鎌倉朝日新聞 (9月1日号 2022年 第522号)

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鎌倉芸術館 夏休みキッズプログラム

観て、聴いて、体験して、~鎌倉文化の魅力大発見!

夏休みに市内の小中学生を対象に、「観て、聴いて、体験して」の3つのアプローチで鎌倉文化に触れながら鎌倉の魅力を発見してもらおうと、8月19日から21日鎌倉芸術館でキッズプログラムが開かれた。令和4年度鎌倉市伝統文化伝承事業の一環として開催。 鎌倉の風景、仏像などの写真のパネル展示やコンサート、寺の和尚の話や、頼朝・政子などに扮したスタッフと子どもたちが武将や姫装束姿でギャラリーを練り歩いた。 建長寺、円覚寺など鎌倉の神社仏閣や近代建築物のデザインを、建築図面の塗り絵をしながら学ぶコーナーでは、建築家・日影良孝さんが精密な建物の正面図を用意。「色塗りをすることで発見があり、違った目で本物を見られる」と話す。写仏体験でも、大仏、仁王、観音のイラストを用意。 鎌倉彫の薬研彫りを習い、コースターを作成するコーナーでは、七里ガ浜から母親ときた千田藍(ら)凪(な)さん(10)が「彫るのは硬くて大変」と鎌倉彫を一日楽しんだ。 今回、参加者が一番多かった茶道体験では、和室で抹茶と和菓子をいただいた後、自分でお茶を点て、お茶の歴史や文化などを学んだ。 お囃子体験の講師は、重要無形文化財長唄保持者・望月太(た)左(ざ)衛(え)さん。「雛(ひな)鶴(づる)三番叟(さんばそう)」の小鼓演奏と長唄の指導で、三味線を奏でながら「イヤーポンポンスッポンポン」と掛け声をかけると、子どもたちは鼓を打った。 鎌倉芸術館の永井健一館長は、「手作りのプログラムなので準備する手間暇が大変だったが、芸術館でしかできないプログラムが大事で、文化の伝承に務めたい」と話していた。


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天国の二聖人(想い出語り)

芸術館の幅広い利用を

村田さんが個展

芸術文化創造の拠点として1993年に開館した鎌倉芸術館は、来年開館30周年を迎える。4月から指定管理者となった鎌倉芸術文化振興財団が、より多くの利用を呼びかけている。 9月8日からギャラリーで開かれる「第60回村田佳代子個展 三重の記念年に」は、鎌倉在住の画家・村田佳代子さんが、40余年の創作活動の成果を発表。マザーテレサや殉教者などキリスト教関連作品を、新作を交えて紹介する。 村田さんは、「ギャラリーの使い方の提案として絵とともに見ていただければ」と話している。


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鎌倉の夏の風物詩

ぼんぼり祭

鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮で8月6日から9日まで「ぼんぼり祭」が行われた=写真。 1938年に鎌倉ペンクラブらの協力では始められ、今年で83回目。画家や作家などの書画が大小約4百基のぼんぼりに仕立てられ掲揚された。


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大河ドラマ館

13万人達成

鎌倉市の「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」の来館者が8月15日、13万人を達成した=写真。 節目の来館者は小田原市から訪れた小学校教諭・津元(つもと)澄(すみ)さん(44)の家族4人で、鎌倉市推進協議会 の久保田陽彦会長から記念証や記念品が贈呈された。 津元さんは、「子どもたちも大河ドラマが大好き。朝早く出て来たが、13万人目ということで『早起きは三文の得』を実感した」と語った。


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鎌倉みほとけ紀行(124)

養命寺・薬師三尊像

藤沢市城南の養命寺薬師如来坐像が本年、受託先である鎌倉国宝館にて寅年御開帳ということでお詣りしてきました。 像は、1197年(建久八年)造像という墨書が像内脚部にあり、運慶様式を受容した仏師による作例として貴重な存在といわれます。 薬師如来像のお顔立ちは頬に張りがあり、重量感のある御姿。まさに運慶の傍らで学んだ仏師が彫られたものであろうと想像が膨らみました。 脇侍も同時代の日光菩薩、月光菩薩が随侍され、さらに現、養命寺には十二神将像も残されています。 養命寺は引地山と号す曹洞宗寺院で、16世紀の創建で開山は暁堂和尚(宗賢院三世)と伝えられています。当像の造立年代と創建とは合いませんが、当地付近は大庭(おおば)御厨(みくりや)(寄進型荘園)という、鎌倉時代初期、鎌倉権五郎景(かまくらごんごろうかげ)政(まさ)が開発した荘園地帯で、現在も美しい水田が広々と残っています。 かつて多くの武家との関わり深いこの地にこれだけの像を誰が発願して造立に至ったのか興味が沸きます。 一説には大庭景(おおばかげ)義(よし)(大庭景(かげ)親(ちか)の兄)や大庭景兼(かげかね)(景義の子)の守護仏でした。または三浦義(よし)澄(ずみ)などが関わっていたのか。など詳らかではありませんが阿弥陀様のみ知るところでありましょう。 静かに坐す薬師如来様の力強くもやさしい眼の先には数多の祈りをこめる人々の姿を見守ってこられたことでしょう。
寄木造、玉眼。像高90・7㎝。鎌倉時代。国重文。
日光菩薩105・9㎝
月光菩薩106・2㎝
ともに市重文。
(国宝館でのご開帳は現在終了しています)


