時法要、光明寺。13時法要、龍口寺。釈迦入滅の法会。
▼祈年祭 17日10時、鶴岡八幡宮。豊作祈願。
▼天長祭 23日10時、鶴岡八幡宮。天皇の誕生を祝い、聖寿の長久と国民の平安を祈念。


プロムナード

新年の年賀状は紙から電子への移行が体感としても多くなっています▼個人の近況報告などもSNSで知るケースがふえていると感じます▼話題のニュースなどに関しても、スマホから得ることが多いのですが皆さんはいかがでしょうか▼日本新聞協会が公表した最新データによると一般紙の総発行部数が2800万部台だったそうです。この5年では1000万部の減少で、平均すると毎年約200万部ずつ減っており、15年後には紙の新聞が日本から消えてしまうほどの勢いだとか▼個人的には、「新しく聞く」ことはデジタルで得られるほうが圧倒的に早いので、新聞はコラムなどが楽しみです▼その一端を担えるよう精進します。(N)


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