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「ひと」
湘南モノレールの社長に就任した

小川 貴司(おがわ たかし)さん

この数年、湘南モノレールが変わってきたのにお気づきだろうか。ピンクリボンなどのラッピング車両が走り、PASMOなど交通系ⅠCカードが使えるようになった。新しい湘南モノレールが仕掛けている。 半世紀余り前にモノレール会社を設立したのは、三菱重工を中心とする企業群だった。交通渋滞解消の切り札として懸垂式モノレールを敷設したのは、同じ悩みを抱えるほかの都市に、アピールする狙いもあったといわれる。   ところが、同じ方式は千葉都市モノレールでの実現に留まり、そのショールームとしての役割を終えていた。一方で、湘南モノレールの年間輸送人員は1千万人に達し、生活の足として定着した。 そこで2015年に経営を引き継いだのが、産業再生機構をルーツに持つ、みちのりホールディングスだ。小川さんは今年3月末、新体制になってから2代目の社長となった。 慶応大を卒業し、銀行勤務からコンサルティング会社に転じた。2003年、産業再生機構に設立当初からかかわり、カネボウなどの再建にあたった。その後、機構OBによる事業支援の会社「経営共創基盤」の設立に参画し、グループ会社としてできた「みちのりホールディングス」に移った。そこで湘南モノレールの経営を引き継ぐ担当をし、新体制になってからは役員を務めていた。 湘南モノレールの営業収入は1990年代にピークを迎え、その後じりじり下がっていた。そこでPASMO導入や湘南江の島を含む各駅のバリアフリー化、朝夜の運行本数を増やすなど次々に手を打った。ウエディング車両を走らせ、社内や駅でのライブ、アニメとのタイアップなど、知名度を上げ人目を引く策もこらした。そうしてようやくピーク時の収入にまで回復してきたところで、コロナ禍に襲われた。 「如何ともしがたい。いまは耐え忍ぶ時期です」。感染対策が第一と、他の鉄道会社などにも声をかけて早い時期からワクチンの職域接種をすすめた。 旅行が趣味で、ペルーのマチュピチュやガラパゴス島、ブラジルのアマゾン流域など、世界の秘境にまで足を延ばしている。大船に住み、湘南深沢の本社にモノレールで通う。「お客さんの様子のちょっとした変化など、日々乗ると感じられるものがある」。56歳。
(文・写真 眞田正明)


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3年前の建長寺合宿

いざっ!!
鎌倉てらこや(86)

鎌倉てらこやの原点
鎌倉てらこや事務局長 小木曽 駿

本来なら夏休み恒例「本気de建長寺(建長寺合宿)」の報告をしたいと考えていた。しかし、7月下旬からの新型コロナウイルス感染再拡大に伴い、中止せざるを得なかった。5月中頃から大学生ボランティアと今年こそと準備を進めていただけに残念でならない。 「建長寺合宿」は、鎌倉てらこやの原点である。合宿での生活は、日常の暮らしとは大きく異なる。その最たるものが食事の時間だ。いのちを「いただいている」ことを感謝しながら物音を発することなく食する、朝夕の研修料理体験である。 何かと忙しない毎日の中で、テレビを見ながら、仕事の合間にと、私たちは食事の時間を蔑ろにしがちだ。しかし、静かに、丁寧に、一口ずつ、特別な環境の中でご飯と向き合うからこそ、朝餉におかゆと共に出てくる梅干しの鮮烈なおいしさを、そして、今、ご飯を食べることができるという当たり前の感謝へと「気づき」が広がっていく。食事だけではなく、寺での体験は、子どもたちはもちろん、学生や大人たちなど、合宿に関わる全ての人々の様々な「気づき」に溢れている。 活動で大切にしてきたことは、子どもたちと大学生が一緒に「気づき」、本気でやりきる体験場作りに他ならない。様々な活動に建長寺合宿のエッセンスが息づいている。だからこそこの合宿は鎌倉てらこやの原点なのだ。こうした場を提供できず、楽しみにしていた皆様に申し訳ない気持ちで一杯だ。 建長寺というお寺さんで合宿を行えることは、決して当たり前ではなく、大切で有り難い機会であることにも改めて気づかされた。 3年前、喧しいセミの鳴き声が響き、赤とも青ともつかない幻想的な夕焼けが広がる夏の夕暮れ。3泊4日の合宿の最後に子どもたちと交わした「またね」という約束を果たすためにもコロナ禍を乗り越え、来年こそは合宿を再開する決意を新たにしている。
鎌倉てらこや事務局
0467・84・9746(平日13~17時)
http://kamakura-terakoya.net/


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旧安保小児科医院

み る

▼川喜多映画記念館
企画展「映画と音楽の素敵な出会いPart2」
9月11日まで。映画音楽の名作・名曲を映画関連資料と紹介。2百円。
▽関連上映 9月1・3日10時半、2・4日14時「女は女である」1・3日13時半、4日10時「甘い生活」各千円、小中学生5百円。
23・2500
▼湘南電鉄と県立金沢文庫―楠山永雄コレクション鉄道資料
9月11日まで県立金沢文庫。鉄道開通150年を記念して鉄道関係資料や湘南電鉄・京浜電鉄のパンフ、切符、昭和初期の駅スタンプなど。250円。
045・701・9069
▼現代美術
草間彌生・李禹煥他
ギャラリー伸 244081
▼堀内誠一 絵の世界
9月25日まで県立神奈川近代文学館。アートディレクター、デザイナー、絵本作家の画業全般の回顧展。6百円。
045・622・6666
▼山口蓬春 新日本画への飛躍―モダニズムへの歩みを探る 9月25日まで山口蓬春記念館。やまと絵から蓬春モダニズムに至る過程、共に活躍した画家たちとの交流を紹介。6百円。
046・875・6094
▼地図最前線―紙の地図からデジタルマップヘ
9月25日まで県立歴史博物館。近現代の“紙の地図”に焦点を当て地図を作り使った人たちの活動に迫る。9百円。
045・201・0926
▼井上文太 Inspirations
9月25日まで横須賀美術館。水墨画、人形劇のキャラクターデザイン、自然や生物多様性の保全がテーマの「生命」シリーズ、など多彩な仕事を紹介。380円。
046・845・1211
▼写真展と講演の集い
▽写真展「自然災害に備えて」9月1~4日。
▽講演「関東地域の地震予測」4日13時。各逗子市民交流センター。無料。
三浦半島活断層調査会・田上方 24・2469
▼渡辺省亭生誕170年記念 鏑木清方と渡辺省亭 ―江戸画人の水脈
9月15日~10月19日鏑木清方記念美術館。省亭の洒脱な画風に魅せられた清方。二人の作品を並べて美の伝承を辿る。450円。
23・6405
▼櫻井紀邦 日本画展
9月7~11日山ノ内のギャラリー鎌倉 結。四季の花や蝶、鳥などを描いた作品約30点。
櫻井方 046 ・876・3475
▼第6回 稲穂展
9月16~19日鎌倉生涯学習センター。鎌倉稲門会、美術同好会の作品展。絵画、写真、書、陶芸など22人の作品。無料。
事務局 32・1544
▼伊東雅江絵画展「あたたかな記憶」―鎌倉在住の画家が描く大切な情景、愛らしい仲間たち
9月26~30日ギャラリー一翆堂。4月に発行した絵本「かまくらのすてきなたてもののえほん〈由比ガ浜編〉」の原画と動物のお医者さんシリーズの新作を展示。無料。
22・3767



き く

▼愛好会独自企画「モーツァルトの手紙」ウィーン編 その1
9月11日14時、藤沢リラホール。湘南モーツァルト愛好会例会。吉岡裕子さんのピアノとたかぎひろみちさんのナレーションで。「プレリュードとフーガハ長調K394」など。5千円。
046 ・872・1963
▼朗読コンサート
岡本かの子の世界
9月23日13時半、神奈川近代文学館。岡本太郎の母、漫画家・岡本一平の妻で歌人・作家の岡本かの子を家族写真と共に紹介。無料。要申込。
045・622・6666
▼逗子フルートアンサンブル第29回定期演奏会
9月25日14時、逗子文化プラザホール。グリーグ「朝」など。無料。
宮沢方 046・873・1405
▼湘南コンサートの会
ブラームス弦楽六重奏 映画「恋人たち」より 10月1日13時・15時半。藤沢リラホール。湘南エールアンサンブルによる大型室内楽で、ブラームス「弦楽六重奏曲第1番」、「ハンガリー舞曲第5番」など。3千円、 学生2千円。
同会 080・7383・7617



まなぶ

▼海を介した交流からみた総と相模の古墳時代
9月3日13時半、逗子市民交流センター。7百円。要申込。
長柄桜山古墳をまもる会 046・875・8237
▼世界アルツハイマー月間「認知症にやさしい地域社会を目指して」 9月22日13時半、鎌倉生涯学習センター。あおいけあ代表・加藤忠相さんの講座。無料。
市民健康課 61 ・3977
▼自殺対策講演会 いきるを支える―あなたも大切な人も、こころが楽になる方法
10月1日14時、鎌倉生涯学習センター。ありがトン代表・澤登和夫さんの講演。無料。申込は22日まで。
鎌倉保健福祉事務所 24・3900
▼徳川家康をめぐる女性―側室・お亀の足跡
9月17日14時、鎌倉生涯学習センター。市内在住者優先。徳川義直(尾張徳川家の祖)の母お亀を紹介。講師は徳川林政史研究所・藤田英昭さん。無料。申込は催し名、住所、氏名、を明記し往復ハガキで小町1―10―5同センターへ。6日必着。
25・2030
▼松坡先生、鎌倉を詠う
10月8日14時、鎌倉商工会議所。鎌倉の文化向上に貢献した松坡が詠んだ漢詩から鎌倉の歴史・文化、松坡の生活や心境に触れる。講師は松坡文庫研究会・袴田潤一代表。5百円。要申込。
鎌倉市中央図書館 25・2611



さんか

▼大船フラワーセンターの催し
▽コンサート9月4・18日11・14時、無料。
▽秋のこけ玉つくり23日10・13時半、2千円。9日までに申込。
▽押し花フレーム作り28日13時半。千円。13日までに申込。
▽ミツバチの内検・採蜜見学会 10月15・23日10時 ・13時半。3百円。10月1日までに申込。
入園料4百円。 46・2188
▼お米一合運動
9月4日9~17時、スズキヤ逗子駅前店。「フードバンクかながわ」が緊急食糧支援の米の寄付(一合)を募る。
080 ・5095・5763
▼鎌倉ガイド協会
古都鎌倉史跡めぐり
A古刹常楽寺に悲運の若武者木曽義高を想う 9月6・9・12日9時半、湘南モノレール大船駅改札裏広場集合。義高墓、多聞院など。約2㎞。
B古都鎌倉「若宮大路」物語 21・27・30日9時半、鎌倉駅西口時計台広場集合。和田塚から大河ドラマ館まで約3・5㎞。
C頼朝・政子も詣でた日向薬師 18・23・25日9時15分、小田急線伊勢原駅北口バス乗り場集合。約2・5㎞。
各7百円。交通費、拝観料別。HPから要申込。
24・6548
▼交流センターフェア
9月10日
▽ウェルビーイング逗子市民交流センター。
第1部「植物で地域をつなぐ」13時半。無料。
第2部「江戸の暑気払いハーブティー作り」14時半。千円。要予約。
▽中庭カフェ10~16時。
▽県立逗葉高等学校軽音部・吹奏楽部発表会14時、
逗子文化プラザ。無料。 046・872・3001
▼鎌倉ユネスコ協会
▽バザー9月11日10~14時、同会深沢倉庫(深沢中学へ上る手前の信号右折の長屋)。毎月第2日曜、雨天開催。
※献品受付:衣類・着物・雑貨・支援用食糧品。
44・9830
▽書きそんじハガキでアジア寺子屋支援未使用切手・プリペイドカードなども。鎌倉市御成町11―2ヤノヤビル2F。
080・6602・9498
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ9月17日10時、山ノ内配水池脇。
▽山歩き18日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼逗子の市(雨天中止)亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット9月23日8時半~14時半。雑貨・衣類 ・手造り品など約20店。
▽骨董市24日7時半~14時半。
※フリマ・骨董市出店者募集中。
片岡方 090 ・5442 ・3778
▼キャンドルナイト
9月23日17~19時半、本郷台のあーすぷらざ。野外コンサート、キャンドル点灯、飲食など。無料。
045・896・2121
▼ふらっとカフェ鎌倉
食を通じて多世代交流
▽9月16日17時半~18時半二階堂デイサービスセンター。音楽を楽しむ会&テイクアウト。
▽28日16~18時ソンベカフェ。店内飲食。各子ども2百円、大人5百円。テイクアウト5百円。
メール予約flatcafekamakura@gmail.com
渡邉方 090・5199・1654
▼なみおと盆踊り祭
10月2日11~19時、鎌倉海浜公園稲村ケ崎地区。無料。満月キャラバン主催。詳細はHP。
▼公園サポーター養成講座「はじめてのガーデニング」
10月6日から全7回。10時、鎌倉中央公園。鎌倉市在住・在勤者で全回出席できる人。無料(材料費別)。
ハガキで山崎1667鎌倉市公園協会へ。20日必着。
45・2750
▼わたしのすきな絵本展作品募集
9月30日まで。藤沢市在住・在園・在学の3~11歳対象。詳細はHP。
0466・26・5133
▼デジタルスタンプラリー「小町通の13人を探せ!」
9月17~25日鎌倉小町通り商店街。スタンプ7個で割引券、13個で豪華華賞品の応募券。
045・308・3830



第66回 鎌倉市民文化祭

9月10日オープニング

第66回鎌倉市民文化祭が9~12月に行われる。
●オープニングイベント
9月10日12時半~15時、鎌倉生涯学習センター。
相撲甚句、講演「「鎌倉殿の13人」から」、鎌倉書道協会・鎌倉美術連盟のワークショップ、市民文化祭のあゆみ
●第74回鎌倉市展 美術・写真合同展
9月29日~10月3日鎌倉芸術館。
●邦楽と邦舞の会
9月23日11時半、鎌倉芸術館。1500円。
鎌倉芸能連盟 22・9126
●リコーダーアンサンブル 9月24日13時半、鎌倉生涯学習センター。無料。
加藤方 23・2818
●鎌倉合奏祭2022
9月25日11時、鎌倉生涯学習センター。無料。
鎌倉合奏連盟 24・2002
●鎌倉市詩吟詩舞連盟発表会
9月28日10時半、鎌倉生涯学習センター。無料。
同連盟 23・0467
問合せ:鎌倉市文化課 61・3854



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(7月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は7月に一般212冊、児童書62冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「ゆっくり学ぶ-人生が変わる知の作り方」岸見一郎著 集英社クリエイティブ ▼「アーキビストとしてはたらく-記録が人と社会をつなぐ」下重直樹編 湯上良編 山川出版社 ▼「孤独の哲学-「生きる勇気」を持つために」岸見一郎著 中央公論新社(中公新書ラクレ) ▼「縄文人は海を越えたか?-「文化圏と言葉」の境界を探訪する」水ノ江和同著 朝日新聞出版(朝日選書) ▼「鎌倉北条氏の女性たち」今井雅晴著 教育評論社 ▼「神奈川の教科書」JTBパブリッシング(大人のための地元再発見シリーズ) ▼「ミャンマー政変-クーデターの深層を探る」北川成史著 筑摩書房(ちくま新書) ▼「ウクライナ戦争の衝撃」増田雅之編著 新垣拓ほか著 インターブックス ▼「「なんとなく不調」が消える自律神経の整え方」小林弘幸著 宝島社 ▼「日本建築を作った職人たち-寺社・内裏の技術伝承」浜島一成著 吉川弘文館 ▼「樹木の恵みと人間の歴史-石器時代の木道からトトロの森まで」ウィリアム・ブライアント・ローガン著 築地書館 ▼「言葉の還る場所で-対談集」谷川俊太郎著 俵万智著 春陽堂書店 ▼「ふとらない米粉のお菓子-バター、オイルなし。ふわふわ、さくさくがおいしい!」茨木くみ子著 文化学園文化出版局



かまくら福祉の市

「鎌倉福祉まつり」を規模を縮小して開催。
9月4日10~14時。鎌倉市福祉センター駐車場。(一部屋内)荒天中止。詳細はHP。
●舞台催し:キッズダンス、器楽演奏、ボランティアグループなど
●障がい者地域作業所などの作品販売。
●福祉施設のフードコーナー
●子ども広場コーナー:輪投げ、スーパーボールすくいなど
●難民やウクライナ避難民支援の物品販売
●各種募金コーナー
市社会福祉協議会 23・1075


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季節の心(70)

十五夜の後、芒は何処へ 佐伯 仁

十五夜はなぜ芋名月
9月。菊咲月。紅葉月
稲刈月。
稲は今、主食だが、稲作以前は“タロイモ”。東南アジア起源と説く学者もいる。日本の里芋の原種もこのイモ。 室町期の古文書に「名月御祝、三方に芋ばかり高盛り」とあり、十五夜祭の収穫儀礼を伝える。 この儀礼は今、十五夜の月見の供え物―頭を摘まみ尖らせ、里芋に似せた団子や栗など、畑作物を供える風習に継承。 また正月の門松同様、芒を神の依代としたのも魔(凶作) を避ける霊力に縋るため。 東京・雑司ヶ谷・法明寺の芒のミミズクの玩具も邪を避ける縁起物。 一方、万葉集に山上憶良は秋の七草に芒を詠み、宮沢賢治は「風の又三郎」で秋風に揺れる芒の穂を細い手に譬える。 9月下旬、箱根仙石原の銀色に輝く穂は観光客を魅き付けている。 素朴な信仰心と美意識を秘め、芒は深みゆく秋空を仰ぐ。 さて十五夜に供えた芒はその後は何処へ。それは畑に植えて豊作を祈ったり、屋根に挿して福を待った。 ここには吉凶を神の霊力(植物)に頼る独特な畑作信仰が窺える。
 三日月の頃より肥ゆる
  子芋かな  正岡子規



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未来を創る子どもたちに夢と希望を!
ミャンマーファミリークリニックと菜園の会
 MFCG(45)

  代表理事 名知仁子

いつも応援をありがとうございます! 当会はミャンマーの僻地・無医村で16村を巡回し、村の住民の〝命〟を育み、夢を繋ぐ!活動を一緒に行っています。 具体的には2つの柱で活動しています。1つは、手洗いの重要性や正しいうがいの方法、歯磨き交換プロジェクト、さらにトイレ設置の必要性など村全体の保健衛生啓蒙活動です。 もう1つは、有機野菜を栽培するコミュニティガーデンを一緒に行い、生きる・活きるを目指しています。 現在は、いくつかの学校とも協働し、子どもたちへ巻き爪にならない爪切りの方法や、雨季に流行るデング熱の予防法なども指導しています。 デング熱の予防は、当会のメンバーがその予防法の歌を作成し、一緒に歌い、楽しみながら学んでもらっています。そして、子どもが学んだ保健衛生の知識を両親が共有し、村の住民が自分たちでデング熱が予防できるように自主的に活動する工夫をしています。 写真は、学校でデング熱の予防法の歌を歌っているときの風景です。この学校には5歳から16歳まで375人がいます。今回は6歳と7歳の子を対象に「爪の正しい切り方」と「デング熱の歌」を指導しました。 巻き爪になる子どもは多く、それが感染を引き起こします。当会はパンフレットを作成し配布した上で、10人ずつ12のグループを作ってもらい、一人一人に向き合い、爪を切りました。校長先生も子どもたちの爪を切ってくださいました。 参加者の中に、3日前デング熱にかかり、ショック状態になって、病院で治療を受けていた女の子がいました。彼女は、恐怖と苦しかった体験をみんなに話しました。デング熱は適切な治療方法がなく、子どもは重症化しやすいので、この子のようにならないために我々の活動が活かされるよう努力しています。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
事務局 東京荒川区東尾久8―41―23
FAX 03・6807・7499
myanmarfcg.info@gmail.com
http://mfcg.or.jp/
https://www.facebook.com/mfcg.or.jp

【この記事は清興建設提供】



終の棲み家を考える(100)

接道(道)について②

家を建てる時に道が大事な事は前回お知らせしました。最近の事例を紹介しましょう。 過去に建築確認を受けて住宅を建て、接道に問題はなく、暮らしていました。今回他に家を取得したのでその土地を売却する事になり、確定測量のため調査をしたところ、自分の家の道路として使っていた土地が他人の名義になっていました。思い返すと10数年前その土地を道路として使っていた奥の人が家を建て、隣地境界の判を求めたことがありました。そのとき自分も道路として使っていることを主張しなかったため、奥の人の敷地にされてしまったことが分かりました。奥の人はそこを道路にしなければ家が建ちませんでした。判を求められた時、自分の家の建築確認を提示して話し合えばこんな事にはならなかったはずです。 2m程度の道を利用している方は多いと思います、古い町並みの地域にはよくある話です。自分の家の土地がどの様な状況なのか身近な専門家に相談して把握しておくことが大事です。いざ何かしようと思った時、問題が起こったらすぐには解決できません。上下水道・ガスの引き込みにも影響が出てきます。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/


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世界の音ジュニアオケに伝授

ヴァイオリニスト・ゲーデさん

湘南地区を中心に小学2年から高校3年生まで約60人で構成する「鎌倉ジュニアオーケストラ」が、8月23日の第39回定期演奏会を前に8月5日、元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターでヴァイオリニストのダニエル・ゲーデさん(56)の特別レッスンを練習場所の藤沢・新堀ライブ館で受けた=写真。 音楽活動で年に3回は来日するという親日家のゲーデさんは、「子どもたちと音を作り上げていくやりとりが楽しい。今日は心から音楽を楽しんでほしい」と演奏会の演目、ケテルビー作曲「ペルシャの市場にて」とメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」を副指揮者の長崎亜星さん(45)を介して指導。 ジェスチャーや自らのヴァイオリンの音を交えて強弱のつけ方、細かいフレーズでの指の使い方などを表情豊かに子どもたちへ伝えた。 世界最高峰の演奏家が奏でる音に子どもたちは「音色にオーラがある」「難しいフレーズが簡単に聴こえるからすごい」「学んだことを演奏に活かしたい」と本物に触れた喜びに目を輝かせた。(K)


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人工呼吸器装着で海に

笑顔はじける

バリアフリービーチ

晴天の7月31日、鎌倉の由比ガ浜海水浴場でバリアフリービーチが開催された。2015年から毎年開かれていたが、台風で2年、その後の2年は新型コロナ感染拡大のため中止になり5年ぶり。2歳~89歳まで、遠くは岩手から26人の車椅子ユーザーが参加し、百人以上のボランティアが海水浴をサポートした。 久しぶりに鎌倉の海水浴場に心のバリアフリーエリアが設置され、みんなの笑顔がはじけた。かながわバリアフリービーチ実行委員会の酒井太郎さんは「こんな光景が日常になることを願っています」と話している。


鎌倉朝日新聞社

県学童野球大会

鎌倉レッドサン初優勝を報告

2022会長杯・神奈川県学童軟式野球選手権大会に鎌倉地区大会の上位チームとして出場し、初優勝した「鎌倉レッドサン」が8月18日、松尾崇鎌倉市長を表敬訪問し報告を行った。 同大会は神奈川県少年野球連盟学童部の主催で7月23~31日に行われ、地区代表54チームが出場。決勝は31日保土ヶ谷球場であり、序盤で相手チームに8点取られていたが、最終回で9対10の逆転勝ちを収めた。 キャプテンの佐藤応政くん(6年)は「最後まであきらめなかったことがよかった」と振り返った。


鎌倉朝日新聞社

魂のテノール 新垣勉~命どぅ宝

おしゃべりチャリティコンサート

〝Try to be only one(オンリーワンの人生を大切に)〟と呼びかけながら、音楽活動をしている沖縄出身の全盲のテノール歌手・新垣勉さん(69)のコンサートが、9月30日19時、鎌倉芸術館小ホールで開かれる。 「アメイジング・グレイス」「さとうきび畑」など。全席指定5千円、同館HP,湘南すえいーとライフなどで。
問合せサブコンシャス・プラス 970・388・5246



実朝祭短歌大会

鎌倉朝日賞など

神奈川県歌人会主催の第71回実朝祭短歌大会が8月9日鶴岡八幡宮直会殿で開かれた。 出詠は108首でうち17首が入賞した。大賞の鶴岡八幡宮賞は、「病室の間仕切ゆれて夫の靴のそつと止まれば心の緩ぶ」髙田みちゑさん(鎌倉)。 鎌倉朝日賞は、「江ノ島を茜にそむる落日にいつとき諾ふ天動説を」浅田慧子さん(鎌倉)


鎌倉朝日新聞社

『郷土誌 葉山』

第16号 発刊

町内に残る古文書の発掘や解読をもとに、葉山の歴史の調査研究を行う葉山郷土史研究会(矢嶋道文会長・会員26人)が『郷土誌 葉山』第16号を発行している=写真。 同会は昨年創立20周年を迎えた。今回のテーマは「葉山から消えたモノ・コト」と「葉山ゆかりの文学散歩」。江戸~明治の絵図を下敷きに写真やイラストを取り入れ、失われた寺社の歴史や明治時代の乗合馬車、戦中戦後の影を残す葉山マリーナの場所にあった造船所、開発された山頂、橋や建物などを紹介。 文学散歩の特集では「鐙摺」と「森戸・芝崎」の2コースを設定し、吾妻鏡の逸話や徳富蘇峰・蘆花兄弟、日影茶屋をめぐる物語、名誉町民の堀口大學ほか、現代作家まで幅広いジャンルの作品が描く葉山が浮かび上がる。千円(税込)、葉山まちづくり協会(葉山町立図書館内)
046・876・0421 (K)


鎌倉朝日新聞社

『笑いの力、言葉の力 〜井上ひさしのバトンを受け継ぐ〜』

渡邉 文幸 著

井上ひさしの全体像に迫ろうと書き下ろした力作だ。元共同通信社記者の著者は2000年11月に鎌倉で開かれた「井上ひさしの文章教室」に参加した。そして、教室を終始笑いの渦に巻き込む「言葉の魔術師」の講義に感銘したという。以来、構想を温めていた。 井上ひさしは「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく」をモットーにし、普通の生活者を念頭に戯曲、小説など多彩な創作活動を展開。書き残した作品は400冊以上。 初めて自分のお金で買ったのが宮沢賢治の本。言葉のおもしろさとユートピア共同体を学び、それが80年代のベストセラー「吉里吉里人」に結実。江戸時代の娯楽小説(戯作)に出合い、無駄から生まれる笑いで世界とつながると確信した。才能を開花させ、戯作者をコミカル&シニカルに描いた時代小説「手鎖心中」で直木賞受賞等々。 巻末に、夫人・井上ユリさんに聞く「素顔の井上ひさし」を収録。
渡邉さん(73)は「ジュニアの皆さんにも読んでもらい、自分の言葉と頭で考えることの大切さを感じてほしい」と話している。理論社刊、1300円(税別)。


鎌倉朝日新聞社

スケッチ日和(58)

「建長寺」 百海 園子

鎌倉の寺社の中でも建長寺はとくに好きな寺です。境内の広さか、それとも懐の深さか、不信心な私でも受け入れてくれるような気がする。 スケッチに訪れると、女性が一人、本尊に祈っている。その姿の美しさに見とれた。祈りの心がその立ち姿となっているように見えた。思わず筆を走らせていた。建物や背景は後回し、とにかくこの人をとらえておかなくては。幸い、祈りは長く続いた。描き終えた私は、一緒に祈った気分だった。
水彩 46×61cm



中高生のための茶道体験教室

次世代を担う子どもたちに日本の伝統文化に触れ、体験してもらおうと、鎌倉の古刹で茶道体験教室が開かれる。

◆日時: 9月17日・18日・19日(全3回)
    第1組9:30/第2組13:00
    10月15日・16日・30日(全3回)
    第3組9:30/第4組13:00
◆場所:英勝寺
◆対象:中学生・高校生  ◆参加費:無料
◆持ち物:白い靴下、あれば稽古セット
◆申込:希望の組、住所、☎、氏名、年齢、(学校名・学年)を、FAX、メールで
◆申込・問合せ:徒然の会 西川勝
・FAX:0467・25・3007
メール:ichiwan.no.aji@gmail.com



鎌倉年中行事

9月

▼十二所神社例祭 4日10時式典関係者のみ。
▼森戸大明神大祭(葉山)7日宵宮祭。8日例大祭、14時神楽。
▼龍ノ口法難会 11~13日。12日法難会、夕方頃万灯練り供養、夜店。龍口寺。
▼甘縄神明神社例祭 11日神幸祭。14日10時式典関係者のみ。
▼ぼたもち供養 12日法要関係者のみ。常栄寺。
▼銭洗弁財天宇賀福神社例大祭 13日10時半神事、11時神楽。
▼鶴岡八幡宮例大祭 14日18時宵宮祭。15日10時例大祭、13時神幸祭。16日15時鈴虫放生祭。
▼遊行寺の法要(藤沢)15日14時すすき念仏会、22~24日秋季開山忌。
▼御霊神社例大祭 18日例祭関係者のみ。宵宮祭・神楽、面掛行列中止。
▼松葉ヶ谷法難会 27日13時。安国論寺。
▼人形供養 10月3日13時関係者のみ。本覚寺。9月中受付。


プロムナード

先日、初めて鎌倉市梶原にある野村総合研究所跡地を訪れる機会がありました▼1965年に日本初の本格的な民間シンクタンクとして野村総合研究所が誕生し、2002年に鎌倉市へ土地・建物が寄付されています▼現在は日中に一般開放されており、グラウンドや自然豊かな敷地内を楽しめるようになっていました▼子どもたちが走り回って遊んでいたり、犬の散歩を楽しんだり、とても気持ちの良い空間が広がっているなかに立派な建物があるのですが、屋内への立ち入りが禁じられているため、屋外から眺めるだけなのが少し悔しかったです▼「百聞は一見にしかず」鎌倉らしい文化発信地となり得る素晴らしい場所であると実感しました。(N)


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